冷却イオンのフォノンを用いた量子シミュレータの研究
冷却イオンのフォノンを用いた量子シミュレータの研究
批准号:
21J10054
负责人:
大平 龍太郎
金额:
$0.96万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2021
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2021-04-28 至 2022-03-31
关键词:
中文摘要
冷却イオン鎖中のフォノンを用いた量子シミュレーションに必要な要素技術である、(1) 内部状態とフォノン状態の同時測定と (2) ユニタリー発展の時間反転を使ったフォノンの制御方法の開発に取り組んだ。冷却イオン鎖中のフォノンは、その量子状態の制御性の高さからボソン系の量子シミュレーションを実現する物理系として期待されている。その応用例の一つとして、Jaynes-Cummings-Hubbard(JCH)模型がある。JCH模型は、冷却イオンの内部状態とフォノン状態の二つの自由度で記述される。そのため、JCH模型における、量子ダイナミクスを観測するためには、内部状態とフォノン状態で記述される基底での射影測定が必要となる。これまでの研究において、フォノンの個数状態を分解して観測することが実現されている一方で、JCH模型の量子シミュレーションに必要な内部状態まで含めて観測する手法は確立していなかった。そこで本研究では、冷却イオンのフォノンの個数状態を分解して判別する手法に、イオンの内部状態に対して条件付ける手法を組み合わせることで、内部状態とフォノン状態を同時に測ることができる射影測定法を提案した。さらに、実証実験を行いその手法の有用性を確かめた。また、得られた結果を投稿論文としてまとめ国際誌に投稿し、現在査読中である。また、フォノンをベースとした量子シミュレーションを実現する上で、フォノンのダイナミクスをコヒーレントに制御することが重要となる。フォノンの量子ダイナミクスは、各フォノンのモード間相互作用で決定される。つまり、フォノンのダイナミクスを制御するには、いかにしてこのモード間の相互作用を制御するかが問題となる。本研究では、フォノンのダイナミクスの制御のためにユニタリー発展の時間反転を使った手法を提案した。そして実証実験を行い、フォノンのダイナミクスが制御できることを実証した。
英文摘要
冷却イオン鎖中のフォノンを用いた量子シミュレーションに必要な要素技術である、(1) 内部状態とフォノン状態の同時測定と (2) ユニタリー発展の時間反転を使ったフォノンの制御方法の開発に取り組んだ。冷却イオン鎖中のフォノンは、その量子状態の制御性の高さからボソン系の量子シミュレーションを実現する物理系として期待されている。その応用例の一つとして、Jaynes-Cummings-Hubbard(JCH)模型がある。JCH模型は、冷却イオンの内部状態とフォノン状態の二つの自由度で記述される。そのため、JCH模型における、量子ダイナミクスを観測するためには、内部状態とフォノン状態で記述される基底での射影測定が必要となる。これまでの研究において、フォノンの個数状態を分解して観測することが実現されている一方で、JCH模型の量子シミュレーションに必要な内部状態まで含めて観測する手法は確立していなかった。そこで本研究では、冷却イオンのフォノンの個数状態を分解して判別する手法に、イオンの内部状態に対して条件付ける手法を組み合わせることで、内部状態とフォノン状態を同時に測ることができる射影測定法を提案した。さらに、実証実験を行いその手法の有用性を確かめた。また、得られた結果を投稿論文としてまとめ国際誌に投稿し、現在査読中である。また、フォノンをベースとした量子シミュレーションを実現する上で、フォノンのダイナミクスをコヒーレントに制御することが重要となる。フォノンの量子ダイナミクスは、各フォノンのモード間相互作用で決定される。つまり、フォノンのダイナミクスを制御するには、いかにしてこのモード間の相互作用を制御するかが問題となる。本研究では、フォノンのダイナミクスの制御のためにユニタリー発展の時間反転を使った手法を提案した。そして実証実験を行い、フォノンのダイナミクスが制御できることを実証した。
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会议论文
Evaluating states in trapped ions with local correlation between internal and motional degrees of freedom
利用内部自由度和运动自由度之间的局部相关性评估捕获离子的状态
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Silpa Muralidharan, Ryutaro Ohira, Shota Kume, Kenji Toyoda]
通讯作者:
Kenji Toyoda
Quantum Simulation with Phonons in Trapped Ions
俘获离子中声子的量子模拟
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[明石 優志, 下吉 真実, モクタール アシカン, 猪股 雄介, 深港 豪, 木田 徹也, Ryutaro Ohira]
通讯作者:
Ryutaro Ohira
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