LPA受容体シグナルを介するがん細胞の抗がん剤・放射線感受性調節機構の解明
LPA受容体シグナルを介するがん細胞の抗がん剤・放射線感受性調節機構の解明
批准号:
21K07109
负责人:
辻内 俊文
金额:
$2.58万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2021
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2021-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
脂質メディエーターであるリゾフォスファチジン酸(LPA:lysophosphatidic acid)は、Gタンパク共役型LPA受容体(LPA1~LPA6)に結合することで多様な細胞応答を誘発する。近年、がんの発生・進展にLPA受容体シグナル異常が検出されるとともに、LPA受容体シグナルの活性化が、がん細胞の増殖・運動・浸潤・転移および造腫瘍性などのがん細胞の増悪化制御に深く関わることが明らかになりつつある。さらに、がん細胞の抗がん剤抵抗性獲得にもLPA受容体シグナルが重要な役割を担うことが示唆されている。今年度は、がん細胞の抗がん剤・放射線感受性の制御における各LPA受容体の役割を検索することを目的として研究を行った。①抗がん剤処理によるがん細胞の細胞生存率に対するLPA受容体の機能解析:骨肉腫(MG-63)細胞のシスプラチン(CDDP)に対する細胞生存率は、GRI-977143(LPA2アゴニスト)処理にて上昇、(2S)-OMPT (LPA3アゴニスト)処理により低下した。また、CDDPに対する細胞生存率は、LPA4ならびにLPA6ノックダウン細胞において有意に上昇することがわかった。②がん細胞の放射線抵抗性におけるLPA2の増強作用:膵がん細胞に放射線を照射するとLPA2発現レベルの上昇が見られることから、LPA2ノックダウン細胞を作成し放射線照射を行ったところ、コントロール細胞に比してLPA2ノックダウン細胞の細胞生存率は有意に低下した。Western blot法によるcleaved PARP-1タンパクの解析により、LPA2を介するアポトーシス抑制効果が放射線抵抗性増強につながることが示された。一方、放射線によるDNA損傷・修復は、コントロール細胞およびLPA2ノックダウン細胞間で差異は見られなかった。
英文摘要
脂質メディエーターであるリゾフォスファチジン酸(LPA:lysophosphatidic acid)は、Gタンパク共役型LPA受容体(LPA1~LPA6)に結合することで多様な細胞応答を誘発する。近年、がんの発生・進展にLPA受容体シグナル異常が検出されるとともに、LPA受容体シグナルの活性化が、がん細胞の増殖・運動・浸潤・転移および造腫瘍性などのがん細胞の増悪化制御に深く関わることが明らかになりつつある。さらに、がん細胞の抗がん剤抵抗性獲得にもLPA受容体シグナルが重要な役割を担うことが示唆されている。今年度は、がん細胞の抗がん剤・放射線感受性の制御における各LPA受容体の役割を検索することを目的として研究を行った。①抗がん剤処理によるがん細胞の細胞生存率に対するLPA受容体の機能解析:骨肉腫(MG-63)細胞のシスプラチン(CDDP)に対する細胞生存率は、GRI-977143(LPA2アゴニスト)処理にて上昇、(2S)-OMPT (LPA3アゴニスト)処理により低下した。また、CDDPに対する細胞生存率は、LPA4ならびにLPA6ノックダウン細胞において有意に上昇することがわかった。②がん細胞の放射線抵抗性におけるLPA2の増強作用:膵がん細胞に放射線を照射するとLPA2発現レベルの上昇が見られることから、LPA2ノックダウン細胞を作成し放射線照射を行ったところ、コントロール細胞に比してLPA2ノックダウン細胞の細胞生存率は有意に低下した。Western blot法によるcleaved PARP-1タンパクの解析により、LPA2を介するアポトーシス抑制効果が放射線抵抗性増強につながることが示された。一方、放射線によるDNA損傷・修復は、コントロール細胞およびLPA2ノックダウン細胞間で差異は見られなかった。
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DOI:
10.1007/s10863-022-09933-8
发表时间:
2022-03-08
期刊:
JOURNAL OF BIOENERGETICS AND BIOMEMBRANES
影响因子:
3
作者:
[Kurisu, Rio, Takamoto, Miyu, Tsujiuchi, Toshifumi]
通讯作者:
Tsujiuchi, Toshifumi
骨肉腫細胞における化学療法抵抗性の増強に対するLPA2を介したリゾフォスファチジン酸(LPA)シグナル伝達の効果
LPA2 介导的溶血磷脂酸 (LPA) 信号对增强骨肉瘤细胞化疗耐药性的影响
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[池田裕子, 上田七海, 栗栖梨緒, 高本美友, 辻内俊文]
通讯作者:
辻内俊文
リゾフォスファチジン酸受容体2を介する過酸化水素処理による骨肉腫細胞の機能解析
过氧化氢通过溶血磷脂酸受体2处理骨肉瘤细胞的功能分析
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[栗栖梨緒, 高本美友, 池田裕子, 辻内俊文]
通讯作者:
辻内俊文
間質細胞による肺がん細胞の細胞機能促進にけるrリゾフォスファチジン酸受容体-12(LPA2)シグナルの役割
r-溶血磷脂酸受体-12 (LPA2) 信号传导在基质细胞促进肺癌细胞功能中的作用
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[上田七海, 高本美友, 栗栖梨緒, 池田裕子, 辻内俊文]
通讯作者:
辻内俊文
過酸化水素処理により誘発される大腸がん細胞の細胞機能調節におけるLPA受容体の役割
LPA受体对过氧化氢诱导的结直肠癌细胞功能的调节作用
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[高本美友, 栗栖梨緒, 池田裕子, 辻内俊文]
通讯作者:
辻内俊文
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