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平等法理の補完としての労働契約の内容規制

规范劳动合同内容作为平等原则的补充

基本信息

批准号：
18K12650
负责人：
島田裕子
金额：
$ 2万
依托单位：
Kyoto University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份：
2018
资助国家：
日本
起止时间：
2018-04-01 至 2024-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

本年度は、昨年度までに行ったドイツ法の文献研究に関する中間的なまとめとして、ドイツ労働法における3つの一般的な平等法理（労働法上の平等取扱い原則、協約当事者に適用される平等原則、事業所当事者に適用される平等取扱い原則）のほか、特定の事由に基づく差別を禁止する個別法（一般平等取扱法、AGGや、パート有期法TzBfG）のそれぞれの意義や異同、近年の変化などを概観し、また労働契約の内容規制との関係についても考察を行った。その結果は、拙稿「ドイツ労働法における三つの一般的な平等法理ーー使用者、協約当事者、事業所委員会の平等取扱義務の内容と変化ーー」において公表している。ドイツの一般的な平等法理（労働法上の平等取扱い原則、協約当事者に適用される平等原則、事業所当事者に適用される平等取扱い原則）は、基本法上の一般平等原則が適用される協約当事者に関する平等原則と、その他の二つで内容が大きく異なると考えられてきたが、近年は、TzBfG等個別法の影響もあり、協約当事者に適用される平等原則の内容が、判例法理である一般的な労働法上の平等取扱い原則へ接近しつつある。また、判例法理である労働法上の平等取扱い原則の内容も、近年、給付の目的・趣旨に照らした配分を強要するものから、より柔軟な配分を認めるものに変化しつつある。これらの点に鑑みると、「ドイツ労働法では、一般的に、賃金の目的や趣旨に照らした配分が使用者に求められる」という日本において一般的に参照されることの多い理解は、必ずしも精確とは言い切れず、また変化しつつある命題であると考えられる。

This year's and last year's research on the literature of the law of equality (The principle of equality in law, the principle of equality between parties to the agreement, the principle of equality between parties to the enterprise), the prohibition of basic differences in specific matters, the individual law (the general equality method, the AGG, the TzBfG), the significance of the contract, the similarities and differences in recent years, the content regulation of the contract, and the relationship between the contract. As a result, my manuscript "The content of equality law for users, parties to agreements, and business committees" is in the middle of the table. General Equality Jurisprudence (The principle of equality in the law, equality between parties to the treaty, equality between parties to the enterprise), equality between parties to the treaty, equality between parties to the treaty, equality between The principle of equality in case law is close to that of equality in case law. The content of the principle of equal access to justice in case law, the purpose of payment, the purpose of distribution, the importance of distribution, the flexibility of distribution, the change of distribution, etc. The author points out that "the law of choice is the general law of choice, the purpose of choice and the distribution of choice."

项目成果

期刊论文数量（6）

专著数量（0）

科研奖励数量（0）

会议论文数量（0）

专利数量（0）

労契法20条の不合理性判断と損害額の割合的認定

劳动合同法第20条之不合理认定及损害赔偿比例之认定

DOI：
发表时间：
2018
期刊：
法律時報
影响因子：
0
作者：
広見正行;児矢野マリ，田中良弘，堀口健夫，大久保彩子，鶴田順，松本充郎，久保はるか，阪口功，牧賢司;羽賀由利子;広見正行;中井愛子;島田裕子;田中良弘，高橋滋，松本恒雄，下山憲治，周セイ，黒川哲志，宗林さおり，林康史，滝沢昌彦，青木人志，王雲海，藤原凛，澁谷いづみ，吉岡郁美;羽賀由利子;国際法委員会研究会（広見正行）;佐俣紀仁;中井愛子;羽賀由利子;島田裕子;田中良弘，高橋滋，松本正義，清水康弘，ダニエル・イラカン，筑紫圭一，ヒメナ・バスケス＝メニャン，織朱實，川合敏樹，トーマス・ショメルス，山形浩史，キンバリー・セクストン＝ニック，陳春生，咸仁善，友岡史仁（訳：咸仁善）;中井愛子;Masayuki Hiromi;Norihito SAMATA;島田裕子;羽賀由利子;島田裕子;Norihito SAMATA;広見正行;Aiko NAKAI;羽賀由利子;島田裕子
通讯作者：
島田裕子

