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美しさや楽しさを増幅させる身体基盤の解明

美しさや楽しさを増幅させる身体基盤の解明
阐明增强美丽和愉悦的物理基础
批准号:
21J14932
负责人:
三浦 慎司
金额:
$0.96万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2021
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2021-04-28 至 2023-03-31

项目摘要

项目成果

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本研究の目的は,美術品や映像作品鑑賞時における身体運動や身体姿勢の役割を明らかにすることである.そのために,美術品や映像作品を鑑賞するときに,通常とは異なる身体運動や姿勢をとることで,作品に抱く様々な印象評価が高まるのかどうかの心理学実験を行った.2022年度は,VR空間および実空間で天井と壁に配置された天井画と壁画を鑑賞させる実験を行った.三浦・川合 (2019) の学会報告ではVR空間で実験を行っており,本年度はサンプルサイズをさらに追加して実験・分析をした.しかし,以前の報告と同様の結果が得られず,ヘッドマウントディスプレイを装着することによる身体的な疲労感が問題点として挙げられた.そこで,実空間の室内の天井と壁に配置された絵画を鑑賞できる環境を新たに構築して,先行研究と同様のデザインで実験を行った.実験の結果,壁画は前を向いたほうが上を向いたときよりも美しさの評価が高まるが,天井画では姿勢によって評価の差は生じなかった.このことから,作品がもつ身体情報 (前を向く/上を向く) と一致しない身体姿勢をとると,認知的負荷が高まり評価が下がったと考えられた.さらに,三浦・川合 (2020) の学会報告にサンプルサイズを追加した実験では,「サイリウムを振る」身体運動が映像作品の登場人物の強さの評価を高めることが示された.先行研究の収集・比較により,特定の人物に向けて腕を振る行為には,登場人物に近づこうとする衝動 (=接近動機づけ) を高めるはたらきがある可能性があることが示唆され,そのことが強さの評価を高めたと考えられた.このように,本年度では,先行研究の課題の改善やこれまで得られた知見の現象の分析に注力することで,身体運動や身体状態が作品評価に影響を及ぼす知見の客観性・信頼性を高めたと考えられる.
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