近世西地中海地域における改宗の諸相：モリスコの宗教的多様性について

早期现代西地中海地区的皈依方面：摩里斯科宗教多样性

• 批准号: 22K13234
• 负责人: 押尾 高志
• 金额: $ 2.75万
• 依托单位: Seinan Gakuin University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
• 财政年份: 2022
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2022-04-01 至 2025-03-31
• 项目状态: 未结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-22K13234/
• 关键词: モリスコ; アンダルス; マグリブ; 改宗; アルハミーア; 西地中海

本研究は、16世紀スペインにおいてカトリック信仰への強制改宗を経験したムスリムの末裔であるモリスコに焦点を当て、多言語史資料を活用しつつ、空間的・信仰的「移動」がモリスコ集団にもたらした影響を明らかにし、モリスコの宗教的多様性の実態を解明することを目指すものである。本年度は、アラウィー朝の外交使節として17世紀末にスペインに派遣されたガッサーニー（1707年没）によって書かれたスペイン滞在報告書『捕虜解放のための大臣の旅（以下、捕虜解放の旅）』の読解および分析を行った。同書は、ムスリムの視点から近世スペイン社会を観察した貴重な史料として多くの研究者の関心を集めてきた。本研究では、『捕虜解放の旅』に17世紀初頭の全体追放令ののちもスペインに残留したモリスコの末裔たちの姿が記録されていることや、ガッサーニー自身がアンダルス出身家系に属する人物であることに着目して、彼がどのようにスペイン社会を観察し、その現実を通してアンダルスの過去をいかに想起したのかの一端を明らかにすることを重視した。この研究成果については、『国際文化論集』（西南学院大学）に論考として掲載された。また、3月にはスペインでの史料調査を実施した。今回の調査では、Covid-19のパンデミックにより、利用規約が変更された図書館・文書館の実態を把握しつつ、主に国立歴史文書館にて、異端審問記録の調査を中心に行った。収集した史料については現在整理中であり、成果報告を来年度中（2023年度）に行う予定である。加えて、今後の調査が円滑に行えるように、スペイン科学研究高等会議（CSIC）の人文社会学研究拠点（CCHS）に所属するM.Garcia-Arenal教授とも面談し、最新の研究状況やCCHSの研究体制の変化について情報を得た。

This study focuses on the use of multi-language historical data, spatial movement of beliefs, and the effects of religious diversity on the evolution of religious diversity in the 16th century. This year, the diplomatic envoys of the Republic of Korea were sent to the end of the 17th century. The report "The Liberation of Prisoners of War" was published in the end of 1707. In the same book, the author's point of view is to examine the valuable historical materials of modern society and to collect the interests of many researchers. This study examines the history of the "Prisoner of War Liberation Brigade" from the beginning of the 17th century to the end of the 17th century. The past is the future. The research results of this paper are published in "International Cultural Symposium"(Southwest University). The investigation of historical materials was carried out in March The investigation of the present case, Covid-19, the use of the protocol, the revision of the library, the control of the status of the document library, the main national historical document library, the investigation of the heretical interrogation record center. Collection of historical data is currently in progress, and results are reported in the coming year (2023). Further information on future research, including interviews with Professor M.Garcia-Arenal, who is a member of the CSIC and the CCHS Research Center, is available.

项目成果

ムスリム外交官が見た近世スペイン--アラウィー朝外交使節の記録から--

穆斯林外交官眼中的近代早期西班牙——来自阿拉维派外交使团的记录——

• 发表时间: 2023
• 期刊: 国際文化論集（西南学院大学）
• 作者: 佐久間 みかよ;橋川 健竜;増井 志津代;小倉 いずみ;福島大我;宮原曉；林貴哉；岡野翔太(葉翔太);岡野翔太;岡野翔太;戰後日本華僑對「新中國」的了解和感知之考察：以歌曲《我愛我的台灣》為中心;岡野翔太;陳 來幸;三好 恵真子；林 礼釗；吉成 哲平;林 初梅；所澤 潤；石井清輝;張 家綸;仲田公輔;押尾高志
• 通讯作者: 押尾高志

ムスリムから見た近世スペイン ：アラウィー朝外交使節の記録から

穆斯林视角下的近代早期西班牙：来自阿拉维派外交使团的记录

• 发表时间: 2022
• 作者: 佐久間 みかよ;橋川 健竜;増井 志津代;小倉 いずみ;福島大我;宮原曉；林貴哉；岡野翔太(葉翔太);岡野翔太;岡野翔太;戰後日本華僑對「新中國」的了解和感知之考察：以歌曲《我愛我的台灣》為中心;岡野翔太;陳 來幸;三好 恵真子；林 礼釗；吉成 哲平;林 初梅；所澤 潤；石井清輝;張 家綸;仲田公輔;押尾高志;押尾高志
• 通讯作者: 押尾高志

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