下垂体腺腫におけるインプリント異常を含むDNAメチル化脱制御の解析
下垂体腺腫におけるインプリント異常を含むDNAメチル化脱制御の解析
批准号:
18K08481
负责人:
吉本 勝彦
金额:
$2.91万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2018
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2018-04-01 至 2020-03-31
中文摘要
インプリント遺伝子の発現異常は様々な腫瘍の特徴として報告されている。本研究では下垂体腺腫を対象にインプリント遺伝子12種類の発現を検討し、正常下垂体と比し各タイプ別腺腫で変動変化が顕著なH19遺伝子 (11p15)およびNNAT遺伝子 (20q11.2)に注目した。正常下垂体5例、GH産生腺腫 (GH) 4例、PRL産生腺腫 (PRL) 3例、FSH/LH産生腺腫(FSH) 4例、ACTH産生腺腫 (ACTH) 6例、ナルセル腺腫 (NF) 4例を対象にパイロシーケンシス法を行なった。その結果、1) 正常下垂体ではH19プロモーター領域 (CpG 4カ所)、NNATプロモーター領域 (CpG 2カ所)において約50%のメチル化が維持されていた (インプリント制御)。2) H19プロモーター領域では、ACTHにおいて高度メチル化傾向 (63-74%)が認められた。3) NNATプロモーター領域ではACTHにおける有意な低メチル化 (11.5-16.7%)が、一方でFSH (91.8-96%)、NF (73.8-82.8%)、PRL (77%)では高度メチル化が認められた。4) GHでは有意な変動は認められなかった。ACTHにおいて、有意なH19発現低下とNNAT発現亢進が、H19プロモーターの高度メチル化およびNNATプロモーターの有意な低メチル化とそれぞれ対応する。さらにH19近傍に位置するIGF2 (11p15)の発現も低下が確認された。このようにACTHではH19およびNNAT領域におけるインプリント機構の破綻とその発現変化が腫瘍化に関わっている可能性がある。FSHにおいてはH19の有意な発現低下は認められるが、H19プロモーター領域のメチル化レベル変動は認められなかった (57.3-63%)。しかし、NNATプロモーター領域の高度なメチル化とNNAT発現低下は認められ、FSHではNNAT領域においてインプリント機構の破綻の可能性が考えられた。
英文摘要
インプリント遺伝子の発現異常は様々な腫瘍の特徴として報告されている。本研究では下垂体腺腫を対象にインプリント遺伝子12種類の発現を検討し、正常下垂体と比し各タイプ別腺腫で変動変化が顕著なH19遺伝子 (11p15)およびNNAT遺伝子 (20q11.2)に注目した。正常下垂体5例、GH産生腺腫 (GH) 4例、PRL産生腺腫 (PRL) 3例、FSH/LH産生腺腫(FSH) 4例、ACTH産生腺腫 (ACTH) 6例、ナルセル腺腫 (NF) 4例を対象にパイロシーケンシス法を行なった。その結果、1) 正常下垂体ではH19プロモーター領域 (CpG 4カ所)、NNATプロモーター領域 (CpG 2カ所)において約50%のメチル化が維持されていた (インプリント制御)。2) H19プロモーター領域では、ACTHにおいて高度メチル化傾向 (63-74%)が認められた。3) NNATプロモーター領域ではACTHにおける有意な低メチル化 (11.5-16.7%)が、一方でFSH (91.8-96%)、NF (73.8-82.8%)、PRL (77%)では高度メチル化が認められた。4) GHでは有意な変動は認められなかった。ACTHにおいて、有意なH19発現低下とNNAT発現亢進が、H19プロモーターの高度メチル化およびNNATプロモーターの有意な低メチル化とそれぞれ対応する。さらにH19近傍に位置するIGF2 (11p15)の発現も低下が確認された。このようにACTHではH19およびNNAT領域におけるインプリント機構の破綻とその発現変化が腫瘍化に関わっている可能性がある。FSHにおいてはH19の有意な発現低下は認められるが、H19プロモーター領域のメチル化レベル変動は認められなかった (57.3-63%)。しかし、NNATプロモーター領域の高度なメチル化とNNAT発現低下は認められ、FSHではNNAT領域においてインプリント機構の破綻の可能性が考えられた。
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科研奖励(0)
会议论文
PCR-SSCP法による内分泌腫瘍の腫瘍化機構の解明
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批准号:03771829
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.58万
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财政年份:1991
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负责人:吉本 勝彦
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依托单位:
遺伝子解析による甲状腺腫瘍の腫瘍化機構の研究
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批准号:02771799
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.58万
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财政年份:1990
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负责人:吉本 勝彦
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依托单位:
異所性PTH産生腫瘍におけるPTH産生機構及び腫瘍化機構の解明
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批准号:01770862
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.58万
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财政年份:1989
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负责人:吉本 勝彦
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依托单位:
多発性内分泌腺腫症I型及びIII型における原因遺伝子の解明
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批准号:63770853
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.58万
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财政年份:1988
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负责人:吉本 勝彦
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依托单位:
海外基金