変異SETD2の機能喪失メカニズムの解析と腎癌に対する免疫療法への応用
変異SETD2の機能喪失メカニズムの解析と腎癌に対する免疫療法への応用
批准号:
20K09550
负责人:
稲元 輝生
金额:
$2.41万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2020
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2020-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
免疫チェックポイント阻害薬 immune checkpoint inhibitor (ICI) として、2016年8月に本邦において抗PD-1抗体ニボルマブが2治療以降に保険適用となり、2018年8月にはニボルマブと抗CTLA-4抗体であるイピリムマブの併用療法がIMDC intermediate/poorリスクの腎癌に対する1次治療に承認された。さらに抗PD-1抗体であるペンブロリズマブやアベルマブなどのICIが海外で臨床に使用されている。ICIはTKIと異なり奏功すれば持続的な治療効果を来し、全生存期間(OS)を増加させる。しかし、効果を示す症例は全体の凡そ3割弱にとどまり、大多数の患者がこの治療の成果を享受しないままに終わっている。そのため、治療効果向上を目指したICIとTKIを1次治療で併用する複合免疫療法の検討も行われている現状がある。SETD2は、ヒストンH3の36番目のリジン残基 (H3K36)特異的なトリメチル化に働くリジンメチル基転移酵素であり、転写調節に関与する。またSETD2によるH3K36のトリメチル化は、DNA二本鎖切断が起きた際の相同組み換え修復の初期反応に必要なLEDGFをクロマチンへ動員することで、修復反応の促進に関与するものである。われわれば腎癌の生存とSETD2変異の関連性を大規模データベースを応用して確認するに至った。TCRのV(D)J再構成がエピジェネティックにコントロールされる機構にSETD2が関わることが明らかになった(Nat Commun. 2019; 26: 3353)。ヒストン3(H3K36me3)のリジン36トリメチル化を触媒するSETD2欠損が、CD4-CD8-DN3期の胸腺細胞の重度の発達障害を引き起こし、このSETD2欠損はTCRβH3K36me3を減少させ、TCRβ遺伝子座とDNA二本鎖切断修復へのRAG1結合を損なうことでTCRβV(D)Jの再配列を抑制することが明らかになった(Nat Commun. 2019; 26: 3353)。このことはSETD2が最適なV(D)J組換えと正常なリンパ球の発達に必要であることを示している。
英文摘要
免疫チェックポイント阻害薬 immune checkpoint inhibitor (ICI) として、2016年8月に本邦において抗PD-1抗体ニボルマブが2治療以降に保険適用となり、2018年8月にはニボルマブと抗CTLA-4抗体であるイピリムマブの併用療法がIMDC intermediate/poorリスクの腎癌に対する1次治療に承認された。さらに抗PD-1抗体であるペンブロリズマブやアベルマブなどのICIが海外で臨床に使用されている。ICIはTKIと異なり奏功すれば持続的な治療効果を来し、全生存期間(OS)を増加させる。しかし、効果を示す症例は全体の凡そ3割弱にとどまり、大多数の患者がこの治療の成果を享受しないままに終わっている。そのため、治療効果向上を目指したICIとTKIを1次治療で併用する複合免疫療法の検討も行われている現状がある。SETD2は、ヒストンH3の36番目のリジン残基 (H3K36)特異的なトリメチル化に働くリジンメチル基転移酵素であり、転写調節に関与する。またSETD2によるH3K36のトリメチル化は、DNA二本鎖切断が起きた際の相同組み換え修復の初期反応に必要なLEDGFをクロマチンへ動員することで、修復反応の促進に関与するものである。われわれば腎癌の生存とSETD2変異の関連性を大規模データベースを応用して確認するに至った。TCRのV(D)J再構成がエピジェネティックにコントロールされる機構にSETD2が関わることが明らかになった(Nat Commun. 2019; 26: 3353)。ヒストン3(H3K36me3)のリジン36トリメチル化を触媒するSETD2欠損が、CD4-CD8-DN3期の胸腺細胞の重度の発達障害を引き起こし、このSETD2欠損はTCRβH3K36me3を減少させ、TCRβ遺伝子座とDNA二本鎖切断修復へのRAG1結合を損なうことでTCRβV(D)Jの再配列を抑制することが明らかになった(Nat Commun. 2019; 26: 3353)。このことはSETD2が最適なV(D)J組換えと正常なリンパ球の発達に必要であることを示している。
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Nivo+Ipi併用療法によるDurable responseの価値
Nivo + Ipi 联合疗法持久反应的价值
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[稲元輝生]
通讯作者:
稲元輝生
DOI:
10.3390/cancers14225659
发表时间:
2022-11-17
期刊:
Cancers
影响因子:
5.2
作者:
[]
通讯作者:
淡明型腎細胞癌において免疫チェックポイント阻害剤の要となるBRAFの役割はあるのか?
BRAF(一种关键的免疫检查点抑制剂)在透明肾细胞癌中发挥作用吗?
DOI:
--
发表时间:
2020
期刊:
影响因子:
--
作者:
[稲元 輝生, 小村 和正, 上原 博史, 内本 泰三, 伊夫貴 直和, 能見 勇人, 東 治人]
通讯作者:
東 治人
今後の進行性尿路上皮癌の治療のトレンドと本邦でのIO治療の立ち位置
日本晚期尿路上皮癌治疗的未来趋势和IO治疗的地位
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[稲元 輝生, 東 治人。]
通讯作者:
東 治人。
RCC複合免疫療法の上乗せ相手を考える
考虑 RCC 联合免疫治疗的其他合作伙伴
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[加藤佑樹,重原 一慶, 飯島 将司, 川口 昌平, 野原 隆弘, 泉 浩二, 角野 佳史, 溝上 敦, 江原裕基,辰巳公平,河尾直之,石田昌義,高藤義正,岡田清孝,川口美紅,Nigel Mackman,梶博史, 稲元輝生]
通讯作者:
稲元輝生
副腎皮質癌の免疫逃避において機能欠損型ZNFR3が来す役割の解明
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批准号:24K12520
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.91万
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财政年份:2024
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负责人:稲元 輝生
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依托单位:
海外基金