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款記と印章から読み解く絵師像

款記と印章から読み解く絵師像
从铭文和印章解读的艺术家形象
批准号:
19K00176
负责人:
仲町 啓子
金额:
$2.83万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2019
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2019-04-01 至 2024-03-31

项目摘要

项目成果

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中文摘要
翻译
江戸時代の女性画家の場合をさらに考察した。彼女らが自らの作品に款記を加えるとき、ほとんどの場合「氏=名字」を用いていることに注目したからである。身分階級制社会であった江戸時代、名字は原則して支配階級であった武士のものであり、庶民が公称することは禁止されていたが、特別に許可がある場合は庶民も名字を用いることが出来た。それとは別に勝手に私称する場合もあったと言われる。その場合、女性は生家の名字を名乗り、結婚しても夫の姓は名乗らなかったので、自ずから夫婦別姓となった。ところが、女性画家はそうした一般論に反して、必ずしも実家の名字を名乗らないことも多い。たとえば張(梁川)紅蘭の場合、書画の款記に用いるのは「張氏紅蘭」である。生家の姓の「稲津」でも、夫が用いていた「梁川」でもなく、「張」を用いることが紅蘭の意思であった。しかも、「張」が何に由来するかついては説得力のある説明はない。一般的に江戸時代に女性画家が用いた名字には来歴を明確にできないものが多い。池大雅の妻・玉瀾の「徳山」についても父が徳山某であったという話が説かれてはいるが、詳細は不明である。姉妹である八木巽所の妻・香川氷仙と森川竹窓の妻・三宅素琴が、姉妹でありながらどうして別の名字を用いる必要があったのかも不思議である。少なくとも彼女らが用いた私称の姓が氏素性を示すための重要な機能を担っていたとは考えられない。それに対して、清原雪信や櫻井雪保など、実家の名字を名乗る女性達もいた。清原雪信の場合、清原は正確に言うと母の父・神足常庵の本姓であった。彼女たちは狩野派や雪舟流などに属した職業的な絵師で、この違いは、南画系の張紅蘭などとは社会的なあり方あるいは制作に対する価値観が異なっていたことに起因するものと思われる。前近代における款記の具体的な例として、女性画家の場合も検証できたことは貴重であった
英文摘要
江戸時代の女性画家の場合をさらに考察した。彼女らが自らの作品に款記を加えるとき、ほとんどの場合「氏=名字」を用いていることに注目したからである。身分階級制社会であった江戸時代、名字は原則して支配階級であった武士のものであり、庶民が公称することは禁止されていたが、特別に許可がある場合は庶民も名字を用いることが出来た。それとは別に勝手に私称する場合もあったと言われる。その場合、女性は生家の名字を名乗り、結婚しても夫の姓は名乗らなかったので、自ずから夫婦別姓となった。ところが、女性画家はそうした一般論に反して、必ずしも実家の名字を名乗らないことも多い。たとえば張(梁川)紅蘭の場合、書画の款記に用いるのは「張氏紅蘭」である。生家の姓の「稲津」でも、夫が用いていた「梁川」でもなく、「張」を用いることが紅蘭の意思であった。しかも、「張」が何に由来するかついては説得力のある説明はない。一般的に江戸時代に女性画家が用いた名字には来歴を明確にできないものが多い。池大雅の妻・玉瀾の「徳山」についても父が徳山某であったという話が説かれてはいるが、詳細は不明である。姉妹である八木巽所の妻・香川氷仙と森川竹窓の妻・三宅素琴が、姉妹でありながらどうして別の名字を用いる必要があったのかも不思議である。少なくとも彼女らが用いた私称の姓が氏素性を示すための重要な機能を担っていたとは考えられない。それに対して、清原雪信や櫻井雪保など、実家の名字を名乗る女性達もいた。清原雪信の場合、清原は正確に言うと母の父・神足常庵の本姓であった。彼女たちは狩野派や雪舟流などに属した職業的な絵師で、この違いは、南画系の張紅蘭などとは社会的なあり方あるいは制作に対する価値観が異なっていたことに起因するものと思われる。前近代における款記の具体的な例として、女性画家の場合も検証できたことは貴重であった
期刊论文(8)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
鶯卿筆 蔓梅擬に目白図
作者:Ugyoukyo、目白地图上的藤梅花
DOI: --
发表时间: 2020
期刊: 実践女子大学香雪記念資料館館報
影响因子: --
作者: [木俣元一, 佐々木重洋, 水野千依, 池上英洋, 河本真理, 仲町啓子]
通讯作者: 仲町啓子
江戸時代の女性画家
江户时代的女画家
DOI: --
发表时间: 2023
期刊:
影响因子: --
作者: [朝木由香, 横田茂, 仲町啓子]
通讯作者: 仲町啓子
立原春沙の三作品:梅樹に蘭図・風月三昆図・白梅図扇面
立原俊沙的三幅作品:《梅树与兰花》、《风月与三昆》、《扇上的白梅》。
DOI: 10.34388/1157.00002288
发表时间: 2022
期刊: 実践女子大学香雪記念資料館館報 = Museum Report - Kosetsu Memorial Museum Jissen Women's University
影响因子: --
作者: [朝吹亮二, 笠井裕之 他, 水野千依, 吉住磨子, 田中 均, 長岡龍作, 大愛崇晴, 田中久美子, 吉住磨子, 増記隆介, 小石かつら, 水野千依, 長岡龍作, 笠井裕之, 井戸美里, 笠井裕之, 美学会(編), 大愛崇晴, キリスト教文化事典編集委員会, 増記隆介, 坂部裕美子, 朝吹亮二, 長岡龍作, 井戸美里, 仲町啓子]
通讯作者: 仲町啓子
平田玉蘊の2作品《美人図》と《呂尚垂釣図》
平田玉穗的两部作品《美人》和《凉生太郎钓鱼》
DOI: --
发表时间: 2021
期刊: 実践女子大学香雪記念資料館館報
影响因子: --
作者: [松島朝秀, 野角孝一, 吉村典子, 吉村典子, 吉村典子, 仲町啓子, 仲町啓子]
通讯作者: 仲町啓子
8
    Study of Sotatsu: Focusing on the Social Contexts of his creation
    • 批准号:
      22K00188
    • 项目类别:
      Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
    • 资助金额:
      $1.33万
    • 财政年份:
      2022
    • 负责人:
      仲町 啓子
    • 依托单位:
    西川祐信画の研究-古典的画題の解釈をめぐって
    • 批准号:
      60710026
    • 项目类别:
      Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
    • 资助金额:
      $0.51万
    • 财政年份:
      1985
    • 负责人:
      仲町 啓子
    • 依托单位:
    海外基金