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Sociological Approach toward Students' Self-Esteem: Focusing on the Influences of Social Class, Academic Achievement, and Educational System

学生自尊的社会学方法：关注社会阶层、学业成绩和教育制度的影响

基本信息

批准号：
20K13899
负责人：
森いづみ
金额：
$ 1.58万
依托单位：
The University of Tokyo
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份：
2020
资助国家：
日本
起止时间：
2020-04-01 至 2022-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

本年度は，先行研究の整理から「教育システムにおいて集団内の同質性が高いほど生徒の自己肯定感が低くなりやすい」という仮説を立て，PISA2018データを用いた分析を行い，そのメカニズムの一端の解明を目指した．分析の結果，一定の経済水準以上の国や社会では，学校内の階層的多様性が大きい国ほど，生徒の自己肯定感が高い傾向にあることが示唆された．逆に，日本のように学校内の階層的多様性が小さい国では，生徒の自己肯定感が低い傾向にあることが分かった．より一般化して言えば，教育システムにおいて，集団内の異質性が大きいほど生徒の自己肯定感が高くなりやすく，同質性が大きいほど自己肯定感が低くなりやすい，ということになる．こうした結果は，先行研究で整理した「生徒の自己概念は，学校で身近に接する生徒集団との比較によって相対的に決まりやすい」という点を，国の教育システム単位でもある程度裏づける結果になっている可能性がある．あわせて今回の分析により，国レベルの自己肯定感の水準が，生徒が困難に直面した際に解決策を見つけられるかや，他人の目を気にせずに物事に取り組むかといった行動面への意識とも強く関連していることが明らかになった．そのため，自己肯定感という自己の内面に対する意識や感情は，社会集団の同質性や異質性を媒介して，より対外的かつ社会的な意識や行動とも結びついている可能性が示唆された．むろん，現段階での分析は試行的なものであり，ケース数が少なかったり，因果関係が特定しきれていない点など不十分な点も多い．今後は，同様の方向性でモデルや変数を精緻化することにより，国レベルの関係性の追究はもちろん，個々の社会内での関係についてもさらに探求を行い，異なる文脈でも「集団の多様性が自己肯定感の高さにつながる」という命題が実証されるのかについて検討を続けていきたい．

This year, the first research was conducted on the topic of "Homogeneity in education is high, students 'self-affirmation is low," and PISA2018 was conducted on the topic of application analysis. The results show that the diversity of social strata in schools is higher than that in the country above a certain level, and students 'self-affirmation tends to be higher than that in the country. In contrast, the diversity of classes in Japan is small and the students have a low sense of affirmation. In general, education is the most important aspect of a group. Heterogeneity within the group is high, homogeneity is low, and students feel positive. The result of this study is that the concept of students themselves, the proximity of schools, the comparison of student groups and the corresponding decision, and the possibility of the result of the education system unit in China. The analysis of the current situation shows that the level of self-affirmation is high, and the students are difficult to face, and the solution is to see, and the eyes of others are to see, and the things are to be organized, and the action surface is to be conscious, and the connection is strong. The sense of self-affirmation, the sense of self-awareness, the sense of self-awareness, the sense of self-むろん，现段阶での分析は试行的なものであり，ケース数が少なかったり，因果关系が特定しきれていない点など不十分な点も多い. In the future, the same direction is different from the number of refined, the country is different from the relationship of the relationship is different, the relationship within the society is different from the exploration, the different context is different from the "diversity of the group is positive," the proposition is true.

项目成果

期刊论文数量（3）

专著数量（0）

科研奖励数量（0）

会议论文数量（0）

专利数量（0）

新グローバル時代に挑む日本の教育－多文化社会を考える比較教育学の視座

日本教育迎接新全球化时代的挑战：考虑多元文化社会的比较教育视角

DOI：
发表时间：
2021
期刊：
影响因子：
0
作者：
恒吉僚子;額賀美紗子
通讯作者：
額賀美紗子

国際学力調査から見た日本の生徒の自己肯定感

从国际学术能力调查看日本学生的自尊心

DOI：
发表时间：
2021
期刊：
影响因子：
0
作者：
伊藤奈々;武田朴;笠井亮佑;上條史記;加納敬;島峰徹也;荻野稔;日向奈惠;篠原一彦;田仲浩平;森いづみ
通讯作者：
森いづみ

『新グローバル時代に挑む日本の教育――多文化社会を考える比較教育学の視座』（うち第10章「国際学力調査から見た日本の生徒の自己肯定感」を分担執筆）

《挑战全球化新时代的日本教育：考虑多元文化社会的比较教育视角》（合着第10章《从国际学业成绩调查看日本学生的自尊》）

DOI：
发表时间：
2021
期刊：
影响因子：
0
作者：
KARTIKA;D.;ASADA;S.;NAZEER-IKEDA;R.;Hiroko KINOSHITA;恒吉僚子・額賀美紗子編
通讯作者：
恒吉僚子・額賀美紗子編

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国・私立中学への進学が進学期待と自己効力感に及ぼす影響――傾向スコアを用いた分析

进入国立或私立初中对高等教育期望和自我效能的影响：使用倾向得分进行分析

DOI：
发表时间：
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期刊：
教育社会学研究
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发表时间：
2019
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0
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