南琉球八重山黒島方言の総合的記述研究
南琉球八重山黒島方言の総合的記述研究
批准号:
13J01048
负责人:
原田 走一郎
金额:
$1.54万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2013
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2013-04-01 至 2015-03-31
中文摘要
本研究の目的は南琉球八重山黒島方言の文法を記述することである。本年度もその目的に対し、着実に成果を上げることができた。特に、品詞間の派生などについても詳細に調査できた。以下、論文化した個別のトピックについて述べる。1. jassuという接尾辞の形式的特徴と意味的特徴について研究を行った。jassuは主文末に生起しうる接尾辞であるが、時制の接尾辞と共起することはない。主文末にたちうる接尾辞で、命令や勧誘など相手に向かって働きかける性質のものではないもので、時制の接尾辞と共起しないものは、このjassu以外ない。この点において、jassuは極めて特徴的な接尾辞と言える。さらに、意味的にも特徴的であり、話者が直前に直接経験した変化をjassuはあらわす。つまり、時間的関係だけではなく、どのようなソースからその情報を得たのか、ということをもこのjassuはあらわしているのである。2. 従来の琉球諸方言の研究は、本土の日本語の研究の枠組みをそのまま援用してきた。そのため、先行研究では「連体形」や「終止形」など国語学の用語を使用していることがほとんどである。しかし、そのような分類が黒島方言にとっては不適切であることを示した。従来「連体形」と言われてきた形式でも文を終えることができたりするのである。また、過去形の場合だけあらわれる連体修飾構造専用の形式があることも指摘した。この形式に関しては、「連体」専用の形式であるためむしろ「連体形」と称されるべきなのであるが、今まで言及されたことがなかった。このようなことから、日本語の枠組みをそのまま黒島方言を含む琉球諸方言の研究にあてはめることは、不適切であるばかりか、重要な形式を見逃す原因になり、危険である、ということがわかった。
英文摘要
本研究の目的は南琉球八重山黒島方言の文法を記述することである。本年度もその目的に対し、着実に成果を上げることができた。特に、品詞間の派生などについても詳細に調査できた。以下、論文化した個別のトピックについて述べる。1. jassuという接尾辞の形式的特徴と意味的特徴について研究を行った。jassuは主文末に生起しうる接尾辞であるが、時制の接尾辞と共起することはない。主文末にたちうる接尾辞で、命令や勧誘など相手に向かって働きかける性質のものではないもので、時制の接尾辞と共起しないものは、このjassu以外ない。この点において、jassuは極めて特徴的な接尾辞と言える。さらに、意味的にも特徴的であり、話者が直前に直接経験した変化をjassuはあらわす。つまり、時間的関係だけではなく、どのようなソースからその情報を得たのか、ということをもこのjassuはあらわしているのである。2. 従来の琉球諸方言の研究は、本土の日本語の研究の枠組みをそのまま援用してきた。そのため、先行研究では「連体形」や「終止形」など国語学の用語を使用していることがほとんどである。しかし、そのような分類が黒島方言にとっては不適切であることを示した。従来「連体形」と言われてきた形式でも文を終えることができたりするのである。また、過去形の場合だけあらわれる連体修飾構造専用の形式があることも指摘した。この形式に関しては、「連体」専用の形式であるためむしろ「連体形」と称されるべきなのであるが、今まで言及されたことがなかった。このようなことから、日本語の枠組みをそのまま黒島方言を含む琉球諸方言の研究にあてはめることは、不適切であるばかりか、重要な形式を見逃す原因になり、危険である、ということがわかった。
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南琉球八重山黒島方言における形容詞のサブグループ-接辞kuが続く形式に注目して-
琉球南部八重山黑岛方言中的形容词子群 - 重点关注后接词缀 ku 的形式 -
DOI:
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发表时间:
2014
期刊:
阪大日本語研究
影响因子:
--
作者:
[Ishikawa NF, Uchida M, Shibata Y, Tayasu I, 原田走一郎]
通讯作者:
原田走一郎
南琉球八重山黒島方言の動詞における“連体形”と“終止形”
琉球南部八重山黑岛方言动词的“定语形式”和“词尾形式”
DOI:
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发表时间:
2014
期刊:
思言 東京外国語大学記述言語学論集
影响因子:
--
作者:
[木村耕治, 萩谷透, 松田和博, 平岡望, 宮武至, 石黒陽太郎, 梶原行夫, 乾雅祝, 八尾誠, 原田走一郎]
通讯作者:
原田走一郎
南琉球八重山黒島方言における形態音韻的双方向母音同化について
琉球南部八重山黑岛方言形态音系双向元音同化研究
DOI:
--
发表时间:
2013
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Keisuke AOSHIMA, Erina INOUE, Yuki OKADA, 高木健太郎, 原田走一郎]
通讯作者:
原田走一郎
南琉球八重山黒島方言におけるテンス・アスペクト・エビデンシャリティー接辞jassuの記述的研究
琉球南部八重山黑岛方言时态证据词缀jassu的描述性研究
DOI:
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发表时间:
2015
期刊:
阪大日本語研究
影响因子:
--
作者:
[T. Tokunaga, R. Kuziak, K. Matsuura, 原田走一郎]
通讯作者:
原田走一郎
黒島方言の文法スケッチーアクセント・動詞・形容詞の小考察ー
黑岛方言语法速写 - 重音、动词、形容词小研究 -
DOI:
--
发表时间:
2015
期刊:
消滅危機言語としての琉球諸語・八丈語の文法記述に関する基礎研究 琉球諸語記述文法1
影响因子:
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作者:
[Y. Kawano, T. Ohtsuka, 荻野千砂子・原田走一郎]
通讯作者:
荻野千砂子・原田走一郎
共 6 条
地理的な変異から助詞「が」の発達をとらえるための基礎的研究
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批准号:24K03928
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$3.0万
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财政年份:2024
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负责人:原田 走一郎
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依托单位:
消滅の危機に瀕した八重山諸方言の談話資料データベース構築とそれに基づく研究
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批准号:20K13051
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项目类别:Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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资助金额:$2.58万
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财政年份:2020
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负责人:原田 走一郎
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依托单位:
八重山のことわざデータベース作成とそれを用いた方言教育
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批准号:16H00010
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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资助金额:$0.24万
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财政年份:2016
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负责人:原田 走一郎
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依托单位: