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内在性レトロウイルス依存性の宿主因子機能と機能変更による腫瘍化

内源性逆转录病毒依赖性宿主因子功能和功能变化导致的肿瘤发生

基本信息

批准号：
20H03152
负责人：
西垣一男
金额：
$ 11.23万
依托单位：
Yamaguchi University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
财政年份：
2020
资助国家：
日本
起止时间：
2020-04-01 至 2024-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

人間や動物のゲノムには、古代に水平伝播したレトロウイルスの残骸が存在し、内在性レトロウイルス（Endogenous Retrovirus: ERV）と呼ばれる。ERVはヒトゲノムの約8％を占める。本研究では、古代のレトロウイルスが宿主に感染した後、宿主とウイルスの共進化によって、ERVがウイルスの感染を阻止するものに進化し、対抗していることを解明した。古代のウイルスのエンベロープに由来する分泌性タンパク質が、ウイルス感染を阻止する。イエネコに存在するRefrex-1（リフレックスワン）は、ERVの一種であるERV-DCのエンベロープ遺伝子に由来する。280万年前にERV-DCがイエネコの祖先に感染し、そのあと共進化によってRefrex-1が生まれたと考えられる。この分子は変異によって短縮型となり、細胞の外へ放出される、分泌性のタンパク質という特徴を持つように進化した。Refrex-1はウイルスの感染に必須の受容体であるCTR1(銅輸送体)に結合し、ウイルスの細胞への侵入（感染）を阻止することを見出した。つまり、Refrex-1がウイルスの感染に対して物理的に邪魔をすることで、ウイルスの感染が起こらないようになる。イエネコにおける同様の感染防御システムが、チンパンジーや、ボノボ、ゴリラ、マカクザルなどの霊長類に存在することを発見した。これらの動物の祖先が古代ウイルス感染症との闘いの中で獲得したものと考えられ、感染症に対抗する分子が、さまざまな動物における収斂進化を通じて出現したと考えられる。各動物種が古代ウイルス感染の痕跡をDNAレベルで記憶することで、新たなウイルスの脅威に対抗するのみならず、古代ウイルス感染症を絶滅させることにも機能していると考えられる。複数の異なる動物種が似たような感染防御システムを持つことは、動物種の境界を越えて伝播するウイルスに対抗できると結論される。

Human and animal species must be isolated, ancient horizontal transmission, endogenetic Retrovirus (ERV), and extant ERV accounts for about 8% of the total. This study explains the evolution and resistance of ERV to host infection after host infection and coevolution of ERV to host infection. The origin of the secretion and prevention of infection ERV is a kind of ERV-DC. 2.8 million years ago, ERV-DC was born and co-evolved. These molecules are different from each other, and the characteristics of shortening, cell secretion, and secretion continue to evolve. Refrex-1 has been shown to bind to and prevent cell invasion (infection) by CTR1 (copper transporter), which is essential for infection. Refrex-1 is the only one that can cause infection. The same type of infection defense system, such as the virus, the virus. The ancestors of these animals were infected with the virus and the virus was acquired in the middle of the virus. The virus was resistant to the virus and the virus was evolved in the animal. DNA traces of infection in various animal species are stored in the memory, the threat of infection, and the extinction of infection in ancient species. A variety of animal species may have different infection defense mechanisms.

项目成果

期刊论文数量（12）

专著数量（0）

科研奖励数量（0）

会议论文数量（0）

专利数量（0）

内在性レトロウイルス由来短縮型エンベロープ蛋白質による抗ウイルス機構の収斂進化

内源性逆转录病毒衍生的截短包膜蛋白抗病毒机制的趋同进化

DOI：
发表时间：
2022
期刊：
影响因子：
0
作者：
三宅在子;Ngo Ha;Wulandari Shelly;下島昌幸;中川草;川崎　純菜;西垣一男
通讯作者：
西垣一男

猫白血病ウイルスと組換えウイルスを形成する内在性レトロウイルスFcERV-gamma4の遺伝的多様性について

猫白血病病毒和形成重组病毒的内源性逆转录病毒FcERV-gamma4的遗传多样性

DOI：
发表时间：
2022
期刊：
影响因子：
0
作者：
田中美優;三宅在子;川崎純菜;西垣一男
通讯作者：
西垣一男

Presence of a shared 5‘-untranslated sequence in ancestral human and mammalian retroviruses and its transduction into feline leukemia virus

人类和哺乳动物祖先逆转录病毒中存在共享的 5-非翻译序列及其转导猫白血病病毒

DOI：
发表时间：
2021
期刊：
影响因子：
0
作者：
Ikegami;Koichi;西垣一男
通讯作者：
西垣一男

感染性と自律増殖性を示す新たなネコ内在性レトロウイルスの発見

发现一种具有传染性和自主复制能力的新型猫内源性逆转录病毒

DOI：
发表时间：
2022
期刊：
影响因子：
0
作者：
Tomoya Sawamura;Kazuhiro Horii;Natsufu Yuki;Kiyotada Naitou;Hiroshi Yamaguchi;Akihiro Yamanaka;Takahiko Shiina;Yasutake Shimizu;島津陽武藤祐太郎三宅在子西垣一男
通讯作者：
島津陽武藤祐太郎三宅在子西垣一男

The diverse roles of endogenous retrovirus involved during endogenization in domestic cats

内源性逆转录病毒在家猫内源化过程中的不同作用