ドイツ労働法における三つの一般的な平等法理ーー使用者、協約当事者、事業所委員会の平等取扱義務の内容と変化ーー

德国劳动法中的三大平等原则：雇主、协议方和工作委员会平等待遇义务的内容和变化

DOI：
发表时间：
2022
期刊：
法学論叢
影响因子：
0
作者：
広見正行;児矢野マリ，田中良弘，堀口健夫，大久保彩子，鶴田順，松本充郎，久保はるか，阪口功，牧賢司;羽賀由利子;広見正行;中井愛子;島田裕子
通讯作者：
島田裕子

労契法20条で比較対象となる無期契約労働者の範囲

劳动合同法第二十条规定比较的无限期合同工范围

DOI：
发表时间：
2018
期刊：
民商法雑誌
影响因子：
0
作者：
広見正行;児矢野マリ，田中良弘，堀口健夫，大久保彩子，鶴田順，松本充郎，久保はるか，阪口功，牧賢司;羽賀由利子;広見正行;中井愛子;島田裕子;田中良弘，高橋滋，松本恒雄，下山憲治，周セイ，黒川哲志，宗林さおり，林康史，滝沢昌彦，青木人志，王雲海，藤原凛，澁谷いづみ，吉岡郁美;羽賀由利子;国際法委員会研究会（広見正行）;佐俣紀仁;中井愛子;羽賀由利子;島田裕子;田中良弘，高橋滋，松本正義，清水康弘，ダニエル・イラカン，筑紫圭一，ヒメナ・バスケス＝メニャン，織朱實，川合敏樹，トーマス・ショメルス，山形浩史，キンバリー・セクストン＝ニック，陳春生，咸仁善，友岡史仁（訳：咸仁善）;中井愛子;Masayuki Hiromi;Norihito SAMATA;島田裕子
通讯作者：
島田裕子

パートタイム・有期雇用労働法の成立と実務への影響：長澤運輸事件／ハマキョウレックス事件最高裁判決をうけて

《兼职/定期雇佣法》的制定及其对实践的影响：继最高法院对长泽运输案/Hamakyorex案的判决之后

DOI：
发表时间：
2018
期刊：
ジュリスト
影响因子：
0
作者：
広見正行;児矢野マリ，田中良弘，堀口健夫，大久保彩子，鶴田順，松本充郎，久保はるか，阪口功，牧賢司;羽賀由利子;広見正行;中井愛子;島田裕子;田中良弘，高橋滋，松本恒雄，下山憲治，周セイ，黒川哲志，宗林さおり，林康史，滝沢昌彦，青木人志，王雲海，藤原凛，澁谷いづみ，吉岡郁美;羽賀由利子;国際法委員会研究会（広見正行）;佐俣紀仁;中井愛子;羽賀由利子;島田裕子;田中良弘，高橋滋，松本正義，清水康弘，ダニエル・イラカン，筑紫圭一，ヒメナ・バスケス＝メニャン，織朱實，川合敏樹，トーマス・ショメルス，山形浩史，キンバリー・セクストン＝ニック，陳春生，咸仁善，友岡史仁（訳：咸仁善）;中井愛子;Masayuki Hiromi;Norihito SAMATA;島田裕子;羽賀由利子;島田裕子
通讯作者：
島田裕子

有期労働者の賃金に関する労契法20条の不合理性判断

《劳动合同法》第20条关于固定期限工人工资不合理的认定

DOI：
发表时间：
2019
期刊：
民商法雑誌
影响因子：
0
作者：
広見正行;児矢野マリ，田中良弘，堀口健夫，大久保彩子，鶴田順，松本充郎，久保はるか，阪口功，牧賢司;羽賀由利子;広見正行;中井愛子;島田裕子;田中良弘，高橋滋，松本恒雄，下山憲治，周セイ，黒川哲志，宗林さおり，林康史，滝沢昌彦，青木人志，王雲海，藤原凛，澁谷いづみ，吉岡郁美;羽賀由利子;国際法委員会研究会（広見正行）;佐俣紀仁;中井愛子;羽賀由利子;島田裕子
通讯作者：
島田裕子