近世仏教教団における触頭制度とその地域的基盤に関する研究
近世仏教教団における触頭制度とその地域的基盤に関する研究
批准号:
19K00960
负责人:
上野 大輔
金额:
$2.5万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2019
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2019-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
まず、真宗東本願寺派の触頭を務めた越中国城端善徳寺や加賀国金沢瑞泉寺をはじめとする、加賀藩の真宗寺院に関する史料の検討を進め、同藩における真宗寺院の触頭制度とその地域的基盤に関する論文の作成を進めた。その中で、個別の触頭や寺院組合の事例に限定せず、加賀国・越中国・能登国にまたがる広域的な視野で、諸事例を関連付けつつ論じる方法を獲得できた。しかし、論文の完成には至らなかったため、研究期間を2023年度まで延長し、引き続き取り組むこととした。次に、真宗西本願寺派の録所(上級触頭)を務めた長門国萩清光寺の支配権に関する論文の作成を進めた。関連して、山口県編『山口県史』通史編近世(山口県、2022年)の中で私が執筆を担当した「第7編第3章 宗教文化の諸相」に、萩藩の寺院の触頭制度とその地域的基盤に関する最新の研究成果を盛り込むことができた。また、江戸触頭であった浄土宗鎮西派の芝増上寺、臨済宗五山派の芝金地院、真宗西本願寺派の築地御坊、そして築地御坊の下にあった麻布善福寺に関する史料を検討した。その成果の一部は、今後刊行予定の港区(東京都)編『港区史』資料編近世(港区)に反映させたい。一方、小林准士『日本近世の宗教秩序 ―浄土真宗の宗旨をめぐる紛争―』(塙書房、2022年)の書評を、『日本史研究』第724号に発表した。小林著では、近世独自の政教関係や、地域における僧侶・門徒の動向についても検討されており、本研究課題と密接に関連する。本興寺編『本興寺文書』第7巻(清文堂出版、2024年刊行予定)に収録する史料の校正・検討を進めたことも付記しておきたい。この史料中には、法華宗の触頭・寺院組合・講に関する記事が含まれている。
英文摘要
まず、真宗東本願寺派の触頭を務めた越中国城端善徳寺や加賀国金沢瑞泉寺をはじめとする、加賀藩の真宗寺院に関する史料の検討を進め、同藩における真宗寺院の触頭制度とその地域的基盤に関する論文の作成を進めた。その中で、個別の触頭や寺院組合の事例に限定せず、加賀国・越中国・能登国にまたがる広域的な視野で、諸事例を関連付けつつ論じる方法を獲得できた。しかし、論文の完成には至らなかったため、研究期間を2023年度まで延長し、引き続き取り組むこととした。次に、真宗西本願寺派の録所(上級触頭)を務めた長門国萩清光寺の支配権に関する論文の作成を進めた。関連して、山口県編『山口県史』通史編近世(山口県、2022年)の中で私が執筆を担当した「第7編第3章 宗教文化の諸相」に、萩藩の寺院の触頭制度とその地域的基盤に関する最新の研究成果を盛り込むことができた。また、江戸触頭であった浄土宗鎮西派の芝増上寺、臨済宗五山派の芝金地院、真宗西本願寺派の築地御坊、そして築地御坊の下にあった麻布善福寺に関する史料を検討した。その成果の一部は、今後刊行予定の港区(東京都)編『港区史』資料編近世(港区)に反映させたい。一方、小林准士『日本近世の宗教秩序 ―浄土真宗の宗旨をめぐる紛争―』(塙書房、2022年)の書評を、『日本史研究』第724号に発表した。小林著では、近世独自の政教関係や、地域における僧侶・門徒の動向についても検討されており、本研究課題と密接に関連する。本興寺編『本興寺文書』第7巻(清文堂出版、2024年刊行予定)に収録する史料の校正・検討を進めたことも付記しておきたい。この史料中には、法華宗の触頭・寺院組合・講に関する記事が含まれている。
期刊论文(17)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
登录
查看更多内容
〔書評〕小林准士著『日本近世の宗教秩序 ―浄土真宗の宗旨をめぐる紛争―』
【书评】小林润二,《近代日本的宗教秩序:净土真宗目的的冲突》
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
日本史研究
影响因子:
--
作者:
[伊藤真実子(ペーター・パンツァー, 沓澤宣賢, 宮田奈奈編), 麓慎一, 後藤敦史, 愼蒼宇, 人見佐知子, 西本昌弘, 横浜国立大学都市科学部, 上野大輔]
通讯作者:
上野大輔
『本興寺文書』第6巻
《本光寺文献》第六卷
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[本興寺(編), 岩城卓二・上野大輔・幡鎌一弘(監修)]
通讯作者:
岩城卓二・上野大輔・幡鎌一弘(監修)
慶應義塾大学文学部史学系日本史学専攻ホームページ
庆应义塾大学文学院、历史系、日本史系主页
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
〔書評〕芹口真結子『近世仏教の教説と教化』
【书评】芹口真由子《近代早期佛教的教义与教育》
DOI:
--
发表时间:
2020
期刊:
歴史学研究
影响因子:
--
作者:
[高橋典幸, 佐伯智広, 下村周太郎, 田辺旬, 西田友広, 杉山一弥, 阿部能久, 大薮海, 山田康弘, 菊池浩, 久保健一郎, 金子拓, 平井上総, 津野倫明, 上野大輔, 上野大輔, 上野大輔]
通讯作者:
上野大輔
近世的政教関係をめぐる一考察 ―浄土宗・日蓮宗の紛争と江戸幕府―
近代初期政治与宗教关系研究——净土宗、日莲宗与江户幕府的冲突——
DOI:
--
发表时间:
2020
期刊:
影响因子:
--
作者:
[小浜 正子, 落合 恵美子, 武島良成, 吉岡拓, 古川祐貴, 山本崇, 佐藤貴浩, 上野大輔, 関沢 まゆみ, 武島良成, 上野大輔]
通讯作者:
上野大輔
共 8 条
熱帯海域の寄生性カイアシ類-軟体動物を踏み台とした多様化仮説の検証
-
批准号:24K09575
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
-
资助金额:$2.91万
-
财政年份:2024
-
负责人:上野 大輔
-
依托单位:
伊勢神宮関係史料を用いた近世後期神仏秩序観の基礎的研究
-
批准号:24K04250
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
-
资助金额:$2.75万
-
财政年份:2024
-
负责人:上野 大輔
-
依托单位:
近世社会における宗教的秩序の構造と特質
-
批准号:11J01334
-
项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
-
资助金额:$1.02万
-
财政年份:2011
-
负责人:上野 大輔
-
依托单位:
地球温暖化に伴って北進する熱帯性魚類寄生カイアシ類の特定と防除のための基礎研究
-
批准号:11J04311
-
项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
-
资助金额:$1.54万
-
财政年份:2011
-
负责人:上野 大輔
-
依托单位:
近世後期における宗教の社会的展開と民衆思想の研究
-
批准号:07J06379
-
项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
-
资助金额:$1.73万
-
财政年份:2007
-
负责人:上野 大輔
-
依托单位:
海外基金