新規臓器間ネットワーク因子の同定とその作用機序の解明
新規臓器間ネットワーク因子の同定とその作用機序の解明
批准号:
20K11660
负责人:
向井 貴子
金额:
$2.75万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2020
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2020-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
本研究は、分泌型糖タンパク質CREG1が臓器間ネットワークを担う内分泌因子として広く全身性に働いていることを明らかにすることを目的とし、(1) CREG1の発現条件、標的臓器、生理作用の検討、(2) CREG1の取込み機構・作用メカニズムの解明 、(3) CREG1の発現制御機構の解明の3つを柱とした研究を行う。令和4年度は、応用基盤の確立を目的とし、主にこれまで遅れ気味であった(3)の発現制御機構の解明についての研究を実施した。C3H10T1/2細胞を用いて、細胞内シグナルに関係した種々のアゴニストによる刺激、及び培地成分等を検討した結果、低栄養下においてCREG1の発現が有意に上昇した。この結果は、絶食時に肝臓のCREG1が発現上昇するという動物実験の結果に一致している。CREG1はオートファジーに関与していることが示唆されていることから、オートファジー特異的誘導ペプチドTat-Beclin1 D11による刺激を行った。その結果、CREG1の発現は有意に上昇し、オートファジー誘導がCREG1の発現誘導因子の一つであることが明らかとなった。また、効率的なスクリーニング系の確立を目的とし、CREG1プロモーターのレポーター遺伝子を構築し、植物由来成分によるレポーターの活性化を確認した。(2)に関しては、令和3年度にCREG1がプロセシングを受け細胞内へ取込まれること、IGF2受容体が大きな役割を果たしていることが示された。令和4年度は、CREG1の取り込みに関する分子、及びCREG1の細胞輸送経路の解明を目的とし、細胞表面ビオチン化アッセイを実施し、現在解析中である。
英文摘要
本研究は、分泌型糖タンパク質CREG1が臓器間ネットワークを担う内分泌因子として広く全身性に働いていることを明らかにすることを目的とし、(1) CREG1の発現条件、標的臓器、生理作用の検討、(2) CREG1の取込み機構・作用メカニズムの解明 、(3) CREG1の発現制御機構の解明の3つを柱とした研究を行う。令和4年度は、応用基盤の確立を目的とし、主にこれまで遅れ気味であった(3)の発現制御機構の解明についての研究を実施した。C3H10T1/2細胞を用いて、細胞内シグナルに関係した種々のアゴニストによる刺激、及び培地成分等を検討した結果、低栄養下においてCREG1の発現が有意に上昇した。この結果は、絶食時に肝臓のCREG1が発現上昇するという動物実験の結果に一致している。CREG1はオートファジーに関与していることが示唆されていることから、オートファジー特異的誘導ペプチドTat-Beclin1 D11による刺激を行った。その結果、CREG1の発現は有意に上昇し、オートファジー誘導がCREG1の発現誘導因子の一つであることが明らかとなった。また、効率的なスクリーニング系の確立を目的とし、CREG1プロモーターのレポーター遺伝子を構築し、植物由来成分によるレポーターの活性化を確認した。(2)に関しては、令和3年度にCREG1がプロセシングを受け細胞内へ取込まれること、IGF2受容体が大きな役割を果たしていることが示された。令和4年度は、CREG1の取り込みに関する分子、及びCREG1の細胞輸送経路の解明を目的とし、細胞表面ビオチン化アッセイを実施し、現在解析中である。
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