二枚貝殻中の還元指標元素分析による沿岸域貧酸素水塊挙動の解明
二枚貝殻中の還元指標元素分析による沿岸域貧酸素水塊挙動の解明
批准号:
22KJ0711
负责人:
杉原 奈央子
金额:
$3.08万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2023
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2023-03-08 至 2024-03-31
中文摘要
これまで貧酸素をモニタリングする手法としては船舶による観測や観測ブイに よる連続モニタリングが行われてきた.しかし,前者は観測 に労力がかかるため,頻度に制約があり,後者は装置が高価なため,設置可能な場所が限られていた.貧酸素水塊の挙動を把握し,沿岸生態系の変化を明らかにするためには,貧酸素とそれに関わる物資循環の 変化を広範囲かつ連続的に把握する手法を確立する必要がある.二枚貝の貝殻を利用した遡及的な環境モ ニタリング(Mussel Shell Watch)はこの問題を解決することが期待できる.本研究では二枚貝殻の化学組成分析と成長線解析 (Mussel Shell Watch) により,貧酸素状態を過去に遡って復元することを目的とした。2022年度は貧酸素の影響を強く受ける東京湾奥部において、年間を通じた溶存酸素濃度のモニタリングと貧酸素の影響を受ける6月、9月、10月と貧酸素の影響が少ない2月に採水および二枚貝試料(ホンビノスガイ・サルボウ)の採取を行った。採取後の海水はDICと酸素安定同位体比およびマンガン分析に供した。二枚貝は一部を現場で解剖して貧酸素に関わる遺伝子発現を調べるためにRNA固定し実験室に持ち帰った。一部はそのまま実験室に持ち帰り、軟体部を除去して貝殻を成長方向に沿って切断したのち、LA-ICP-MSによる分析と貝殻炭酸カルシウムの酸素・炭素安定同位体比を分析した。東京湾のホンビノスガイについて,酸素同位体組成のプロファイルから冬期など環境状態が成長に適さない期間は成長を停止している可能性が示唆された.成長線の観察結果からも,貝殻に頻繁に成長停止線が観察されることから,時間軸の決定には酸素同位体比と組み合わせて判断することが重要だと示された.また貝殻中のマンガン濃度が高い場所があることが明らかとなった。
英文摘要
これまで貧酸素をモニタリングする手法としては船舶による観測や観測ブイに よる連続モニタリングが行われてきた.しかし,前者は観測 に労力がかかるため,頻度に制約があり,後者は装置が高価なため,設置可能な場所が限られていた.貧酸素水塊の挙動を把握し,沿岸生態系の変化を明らかにするためには,貧酸素とそれに関わる物資循環の 変化を広範囲かつ連続的に把握する手法を確立する必要がある.二枚貝の貝殻を利用した遡及的な環境モ ニタリング(Mussel Shell Watch)はこの問題を解決することが期待できる.本研究では二枚貝殻の化学組成分析と成長線解析 (Mussel Shell Watch) により,貧酸素状態を過去に遡って復元することを目的とした。2022年度は貧酸素の影響を強く受ける東京湾奥部において、年間を通じた溶存酸素濃度のモニタリングと貧酸素の影響を受ける6月、9月、10月と貧酸素の影響が少ない2月に採水および二枚貝試料(ホンビノスガイ・サルボウ)の採取を行った。採取後の海水はDICと酸素安定同位体比およびマンガン分析に供した。二枚貝は一部を現場で解剖して貧酸素に関わる遺伝子発現を調べるためにRNA固定し実験室に持ち帰った。一部はそのまま実験室に持ち帰り、軟体部を除去して貝殻を成長方向に沿って切断したのち、LA-ICP-MSによる分析と貝殻炭酸カルシウムの酸素・炭素安定同位体比を分析した。東京湾のホンビノスガイについて,酸素同位体組成のプロファイルから冬期など環境状態が成長に適さない期間は成長を停止している可能性が示唆された.成長線の観察結果からも,貝殻に頻繁に成長停止線が観察されることから,時間軸の決定には酸素同位体比と組み合わせて判断することが重要だと示された.また貝殻中のマンガン濃度が高い場所があることが明らかとなった。
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二枚貝殻を用いた水温・溶存酸素濃度の モニタリング手法の検討:英虞湾での垂下実験を例に
双壳类贝壳监测水温和溶解氧浓度方法的思考——以英虞湾下垂实验为例
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[西田 梢, 田中健太郎, 佐藤圭, 樋口恵太, 漢那直也, 杉原奈央子, 白井厚太朗, 岩橋徳典, 永井清仁, 弓場茉裕, 石川彰人]
通讯作者:
石川彰人
Latitudinal cline in the foraging dichotomy of loggerhead sea turtles reveals the importance of East China Sea for priority conservation
红海龟觅食二分法的纬度变化揭示了东海优先保护的重要性
DOI:
10.1111/ddi.13531
发表时间:
2022
期刊:
Diversity and Distributions
影响因子:
4.6
作者:
[Okuyama Junichi, Watabe Akemi, Takuma Shunichi, Tanaka Kentaro, Shirai Kotaro, Murakami‐Sugihara Naoko, Arita Mamiko, Fujita Kento, Nishizawa Hideaki, Narazaki Tomoko, Yamashita Yoshiya, Kameda Kazunari]
通讯作者:
Kameda Kazunari
Ammonoid extinction versus nautiloid survival: Is metabolism responsible?
菊石灭绝与鹦鹉螺生存:新陈代谢是原因吗?
DOI:
10.1130/g51116.1
发表时间:
2023
期刊:
Geology
影响因子:
5.8
作者:
[Tajika, Amane, Landman, Neil H., Cochran, J. Kirk, Nishida, Kozue, Shirai, Kotaro, Ishimura, Toyoho, Murakami-Sugihara, Naoko, Sato, Kei]
通讯作者:
Sato, Kei
Spatiotemporal change of cesium-137 in the Pacific coast of Tohoku, Japan: The mussel watch approach
日本东北太平洋沿岸铯 137 的时空变化:贻贝观测方法
DOI:
10.1016/j.marpolbul.2021.112413
发表时间:
2021
期刊:
Marine Pollution Bulletin
影响因子:
5.8
作者:
[Murakami-Sugihara Naoko, Shirai Kotaro, Tazoe Hirofumi, Mizukawa Kaoruko, Takada Hideshige, Yamagata Takeyasu, Otosaka Shigeyoshi, Ogawa Hiroshi]
通讯作者:
Ogawa Hiroshi
Distributions of radiocesium in freshwater bivalve shells
放射性铯在淡水双壳贝壳中的分布
DOI:
--
发表时间:
2023
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Naoko MURAKAMI-SUGIHARA, Hirofumi Tazoe, Kotaro Shirai]
通讯作者:
Kotaro Shirai
共 7 条
二枚貝殻の元素分析で復元する沿岸域リン負荷の時空間的変化
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批准号:22K12401
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.66万
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财政年份:2022
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负责人:杉原 奈央子
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依托单位:
海外基金