Impact of the Salafi Jihad Concept on Formation of a Modern Islamic State

萨拉菲圣战理念对现代伊斯兰国家形成的影响

• 批准号: 20K01022
• 负责人: 中村 覚
• 金额: $ 2.33万
• 依托单位: Kobe University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
• 财政年份: 2020
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2020-04-01 至 2025-03-31
• 项目状态: 未结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-20K01022/
• 关键词: サウディアラビア; ワッハーブ主義; ジハード; 全方位均衡; 国家形成; リアリズム; テロ; ロヒンギャ; サラフィー; イスラーム

3年目となる令和４年度には、ムハンマド・ビン・アブドゥルワッハーブのタクフィール観とジハード観に関して、彼が著した書簡や小論などの原典を解読し、検討して、査読付論文を発表することができた。本研究の一年目に論じたように、現代サウデウィアラビアの中道的イスラーム論では、戦いのジハードは、異教徒に対する戦闘を指すのであり、ムスリム同士の紛争や内戦を指す概念ではない。そこで、ワッハーブ主義の始祖であるムハンマド・ビン・アブドゥルワッハーブの第一次サウード朝がムスリムと戦った歴史をどう自己認識していたのか、という問題は、サウディアラビア史とイスラーム学上の重要課題である。この問いを検討するために、ワッハーブ主義に関する主要な先行研究である、A.Al-Yassini、C.Helms 、H.Laoustの研究を見直すことができた。また、信仰者としてのムスリムの観点に立ちながら、ワッハーブ主義のイスラーム学上の正当性を問う視点に立つアリー・タンターウィー師の研究（al-Tantawi 1961）を検討することができた。本研究の進捗との関連では、ムハンマド・ビン・アブドゥルワッハーブのイスラーム解釈は、中道的イスラームの解釈の範囲にあったと評価できると同時に、ジハードを正当化する複雑な構成であったことから、サウディアラビア王国の正当性の源泉であると理解できる。また、彼のジハード論は、防衛という現代的な用語は用いていなかったと判明したが、彼のジハード観を裏付けるクルアーンの章句や同時代史の解釈を明らかにすることが出来た。また、小職が監修する「中東研究の最前線」シリーズの第四巻『エジプト』の作成過程で全方位均衡論を適用する章に助言したり、同シリーズ第五巻『君主制国家』（出版見込み2023年5月）での序章や終章等を執筆担当した際に、全方位均衡論について研究を深めることが出来た。

In 2003 and 2004, the Ministry of Foreign Affairs issued a report on the implementation of the draft resolution, the draft resolution and the draft resolution. This study aims to discuss the concept of internal dispute and internal dispute between the two sides. This is the first time that we've seen the history of socialism. It's an important topic in science. A.Al-Yassini, C.Helms, H.Laoust A study of the scientific legitimacy of the doctrine of believers (al-Tantawi 1961) The relationship between the progress of this study and the understanding of the source of legitimacy of the kingdom is: The modern terminology of the word "defense" is used to distinguish between "defense" and "defense". The fourth volume of "The Forefront of Middle East Studies" is the application of Omnidirectional Equilibrium Theory (published in May 2023), and the fifth volume of "Monarchy" is the introduction and final chapter.

项目成果

Experimental Study on Different Regime Types: a Comparison of Counterterrorism Measures between Indonesia, a Democratic Regime, and Saudi Arabia, an Authoritarian Regime

不同政体类型的实验研究：民主政体印度尼西亚与独裁政体沙特阿拉伯的反恐措施比较

• 发表时间: 2020
• 作者: Satoru Nakamura

アラビア半島の歴史・文化・社会

阿拉伯半岛的历史、文化和社会

• 发表时间: 2021
• 作者: 末近浩太 編;中村覚 監修（山尾大・千葉悠志）;山尾大;近藤洋平 編（千葉悠志）
• 通讯作者: 近藤洋平 編（千葉悠志）

イスラエル・UAE 国交正常化合意の衝撃

以色列与阿联酋关系正常化协议的影响

• 发表时间: 2020
• 期刊: 外交
• 作者: 中村覚

Japan’s ‘International Cooperation’ in the Middle East.

日本在中东的“国际合作”。

• 发表时间: 2021
• 作者: 菅原由美（責任編集・著）;川島緑 他（著）;Kobayashi Ryosuke;上田裕之;佐藤仁史;中町信孝;倉本尚徳;津田浩司;小林 亮介;Satoru Nakamura
• 通讯作者: Satoru Nakamura

Is Japan Ready for the Rise in the Multipolar Anarchy of the Middle East? The Middle East in a Multipolar Order: Ready for the Rise of Asia?

日本准备好在中东多极无政府状态中崛起了吗？

• 发表时间: 2020
• 作者: Kawashima Midori;Oman Fathurahman;Kobayashi Masashi;Nishi Naomi;Ervan Nurtawab;Ogawa Hisashi;津田浩司;Satoru Nakamura
• 通讯作者: Satoru Nakamura