近世フランスにおけるポール＝ロワイヤルの歴史と記憶

近代早期法国皇家港的历史和记忆

• 批准号: 20K00503
• 负责人: 御園 敬介
• 金额: $ 2.75万
• 依托单位: Keio University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
• 财政年份: 2020
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2020-04-01 至 2025-03-31
• 项目状态: 未结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-20K00503/
• 关键词: ポール＝ロワイヤル; ジャンセニスム; ラシーヌ

本研究は、フランス古典主義時代の知的・文化的・宗教的発信源として大きな影響力を誇ったポール＝ロワイヤル修道院の歴史と記憶を辿るものである。令和四年度は計画の三年目であり、引き続きポール＝ロワイヤル史にまつわる基礎資料の読解を進めつつ、「ポール＝ロワイヤルの諸兄（Messieurs de Port-Royal）」と呼ばれた男性の同調者たちの動向を明らかにする研究に取り組んだ。より具体的には、以下の二点に多くの時間が費やされた。第一は、一六三〇年代に女子修道院の周囲に隠棲し最初の男性隠遁者集団を形成した弁護士アントワーヌ・ル・メートルと文法家クロード・ランスロの行動と論理を分析することである。それにより、特定の誓願や戒律に縛られることなく「砂漠の隠遁者」として共同生活を営んだ彼らの存在がポール＝ロワイヤルの最大の特徴のひとつを形作っていることが理解された。また、「諸兄」への注目は、彼らが運営した私塾「小さな学校」の実態と変遷（パリ、ル・シェネ、レ・トルー、ポール＝ロワイヤル・デ・シャンの諸校）を追跡する研究へとつながっていった。第二は、前年度に引き続いておこなわれたラシーヌ『ポール＝ロワイヤル史概要』の翻訳と註解の作成である。本年度は、ラシーヌの典拠として浮かび上がってきたフランス国立古文書館所蔵の枢密顧問会議議事録およびポール＝ロワイヤル図書館蔵「シルヴィ文書」所収の修道女たちの手記へのアクセスが可能になったことで、関連資料の訳出は完了した。またその全体にわたり詳細な註を付すとともに、ポール＝ロワイヤル史に関する年表も作成した。解題の作成は途上にあり、来年度も継続しておこなう予定である。

This study focuses on the sources of knowledge, culture and religion in the classical era, and their influence on the history and memory of monasteries. In the fourth year of Ling He's three-year plan, the basic data analysis was carried out, and the research group was selected according to the trend of male homology. For details, there are two points below that require a lot of time. In the 1630s, the women's monasteries began to form a group of male absentees, who analyzed the logic of their actions. For example, if you want to live together, you can take a vow or a commandment. The status and transition of the four schools "Small Schools" are investigated and studied. Second, the previous year's introduction of the "summary of the history of the" translation of comments made This year, the Ministry of Foreign Affairs held a meeting of the Privy Council held in the National Museum of Ancient Chinese Literature. All the details are in order. The problem is solved in the opposite way. The next year, the problem is solved in the opposite way.

项目成果

近世フランスにおける組織と個人―ジャンセニスムをめぐって

近代早期法国的组织和个人：论詹森主义

• 发表时间: 2020
• 期刊: 青淵
• 作者: 中村唯史;坂庭淳史;小椋彩編著;村田真一他著;納富信留;福田裕大・野田農・相澤伸依・上尾真道・中筋朋;岩本和久;小林英起子;大崎さやの;御園 敬介
• 通讯作者: 御園 敬介

ジャンセニスム

詹森主义

• 发表时间: 2023
• 期刊: 『啓蒙思想の百科事典』
• 作者: 慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス 國枝孝弘研究会「臨床と教育」（寺本顕英;小見山珠美;三浦奨悟;西村操太郎ウィリアム）;納富信留;上尾真道;岩津航;福元圭太;御園敬介
• 通讯作者: 御園敬介

ポール＝ロワイヤルからジャンセニスムへ

从皇家港到詹森主义

• 发表时间: 2021
• 期刊: 日仏文化
• 作者: 福元圭太;上尾真道;御園 敬介
• 通讯作者: 御園 敬介

ジャンセニスムと教会論―「信仰宣誓書」を中心に

詹森主义与教会论：聚焦“信仰宣誓”

• 发表时间: 2021
• 作者: 田上竜也;木元 豊;中筋 朋;福田裕大;野田 農;安部芳絵;Noburu Notomi;大崎さやの;中野幸男;御園 敬介
• 通讯作者: 御園 敬介