内皮細胞の流れ刺激受容の分子機構におけるPECAM-1のチロシンリン酸化の研究
内皮細胞の流れ刺激受容の分子機構におけるPECAM-1のチロシンリン酸化の研究
批准号:
08680782
负责人:
増田 道隆
金额:
$1.47万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
1996
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1996 至 --
中文摘要
我々は細胞接着分子PECAM-1が、流れや浸透圧刺激などの機械刺激により急速にチロシンリン酸化されることを明らかにした。本研究では、PECAM-1のチロシンリン酸化の細胞内情報伝達に果たす役割の解明をめざして、チロシンリン酸化されたPECAM-1に特異的に結合するタンパク分子を探索した。GST融合タンパク質として発現させたPECAM-1の細胞質ドメインを用いて、PECAM-1がどのようなタンパク質と相互作用するのかをFar Western blottingで検討した。その結果、分子量65kDaのバンドにチロシンリン酸化特異的な結合がみられた。このタンパク質を内皮細胞の大規模培養より精製し、部分アミノ酸配列からタンパク質チロシン脱リン酸化酵素の一種SHP2(SH-PTP2,PTP1D,PTP2C,Syp)であることを明らかにした。共免疫沈実験により、実際に内皮細胞内でこの結合が起こっており、PECAM-1が内皮細胞におけるSHP2の主要な結合分子であることが示された。この結合は機械刺激依存的に増加し、またSHP2の2つのSH2ドメインを持つGST融合タンパク質とPECAM-1の結合も刺激依存的に増大することから、PECAM-1/SHP2結合はPECAM-1のチロシンリン酸化を介するものであった。本研究はSHP2が機械刺激の情報伝達に関与していることを初めて示したものである。細胞内情報伝達において、SHP2はレセプター型チロシンキナーゼのすぐ下流でRasの活性化に働いている。内皮細胞では、流れなどの機械刺激によるMAPキナーゼの活性化が最近報告されている。MAPキナーゼ活性化は、遺伝子発現の変化など、"遅い"流れ応答で主要な役割を果たしているものとされ、少なくともその一部はPECAM-1/SHP2/Rasを介しているものと考えられる。本研究により、内皮細胞の機械刺激応答におけるPECAM-1チロシンリン酸化は細胞内情報伝達において重要な意義を持つことが示唆された。
英文摘要
我々は細胞接着分子PECAM-1が、流れや浸透圧刺激などの機械刺激により急速にチロシンリン酸化されることを明らかにした。本研究では、PECAM-1のチロシンリン酸化の細胞内情報伝達に果たす役割の解明をめざして、チロシンリン酸化されたPECAM-1に特異的に結合するタンパク分子を探索した。GST融合タンパク質として発現させたPECAM-1の細胞質ドメインを用いて、PECAM-1がどのようなタンパク質と相互作用するのかをFar Western blottingで検討した。その結果、分子量65kDaのバンドにチロシンリン酸化特異的な結合がみられた。このタンパク質を内皮細胞の大規模培養より精製し、部分アミノ酸配列からタンパク質チロシン脱リン酸化酵素の一種SHP2(SH-PTP2,PTP1D,PTP2C,Syp)であることを明らかにした。共免疫沈実験により、実際に内皮細胞内でこの結合が起こっており、PECAM-1が内皮細胞におけるSHP2の主要な結合分子であることが示された。この結合は機械刺激依存的に増加し、またSHP2の2つのSH2ドメインを持つGST融合タンパク質とPECAM-1の結合も刺激依存的に増大することから、PECAM-1/SHP2結合はPECAM-1のチロシンリン酸化を介するものであった。本研究はSHP2が機械刺激の情報伝達に関与していることを初めて示したものである。細胞内情報伝達において、SHP2はレセプター型チロシンキナーゼのすぐ下流でRasの活性化に働いている。内皮細胞では、流れなどの機械刺激によるMAPキナーゼの活性化が最近報告されている。MAPキナーゼ活性化は、遺伝子発現の変化など、"遅い"流れ応答で主要な役割を果たしているものとされ、少なくともその一部はPECAM-1/SHP2/Rasを介しているものと考えられる。本研究により、内皮細胞の機械刺激応答におけるPECAM-1チロシンリン酸化は細胞内情報伝達において重要な意義を持つことが示唆された。
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
Osawa,M.: "Tyrosine phosphorylation of platelet endothelial cell adhesion molecule-1 (PECAM-1,CD31) in mechanically stimulated vascular endothelial cells." Eur.J.Cell Biol.72・3. 229-237 (1997)
Osawa, M.:“机械刺激的血管内皮细胞中血小板内皮细胞粘附分子 1 (PECAM-1,CD31) 的酪氨酸磷酸化。”Eur.J.Cell Biol.72·3 (1997)。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
増田道隆: "培養細胞に流れ刺激を与える装置の原理と実際" 組織培養. 22・10. 408-412 (1996)
Michitaka Masuda:“向培养细胞提供流动刺激的装置的原理和实践”组织培养22・10(1996)。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
Katoh,K.: "Mutually exclusive distribution of the focal adhesion associated proteins and the erythrocyte membrane skeleton proteins in the human fibroblast plasma membrane undercoat." Cell Struct.Func.21・1. 27-39 (1996)
Katoh, K.:“人成纤维细胞膜质底涂层中粘着斑相关蛋白和红细胞膜骨架蛋白的相互排斥分布。Cell Struct.Func.21·1(1996)”
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
海外基金