強磁性半導体GaMnAsにおけるバンド構造と強磁性
強磁性半導体GaMnAsにおけるバンド構造と強磁性
批准号:
13J08851
负责人:
宗田 伊理也
金额:
$1.62万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2013
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2013-04-01 至 2015-03-31
中文摘要
電子は電荷の自由度を持つと同時にスピン自由度を持ち、これらは結合している。したがって、電荷の自由度を操作し電子構造を制御するバンドエンジニアリングは、スピンに由来する磁性をも制御可能であることが期待される。本研究では、強磁性半導体GaMnAsを電極にしたトンネル接合素子において、量子サイズ効果によって価電子帯の正孔の波動関数を変調しながら、トンネル輸送特性の磁化方向依存性を測定した。トンネル接合は、分子線エピタキシー法を用いて作製した。GaMnAsの膜厚に傾斜をつけることで、同一のウェーハー上に井戸幅の異なるトンネル接合素子の列を作製し、量子サイズ効果が素子ごとに異なるようにした。外部から磁場を印加し、印加する方向を変えることで磁化方向を制御した。トンネルコンダクタンスの磁化方向依存性を測定した結果、その対称性が井戸幅によって異なることが分かった。井戸幅が広く、量子サイズ効果が生じない場合におけるトンネルコンダクタンスの磁化方向依存性は、二回対称であった。井戸幅が狭く、量子サイズ効果が生じる場合は、四回対称であった。これらの結果が示していることは、量子サイズ効果を利用してバンド構造および波動関数という電子の電荷の性質をエンジニアリングすることで、トンネルコンダクタンスの磁化方向依存性という磁気的な性質を変化させることが出来るということである。磁性材料の組成を変える従来の方法とは異なり、組成を変えずに電子構造を変えることによって磁性を設計するという新しい方法の確立が期待される。この方法は、次世代機能性スピンデバイスの実現に繋がる。
英文摘要
電子は電荷の自由度を持つと同時にスピン自由度を持ち、これらは結合している。したがって、電荷の自由度を操作し電子構造を制御するバンドエンジニアリングは、スピンに由来する磁性をも制御可能であることが期待される。本研究では、強磁性半導体GaMnAsを電極にしたトンネル接合素子において、量子サイズ効果によって価電子帯の正孔の波動関数を変調しながら、トンネル輸送特性の磁化方向依存性を測定した。トンネル接合は、分子線エピタキシー法を用いて作製した。GaMnAsの膜厚に傾斜をつけることで、同一のウェーハー上に井戸幅の異なるトンネル接合素子の列を作製し、量子サイズ効果が素子ごとに異なるようにした。外部から磁場を印加し、印加する方向を変えることで磁化方向を制御した。トンネルコンダクタンスの磁化方向依存性を測定した結果、その対称性が井戸幅によって異なることが分かった。井戸幅が広く、量子サイズ効果が生じない場合におけるトンネルコンダクタンスの磁化方向依存性は、二回対称であった。井戸幅が狭く、量子サイズ効果が生じる場合は、四回対称であった。これらの結果が示していることは、量子サイズ効果を利用してバンド構造および波動関数という電子の電荷の性質をエンジニアリングすることで、トンネルコンダクタンスの磁化方向依存性という磁気的な性質を変化させることが出来るということである。磁性材料の組成を変える従来の方法とは異なり、組成を変えずに電子構造を変えることによって磁性を設計するという新しい方法の確立が期待される。この方法は、次世代機能性スピンデバイスの実現に繋がる。
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
登录
查看更多内容
Valence band and impurity band in GaMnAs investigated by resonant tunneling spectroscopy and tunneling anisotropic magnetoresistance spectroscopy
利用共振隧道光谱和隧道各向异性磁阻光谱研究 GaMnAs 中的价带和杂质带
DOI:
--
发表时间:
2014
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Iriya Muneta, Toshiki Kanaki, Shinobu Ohya, and Masaaki Tanaka]
通讯作者:
and Masaaki Tanaka
Sudden restoration of valence-band ordering associated with ferromagnetic phase transition in GaMnAs
GaMnAs 中与铁磁相变相关的价带排序的突然恢复
DOI:
--
发表时间:
2014
期刊:
影响因子:
--
作者:
[I. Muneta, H. Terada, S. Ohya, and M. Tanaka]
通讯作者:
and M. Tanaka
Different symmetry of the magnetization-direction dependence between the impurity band and valence band in GaMnAs
GaMnAs 中杂质带和价带之间磁化方向依赖性的不同对称性
DOI:
--
发表时间:
2015
期刊:
影响因子:
--
作者:
[I. Muneta, T. Kanaki, S. Ohya, and M. Tanaka]
通讯作者:
and M. Tanaka
Identification of impurity band and valence band in GaMnAs by tunneling anisotropic magnetoresistance spectroscopy
隧道各向异性磁阻光谱识别GaMnAs中的杂质带和价带
DOI:
--
发表时间:
2014
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Iriya Muneta, Toshiki Kanaki, Shinobu Ohya, and Masaaki Tanaka]
通讯作者:
and Masaaki Tanaka
Energy dependence of tunneling anisotropic magnetoresistance in GaMnAs: Mn content dependence
GaMnAs 中隧道各向异性磁阻的能量依赖性:Mn 含量依赖性
DOI:
--
发表时间:
2013
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Iriya Muneta, Toshiki Kanaki, Shinobu Ohya, and Masaaki Tanaka]
通讯作者:
and Masaaki Tanaka
共 9 条
二次元層状半導体MoS2の4d軌道エッジ強磁性の電気的制御
-
批准号:24K07557
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
-
资助金额:$3.0万
-
财政年份:2024
-
负责人:宗田 伊理也
-
依托单位:
Ferromagnetism in polycrystalline two-dimensional transition-metal chalcogenides and applications
-
批准号:21K14193
-
项目类别:Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
-
资助金额:$3.0万
-
财政年份:2021
-
负责人:宗田 伊理也
-
依托单位:
海外基金