成体海馬ニューロン新生の低下に着目した神経障害性疼痛の発症機序解明
成体海馬ニューロン新生の低下に着目した神経障害性疼痛の発症機序解明
批准号:
19J15512
负责人:
宮本 啓補
金额:
$1.47万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2019
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2019-04-25 至 2021-03-31
中文摘要
本研究では、神経障害性疼痛時の海馬ニューロン新生低下のメカニズムを解明し、疼痛の慢性化との関与を調べることを目的とする。昨年度までの検討により、神経障害性疼痛時の痛覚過敏および海馬ニューロン新生低下の原因となる神経前駆細胞数の低下が、脊髄後角(SDH)から外側腕傍核(LPB)に投射するニューロンの持続的な活性化により引き起こされることが明らかとなった。本年度はまず、神経前駆細胞数を調節するさらに下流の神経回路を検討した。そのためにまずニューロン新生の場である歯状回(DG)に直接投射を持つ脳領域のうち、神経障害性疼痛時に活動が変化する領域を検討した。その結果、神経障害性疼痛時に縫線核の神経活動が低下することが示唆された。次に、DGに投射する縫線核ニューロンを化学遺伝学的に活性化した際に神経前駆細胞数に与える影響を検討した。その結果、縫線核-DGニューロンを持続的に活性化することで、神経障害によるDGの神経前駆細胞数の低下が抑制された。最後に、ニューロン新生の調節に関わる縫線核-DGニューロンの活性と痛みの慢性化との関係性について検討した。化学遺伝学的にSDH-LPBニューロン持続的に活性化したところ痛覚閾値が低下したが、活性化をやめた後も継続して痛覚閾値が低下していた。すなわち、SDH-LPBニューロンの持続的な活性化により慢性化な痛みが生じることが示唆された。また、SDH-LPBニューロンを活性化している期間、縫線核-DGニューロンを活性化したマウスでは、活性化をやめた後速やかに低下した痛覚閾値が改善した。すなわち、SDH-LPBニューロンの活性化によりRN-DGニューロンの活性が低下することで慢性的な痛みが生じることが示唆された。
英文摘要
本研究では、神経障害性疼痛時の海馬ニューロン新生低下のメカニズムを解明し、疼痛の慢性化との関与を調べることを目的とする。昨年度までの検討により、神経障害性疼痛時の痛覚過敏および海馬ニューロン新生低下の原因となる神経前駆細胞数の低下が、脊髄後角(SDH)から外側腕傍核(LPB)に投射するニューロンの持続的な活性化により引き起こされることが明らかとなった。本年度はまず、神経前駆細胞数を調節するさらに下流の神経回路を検討した。そのためにまずニューロン新生の場である歯状回(DG)に直接投射を持つ脳領域のうち、神経障害性疼痛時に活動が変化する領域を検討した。その結果、神経障害性疼痛時に縫線核の神経活動が低下することが示唆された。次に、DGに投射する縫線核ニューロンを化学遺伝学的に活性化した際に神経前駆細胞数に与える影響を検討した。その結果、縫線核-DGニューロンを持続的に活性化することで、神経障害によるDGの神経前駆細胞数の低下が抑制された。最後に、ニューロン新生の調節に関わる縫線核-DGニューロンの活性と痛みの慢性化との関係性について検討した。化学遺伝学的にSDH-LPBニューロン持続的に活性化したところ痛覚閾値が低下したが、活性化をやめた後も継続して痛覚閾値が低下していた。すなわち、SDH-LPBニューロンの持続的な活性化により慢性化な痛みが生じることが示唆された。また、SDH-LPBニューロンを活性化している期間、縫線核-DGニューロンを活性化したマウスでは、活性化をやめた後速やかに低下した痛覚閾値が改善した。すなわち、SDH-LPBニューロンの活性化によりRN-DGニューロンの活性が低下することで慢性的な痛みが生じることが示唆された。
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Shati/Nat8l regulates mechanical sensitivity through the spinal mGluR3 activation in neuropathic pain
Shati/Nat8l 通过脊髓 mGluR3 激活调节神经性疼痛的机械敏感性
DOI:
--
发表时间:
2019
期刊:
影响因子:
--
作者:
[宮本啓補, 鷲見和之, 所一輝, 宇野恭介, 粂和彦, 新田淳美, 大澤匡弘]
通讯作者:
大澤匡弘
L-Lactate sensitizes spinal nociceptive transmission through the PKA activation
L-乳酸通过 PKA 激活使脊髓伤害性传递变得敏感
DOI:
--
发表时间:
2019
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Keisuke Miyamoto, Daisuke Uta, Kazuhiko Kume, Masahiro Ohsawa]
通讯作者:
Masahiro Ohsawa
L-Lactate-induced activation of PKA pathway sensitizes nociceptive transmission in mice.
L-乳酸诱导的 PKA 通路激活使小鼠的伤害性传递变得敏感。
DOI:
--
发表时间:
2020
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Ohsawa M, Miyamoto K, Uta D, Kume K.]
通讯作者:
Kume K.
成体海馬ニューロン新生に着目した痛みの慢性化を引き起こす中枢神経回路の解明
通过关注成人海马神经发生来阐明导致慢性疼痛的中枢神经回路
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[宮本啓補, 澤田雅人, 山﨑久朗, 梅澤直樹, 樋口恒彦, 粂和彦, 澤本和延, 大澤匡弘]
通讯作者:
大澤匡弘
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