愛情ホルモン・オキシトシンによる炎症免疫抑制作用の分子基盤の解明
愛情ホルモン・オキシトシンによる炎症免疫抑制作用の分子基盤の解明
批准号:
21H02695
负责人:
山本 靖彦
金额:
$11.23万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
财政年份:
2021
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2021-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
オキシトシンは、脳視床下部の神経内分泌細胞で合成され、下垂体後葉から循環血液中に放出されるペプチドホルモンである。その抹消作用として、陣痛誘発時の子宮収縮や授乳時の乳汁分泌作用、最近では、中枢神経作用である信頼や愛情の形成に関わることも知られてきた。また、オキシトシンの免疫系への作用として、抗炎症効果や免疫抑制作用が報告されているが、その分子作用メカニズムに関しては全く不明であった。本研究では、そのようなオキシトシンの免疫制御作用について、オキシトシン受容体依存的な観点から研究を行うとともに、オキシトシン受容体非依存的な効果についても調べ、その分子機構の全貌を明らかにすることを目的とする。本研究において、まず全身性エリテマトーデス(SLE)マウスモデル(MRL/lprマウス)を使って、オキシトシン持続投与を行うと、SLEの病態は抑制され、その有効性が示された。免疫細胞におけるオキシトシン受容体の発現は、一部のB細胞サブセットで確認できた。MRL/lprマウスの遺伝背景に、オキシトシン受容体欠損を導入したマウスを作製し観察すると、骨髄におけるB細胞分化が障害され、末梢血中のB細胞画分の低下が認められた。そして、SLEの病態は軽快しており、予想に反した表現系を示した。また、オキシトシンと結合するタンパク質の解析では、補体C4が同定でき、両者の直接の結合も確認できた。現在は、補体C4を介する炎症や自己免疫作用に関する機序の解明や、C4ノックアウトマウスの作製とその表現型の解析を進めているところである。マウスには、補体C4を作り出す遺伝子が2つ(SlpとC4)あり、Slp単独欠損、もう片方のC4単独欠損、そしてSlp/C4両欠損マウスの作製を行い解析を行っている。
英文摘要
オキシトシンは、脳視床下部の神経内分泌細胞で合成され、下垂体後葉から循環血液中に放出されるペプチドホルモンである。その抹消作用として、陣痛誘発時の子宮収縮や授乳時の乳汁分泌作用、最近では、中枢神経作用である信頼や愛情の形成に関わることも知られてきた。また、オキシトシンの免疫系への作用として、抗炎症効果や免疫抑制作用が報告されているが、その分子作用メカニズムに関しては全く不明であった。本研究では、そのようなオキシトシンの免疫制御作用について、オキシトシン受容体依存的な観点から研究を行うとともに、オキシトシン受容体非依存的な効果についても調べ、その分子機構の全貌を明らかにすることを目的とする。本研究において、まず全身性エリテマトーデス(SLE)マウスモデル(MRL/lprマウス)を使って、オキシトシン持続投与を行うと、SLEの病態は抑制され、その有効性が示された。免疫細胞におけるオキシトシン受容体の発現は、一部のB細胞サブセットで確認できた。MRL/lprマウスの遺伝背景に、オキシトシン受容体欠損を導入したマウスを作製し観察すると、骨髄におけるB細胞分化が障害され、末梢血中のB細胞画分の低下が認められた。そして、SLEの病態は軽快しており、予想に反した表現系を示した。また、オキシトシンと結合するタンパク質の解析では、補体C4が同定でき、両者の直接の結合も確認できた。現在は、補体C4を介する炎症や自己免疫作用に関する機序の解明や、C4ノックアウトマウスの作製とその表現型の解析を進めているところである。マウスには、補体C4を作り出す遺伝子が2つ(SlpとC4)あり、Slp単独欠損、もう片方のC4単独欠損、そしてSlp/C4両欠損マウスの作製を行い解析を行っている。
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Use of Cocultures to Measure the Blood-Brain Barrier Permeability of Oxytocin.
使用共培养物测量催产素的血脑屏障渗透性。
DOI:
10.1007/978-1-0716-1759-5_15
发表时间:
2022
期刊:
Methods Mol Biol.
影响因子:
--
作者:
[Yamamoto Y, Harashima A, Munesue SI, Higashida H.]
通讯作者:
Higashida H.
Glycation reaction and the receptor for advanced glycation end-products (RAGE): foe or friend for life?
糖化反应和晚期糖化终产物受体 (RAGE):一生是敌还是友?
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Morita Masashi, Toida Ai, Horiuchi Yuki, Watanabe Shiro, Sasahara Masakiyo, Kawaguchi Kosuke, So Takanori, Imanaka Tsuneo, Yoshiro Osaki and Yasumasa Ishida, Yasuhiko Yamamoto]
通讯作者:
Yasuhiko Yamamoto
Understanding glycation and RAGE in diabetes and beyond
了解糖尿病及其他疾病中的糖化和 RAGE
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Nezu Naoya, Usui Yoshihiko, Saito Akira, Shimizu Hiroyuki, Asakage Masaki, Yamakawa Naoyuki, Tsubota Kinya, Wakabayashi Yoshihiro, Narimatsu Akitomo, Umazume Kazuhiko, Maruyama Katsuhiko, Sugimoto Masahiro, Kuroda Masahiko, Goto Hiroshi, Yasuhiko Yamamoto]
通讯作者:
Yasuhiko Yamamoto
Thrombopoietin accumulation in hepatocytes induces a decrease in its serum levels in a sinusoidal obstruction syndrome model.
在肝窦阻塞综合征模型中,肝细胞中血小板生成素的积累会导致其血清水平降低。
DOI:
10.3892/mmr.2022.12717
发表时间:
2022
期刊:
Mol Med Rep.
影响因子:
--
作者:
[Yamazaki H, Tajima H, Yamamoto Y, Munesue S, Okazaki M, Ohbatake Y, Nakanuma S, Makino I, Miyashita T, Takamura H, Ohta T.]
通讯作者:
Ohta T.
老化に関わる糖化研究から愛情のサイエンスへの展開
从衰老相关糖基化研究到爱情科学的发展
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[久保田裕二, 塩崎ゆかり, 武川睦寛, 山本靖彦]
通讯作者:
山本靖彦
共 16 条
グライコミクスによる糖尿病合併症発症の新機序の解明
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批准号:16790183
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项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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资助金额:$2.24万
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财政年份:2004
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负责人:山本 靖彦
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依托单位:
遺伝子ターゲティングによる糖尿病血管合併症の原因・治療の解明
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批准号:14770058
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项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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资助金额:$2.11万
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财政年份:2002
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负责人:山本 靖彦
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依托单位:
発生工学的手法を用いた糖尿病性血管合併症発症機構の解明
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批准号:12770054
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$1.34万
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财政年份:2000
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负责人:山本 靖彦
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依托单位:
海外基金