表流水からの簡便・迅速な薬剤耐性病原大腸菌の超高効率濃縮回収とゲノム履歴分析
表流水からの簡便・迅速な薬剤耐性病原大腸菌の超高効率濃縮回収とゲノム履歴分析
批准号:
21H03620
负责人:
鈴木 祥広
金额:
$10.9万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
财政年份:
2021
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2021-04-01 至 2025-03-31
中文摘要
溶血性出血大腸菌(STEC)は,食中毒の発症事例が最も多く,しかも発症すると重篤な症状を引き起こすことがあるため,最も重要な病原大腸菌に位置づけられている.しかしながら,河川水の大腸菌の濃度は,ふん便や下水,生活排水と比較して低い。さらに不規則的かつ低存在率で発現するSTECの検出・計数は,通常の方法では極めて困難であるとされる.したがって,今日においても,河川水中のSTECの実態に関する知見・情報は極めて少ない.そこで本研究では,大淀川の最上流域から上流に至る流域において,新基準の大腸菌について公定法に準じてモニタリングを行った.また, 河川に極低濃度で存在すると推察されるSTECについては,凝集・泡沫濃縮法と酵素基質培地を組み合わせた手法を用いて回収し,病原遺伝子とO血清群遺伝子の解析によってSTECを判定した.2か月ごとに大淀川上流域10地点における大腸菌数の変動を調査した.また凝集・泡沫濃縮法によるSTECの回収を試みた.大腸菌数を各地点で計数したところ,生活環境項目環境基準を超過する地点が見られた.また,STECの存在が確認された.STEC陽性大腸菌株をMultiplex PCR法によって,遺伝子解析したところ,stx2 のみを保有するSTECが調査地点のSt.1から1株,St.5から3株検出された.人為的な汚染がほとんどないSt.1から検出されたSTECは,野生動物由来である可能性が高い.St.5におけるSTECは,St.4からSTECの検出がなかったこともあり,由来は不明である.しかしながら保有するSTEC関連遺伝子が同じであるため,St.1の由来と同一である可能性がある.本研究でSTECが検出されたことは,非常に深刻な事態であり,大腸菌の汚染源を解明し,対策を講じることが急務である.今後は,STEC株の薬剤耐性試験を実施する。
英文摘要
溶血性出血大腸菌(STEC)は,食中毒の発症事例が最も多く,しかも発症すると重篤な症状を引き起こすことがあるため,最も重要な病原大腸菌に位置づけられている.しかしながら,河川水の大腸菌の濃度は,ふん便や下水,生活排水と比較して低い。さらに不規則的かつ低存在率で発現するSTECの検出・計数は,通常の方法では極めて困難であるとされる.したがって,今日においても,河川水中のSTECの実態に関する知見・情報は極めて少ない.そこで本研究では,大淀川の最上流域から上流に至る流域において,新基準の大腸菌について公定法に準じてモニタリングを行った.また, 河川に極低濃度で存在すると推察されるSTECについては,凝集・泡沫濃縮法と酵素基質培地を組み合わせた手法を用いて回収し,病原遺伝子とO血清群遺伝子の解析によってSTECを判定した.2か月ごとに大淀川上流域10地点における大腸菌数の変動を調査した.また凝集・泡沫濃縮法によるSTECの回収を試みた.大腸菌数を各地点で計数したところ,生活環境項目環境基準を超過する地点が見られた.また,STECの存在が確認された.STEC陽性大腸菌株をMultiplex PCR法によって,遺伝子解析したところ,stx2 のみを保有するSTECが調査地点のSt.1から1株,St.5から3株検出された.人為的な汚染がほとんどないSt.1から検出されたSTECは,野生動物由来である可能性が高い.St.5におけるSTECは,St.4からSTECの検出がなかったこともあり,由来は不明である.しかしながら保有するSTEC関連遺伝子が同じであるため,St.1の由来と同一である可能性がある.本研究でSTECが検出されたことは,非常に深刻な事態であり,大腸菌の汚染源を解明し,対策を講じることが急務である.今後は,STEC株の薬剤耐性試験を実施する。
期刊论文(19)
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DOI:
10.1007/s10661-022-10863-6
发表时间:
2023-02-01
期刊:
ENVIRONMENTAL MONITORING AND ASSESSMENT
影响因子:
3
作者:
[Suzuki,Yoshihiro, Shimizu,Hiroki, Ishii,Satoshi]
通讯作者:
Ishii,Satoshi
Comparison of antibiotic resistance profile of Escherichia coli between pristine and human-Impacted sites in a river
河流中原始地点和受人类影响的地点之间大肠杆菌抗生素耐药性的比较
DOI:
10.3390/antibiotics10050575
发表时间:
2021
期刊:
Antibiotics
影响因子:
--
作者:
[Nishimura, E., Nishiyama, M., Nukazawa, K. and Suzuki, Y.]
通讯作者:
Y.
都市下水におけるESBL産生大腸菌・大腸菌群の検出率の比較
城市污水中产ESBL大肠埃希菌和大肠菌群检出率比较
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[津田康平, 山田佳奈, 謝暉, 糠澤桂, 鈴木祥広]
通讯作者:
鈴木祥広
Development of High Sensitive Detection and Quantification of Free Extracellular DNA Using Colloid Adsorption and Foam Concentration
利用胶体吸附和泡沫浓缩技术开发高灵敏度检测和定量游离细胞外 DNA
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[S. Tamai, M. Okuno, Y. Ogura, K. Nukazawa, Y. Suzuki]
通讯作者:
Y. Suzuki
DOI:
10.3390/w14223642
发表时间:
2022-11-01
期刊:
WATER
影响因子:
3.4
作者:
[Suzuki,Yoshihiro, Jikumaru,Atsushi, Ishii,Satoshi]
通讯作者:
Ishii,Satoshi
共 17 条
表流水からの簡便・迅速な薬剤耐性病原大腸菌の超高効率濃縮回収とゲノム履歴分析
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批准号:23K21762
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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资助金额:$2.16万
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财政年份:2024
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负责人:鈴木 祥広
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依托单位:
タンパク質を用いた泡沫分離法によるエストロゲン様物質の除去に関する研究
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批准号:14780444
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项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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资助金额:$2.05万
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财政年份:2002
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负责人:鈴木 祥広
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依托单位:
凝集・泡沫分離法によるアオコ(淡水赤潮)の直接回収に関する研究
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批准号:10780342
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$1.09万
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财政年份:1998
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负责人:鈴木 祥広
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依托单位:
海藻を供試生物とした都市雨水流出水の生物検定に関する研究
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批准号:08780525
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.58万
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财政年份:1996
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负责人:鈴木 祥広
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依托单位:
市街地降雨時排水の海藻の生育に及ぼす影響に関する研究
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批准号:07780477
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.58万
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财政年份:1995
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负责人:鈴木 祥広
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依托单位:
海外基金