長期増強現象誘導に伴う海馬神経細胞の樹状突起部位のケーブル特性の変化の解析
長期増強現象誘導に伴う海馬神経細胞の樹状突起部位のケーブル特性の変化の解析
批准号:
09780741
负责人:
高木 博
金额:
$1.34万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份:
1997
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1997 至 1998
中文摘要
数千・数百億の神経細胞から構成される脳は、認知、思考、感情、意思といった複雑な高次機能をつかさどる器官であると古くから考えられてきた。特に海馬体(hippocampus)は記憶をつかさどる部位として多くの研究者たちにより研究されてきた。そして海馬の特定のシナプスを繰返し電気刺激すると、刺激の応答が長期に渉って増大するという長期増強(LTP=Long-Term Potentiation)が報告されている。また、Hebbは「細胞間の信号の交信は、同時に発火した細胞間でシナプス結合が強化され細胞が集団化することで生じ、これこそが学習や記憶の細胞レベルの機序であるという」、ヘップ則を提案した。海馬のCA1領域のLTPはこのヘップ則に従うものであり、そのためLTPは学習・記憶の電気生理学的モデルであると信じられている。LTPの生理学的実体については「サイレントシナプス説」に見られるようにシナプス部位の限局した変化であると考えられてきた。ところが、E-S potentiationのようにシナプス部位の限定した変化だけでは説明し得ない現象も存在している。そこで、本研究では樹状突起の信号伝達特性の指標として「ケーブル特性」を用いLTP誘導に伴う、その変化について検討した。高頻度電気刺激によりLTPを誘発し、CA1錐体細胞の樹状突起沿いに配置した多点電極からEPSPを記録することにより樹状突起の電気的特性を解析した。8×8個のガラス基板上に配置した多点電極から細胞外記録を行い、シナプス入力部位の近位と遠位でEPSP勾配の変化を求め、電気緊張的距離で減少していく過程をLTP形成の前後で検討した。その結果、海馬CA1錐体細胞の樹状突起では、高頻度刺激に伴う長期増強現象の発生により樹状突起でのケーブル特性変化は空間定数の増加をもたらし、信号伝達特性が上昇することが示された。即ち海馬CA1錐体細胞の樹状突起では、高頻度刺激に伴う長期増強現象の発生により樹状突起でのケーブル特性は空間定数の増加をもたらし、信号がより遠方まで伝わるようになった。更に長期増強により増大したEPSPは、樹状突起全体で一様に増大するのではなく、シナプス伝達の増強が起きたシナプス部位よりも遠位でその程度が大きかった。
英文摘要
数千・数百億の神経細胞から構成される脳は、認知、思考、感情、意思といった複雑な高次機能をつかさどる器官であると古くから考えられてきた。特に海馬体(hippocampus)は記憶をつかさどる部位として多くの研究者たちにより研究されてきた。そして海馬の特定のシナプスを繰返し電気刺激すると、刺激の応答が長期に渉って増大するという長期増強(LTP=Long-Term Potentiation)が報告されている。また、Hebbは「細胞間の信号の交信は、同時に発火した細胞間でシナプス結合が強化され細胞が集団化することで生じ、これこそが学習や記憶の細胞レベルの機序であるという」、ヘップ則を提案した。海馬のCA1領域のLTPはこのヘップ則に従うものであり、そのためLTPは学習・記憶の電気生理学的モデルであると信じられている。LTPの生理学的実体については「サイレントシナプス説」に見られるようにシナプス部位の限局した変化であると考えられてきた。ところが、E-S potentiationのようにシナプス部位の限定した変化だけでは説明し得ない現象も存在している。そこで、本研究では樹状突起の信号伝達特性の指標として「ケーブル特性」を用いLTP誘導に伴う、その変化について検討した。高頻度電気刺激によりLTPを誘発し、CA1錐体細胞の樹状突起沿いに配置した多点電極からEPSPを記録することにより樹状突起の電気的特性を解析した。8×8個のガラス基板上に配置した多点電極から細胞外記録を行い、シナプス入力部位の近位と遠位でEPSP勾配の変化を求め、電気緊張的距離で減少していく過程をLTP形成の前後で検討した。その結果、海馬CA1錐体細胞の樹状突起では、高頻度刺激に伴う長期増強現象の発生により樹状突起でのケーブル特性変化は空間定数の増加をもたらし、信号伝達特性が上昇することが示された。即ち海馬CA1錐体細胞の樹状突起では、高頻度刺激に伴う長期増強現象の発生により樹状突起でのケーブル特性は空間定数の増加をもたらし、信号がより遠方まで伝わるようになった。更に長期増強により増大したEPSPは、樹状突起全体で一様に増大するのではなく、シナプス伝達の増強が起きたシナプス部位よりも遠位でその程度が大きかった。
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Shigeo Watanabe: "Different roles of two types voltage-gated Ca^<2+> channels in rat Cerebellar Purkinje neurous." Brain.Res.in press (1998)
Shigeo Watanabe:“两种电压门控 Ca^2 通道在大鼠小脑浦肯野神经中的不同作用。”
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
Shigeo Watanabe: "Differential Roles of Two Types of Valtage-Gated Ca^<2+> Channels in the Dendrites of Rat Cerebellar Purkinje Neurons" Brain Research. 791. 43-55 (1998)
Shigeo Watanabe:“大鼠小脑浦肯野神经元树突中两种电压门控 Ca^<2> 通道的不同作用”大脑研究。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
高木博: "記憶モデルとしてのLTPについて" 放射線科学. 印刷中. (1999)
Hiroshi Takagi:“关于 LTP 作为记忆模型”,放射科学出版社(1999 年)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
Hiroshi Takagi: "Roles of A-and D-type K channels in EPSP integration at a model dendrite" Neuroscience Letters. 254. 165-168 (1998)
Hiroshi Takagi:“A 型和 D 型 K 通道在模型树突 EPSP 整合中的作用”《神经科学快报》。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
Susumu Kotani: "Hippocampul LTP observed by Multi-Arrag-Electrode" Journal of Advanced Science. 10. 124- (1998)
Susumu Kotani:“通过多阵列电极观察到的海马 LTP”《高级科学杂志》。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
共 8 条
デンドライトパッチ法を用いた小脳プルキンエ細胞樹状突起のカルシウムチャネルの解析
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批准号:08780776
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.58万
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财政年份:1996
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负责人:高木 博
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依托单位:
デンドライトパッチ法による小脳可塑性シナプスの解析
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批准号:07780728
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.64万
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财政年份:1995
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负责人:高木 博
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依托单位:
微小電極アレイ上に培養した神経細胞によるシナプス様結合の形成
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批准号:06780681
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.64万
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财政年份:1994
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负责人:高木 博
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依托单位:
シナプス前膜での伝達物質放出機構の解明
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批准号:05858118
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.51万
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财政年份:1993
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负责人:高木 博
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依托单位:
モルヒネ拮抗薬の薬理学的研究
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批准号:X41440----750094
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项目类别:Particular Research
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资助金额:$0.16万
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财政年份:1966
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负责人:高木 博
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依托单位:
海外基金