固体NMRによる蛋白質の構造形成と機能発現における金属イオンの作用機構の解析
固体NMRによる蛋白質の構造形成と機能発現における金属イオンの作用機構の解析
批准号:
09780610
负责人:
辻 暁
金额:
$1.28万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份:
1997
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1997 至 1998
中文摘要
高度好塩菌(Halobacterium salinarium)の細胞膜に局在する光プロトンポンプ蛋白質バクテリオロドプシン(bR)に結合する金属イオンの結合様式を固体高分解能^<13>CNMRを用いて解析した。紫膜からイオン交換樹脂によりイオンを除去すると、bRの吸収は短波長シフトし、固体NMRにより観測される蛋白質立体構造が大きく変化する。この変化は紫膜懸濁液のpHをl.2とした時の変化と一致しており、イオン除去による吸収波長、立体構造の変化は対イオン除去による紫膜の表面pH低下に由来することがわかった。少量のNaOHにより脱イオン膜懸濁液のpHを中性に調整すると、吸収波長は脱イオン処理前の紫膜に一致し、アラニン残基側鎖メチル炭素の固体NMRスペクトルも膜貫通部位では処理前の状態に戻った。このとき、紫膜中のbRに本来結合している二価金属イオンがNa^+に置換されることで蛋白質表面のループ部位に構造変化が誘起されたことを示すNMR信号のシフトが観測された。そこで、Na^+イオンをNMR緩和試薬であるMn^<2+>に置換することにより、二価金属イオン結合部位近傍のアラニン残基の信号を選択的に広幅化させ、bR中の金属イオン結合部位の特定を行った。その結果、二価金属イオン結合部位は主に細胞質側および細胞外側の親水表面に分布するループ部位に局在し、その一つの位置を膜貫通ヘリックスFのC-末端に露出した複数のペプチド主鎖のカルボニル酸素と特定することができた。また、Mn^<2+>添加量と信号広幅化の挙動より、bRと結合する二価金属イオンは蛋白質表面の金属イオン結合サイトおよび周囲の脂質の親水頭部の負電荷の間を容易に交換していることが明らかになり、金属イオン結合部位が蛋白質内部ではなく、親水表面に分布していることが強く示唆された。
英文摘要
高度好塩菌(Halobacterium salinarium)の細胞膜に局在する光プロトンポンプ蛋白質バクテリオロドプシン(bR)に結合する金属イオンの結合様式を固体高分解能^<13>CNMRを用いて解析した。紫膜からイオン交換樹脂によりイオンを除去すると、bRの吸収は短波長シフトし、固体NMRにより観測される蛋白質立体構造が大きく変化する。この変化は紫膜懸濁液のpHをl.2とした時の変化と一致しており、イオン除去による吸収波長、立体構造の変化は対イオン除去による紫膜の表面pH低下に由来することがわかった。少量のNaOHにより脱イオン膜懸濁液のpHを中性に調整すると、吸収波長は脱イオン処理前の紫膜に一致し、アラニン残基側鎖メチル炭素の固体NMRスペクトルも膜貫通部位では処理前の状態に戻った。このとき、紫膜中のbRに本来結合している二価金属イオンがNa^+に置換されることで蛋白質表面のループ部位に構造変化が誘起されたことを示すNMR信号のシフトが観測された。そこで、Na^+イオンをNMR緩和試薬であるMn^<2+>に置換することにより、二価金属イオン結合部位近傍のアラニン残基の信号を選択的に広幅化させ、bR中の金属イオン結合部位の特定を行った。その結果、二価金属イオン結合部位は主に細胞質側および細胞外側の親水表面に分布するループ部位に局在し、その一つの位置を膜貫通ヘリックスFのC-末端に露出した複数のペプチド主鎖のカルボニル酸素と特定することができた。また、Mn^<2+>添加量と信号広幅化の挙動より、bRと結合する二価金属イオンは蛋白質表面の金属イオン結合サイトおよび周囲の脂質の親水頭部の負電荷の間を容易に交換していることが明らかになり、金属イオン結合部位が蛋白質内部ではなく、親水表面に分布していることが強く示唆された。
期刊论文(2)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
Satoru Tuzi: "Location of a Cation-Binding Site in the Loop between Helices F and G of Bacteriorhodopsin as Studied by ^<13>C NMR" Biophysical Journal. 76・3. 1523-1531 (1999)
Satoru Tuzi:“细菌视紫红质螺旋 F 和 G 之间的环中的阳离子结合位点的研究,通过 ^ 13 C NMR”《生物物理学杂志》76·3(1999)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
固体NMR分光法による生体膜表面に局在する細胞内情報伝達システムの分子機構の解析
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批准号:19036031
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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资助金额:$4.35万
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财政年份:2007
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负责人:辻 暁
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依托单位:
固体NMR分光法による生体膜表面における細胞内情報伝達系蛋白質の動的構造の解析
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批准号:17048029
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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资助金额:$4.16万
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财政年份:2005
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负责人:辻 暁
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依托单位:
固体高分解能NMRによる膜蛋白質中の金属イオン結合部位の特定ならびに立体構造、機能の解析
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批准号:11780476
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$1.41万
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财政年份:1999
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负责人:辻 暁
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依托单位:
固体高分解能^<13>CNMRによる^<13>C標識膜蛋白質の動的高次構造の解析
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批准号:07780580
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.64万
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财政年份:1995
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负责人:辻 暁
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依托单位:
固体高分解^<13>CNMRによる膜内在性蛋白質の高次構造変化の解析
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批准号:05780482
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.58万
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财政年份:1993
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负责人:辻 暁
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依托单位:
固体および溶液高分解能NMRによるトロポミオシンの超二次構造の解析
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批准号:04750741
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.58万
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财政年份:1992
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负责人:辻 暁
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依托单位:
海外基金