東シナ海沖合域に分布する流れ藻の遺伝的多様性とその産地の推定
東シナ海沖合域に分布する流れ藻の遺伝的多様性とその産地の推定
批准号:
18K14558
负责人:
水野 紫津葉
金额:
$1.91万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份:
2019
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2019-02-01 至 2020-03-31
中文摘要
東シナ海沖合域には晩冬から初春にかけて大型褐藻類のアカモクの流れ藻が多量に分布する。これらの流れ藻は、冬季から東シナ海において大産卵場を形成するブリやマアジの稚魚の生育場となって初期生残に関わると考えられるが、流れ藻の発生源である藻場は特定されていない。沿岸開発や温暖化により沿岸のアカモク藻場が消滅すれば、東シナ海沖合域に出現するアカモク流れ藻が、減少または消滅する可能性を示しており、流れ藻に依存する当該海域の生物に影響を与えると推測される。本研究では、産地が不明の流れ藻アカモクと、岩礁に生育するアカモクの遺伝情報から、アカモク流れ藻の産地を特定することを目的とした。採集後に冷凍保管されていた海藻の標本を解凍し、種を同定した後、アカモクを選別して乾燥標本を作製した。各調査海域の標本数は、日本海側144個体(新潟、富山、京都、広島、長崎)、太平洋側362個体(北海道、青森、岩手、宮城、千葉、静岡、三重)、東シナ海流れ藻128個体、鹿児島県周辺海域流れ藻132個体、高知県周辺海域32個体、石川県周辺海域29個体、中国・台湾周辺流れ藻・生育166個体であった。アカモクの系統解析に用いるマイクロサテライト領域を決定するため、日本沿岸で採集した生育アカモクのサンプルを用いて、既往研究によって報告されているShorn18等8つのプライマーについて、PCRで増幅を確かめた。その結果、Shorn26、Shorn31はバンドが確認できず、Shor18は最も増幅するものの、多形がみられなかった。日本周辺のアカモクに適応できるマイクロサテライトマーカーを新たに作成する必要があることが示された。東シナ海のアカモク流れ藻の産地となる藻場を特定するためには、今後日本周辺のアカモクと中国周辺のアカモクどちらでも容易に増幅し、多形がみられる領域を選定し、プライマーセットを作成する必要がある。
英文摘要
東シナ海沖合域には晩冬から初春にかけて大型褐藻類のアカモクの流れ藻が多量に分布する。これらの流れ藻は、冬季から東シナ海において大産卵場を形成するブリやマアジの稚魚の生育場となって初期生残に関わると考えられるが、流れ藻の発生源である藻場は特定されていない。沿岸開発や温暖化により沿岸のアカモク藻場が消滅すれば、東シナ海沖合域に出現するアカモク流れ藻が、減少または消滅する可能性を示しており、流れ藻に依存する当該海域の生物に影響を与えると推測される。本研究では、産地が不明の流れ藻アカモクと、岩礁に生育するアカモクの遺伝情報から、アカモク流れ藻の産地を特定することを目的とした。採集後に冷凍保管されていた海藻の標本を解凍し、種を同定した後、アカモクを選別して乾燥標本を作製した。各調査海域の標本数は、日本海側144個体(新潟、富山、京都、広島、長崎)、太平洋側362個体(北海道、青森、岩手、宮城、千葉、静岡、三重)、東シナ海流れ藻128個体、鹿児島県周辺海域流れ藻132個体、高知県周辺海域32個体、石川県周辺海域29個体、中国・台湾周辺流れ藻・生育166個体であった。アカモクの系統解析に用いるマイクロサテライト領域を決定するため、日本沿岸で採集した生育アカモクのサンプルを用いて、既往研究によって報告されているShorn18等8つのプライマーについて、PCRで増幅を確かめた。その結果、Shorn26、Shorn31はバンドが確認できず、Shor18は最も増幅するものの、多形がみられなかった。日本周辺のアカモクに適応できるマイクロサテライトマーカーを新たに作成する必要があることが示された。東シナ海のアカモク流れ藻の産地となる藻場を特定するためには、今後日本周辺のアカモクと中国周辺のアカモクどちらでも容易に増幅し、多形がみられる領域を選定し、プライマーセットを作成する必要がある。
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专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
東シナ海沖合域における流れ藻とブリ稚魚との遭遇と輸送:モジャコ漁の予報を目指して
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批准号:16J07426
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$0.83万
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财政年份:2016
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负责人:水野 紫津葉
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依托单位:
海外基金