「満州国」における教育政策の実態―日本人教師の役割を中心に―

伪满洲国教育政策的实际状况 - 以日本教师的作用为中心 -

• 批准号: 10710115
• 负责人: 大森 直樹
• 金额: $ 0.96万
• 依托单位: Tokyo Gakugei University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
• 财政年份: 1998
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 1998 至 1999
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-10710115/
• 关键词: 「満州国」; 教育政策; 植民地教育史; 歴史認識; 日本人; 聞き取り; 植民地支配; 日本人教師; 植民地; 教師; 教育史; 中国東北; 侵略

「満州国」教育政策の実態の解明は、中国・日本をはじめとする東アジアにおける歴史認識の共有化という課題に教育学から接近していくため不可欠の作業である。この作業を本研究では、次の3つに区分して取り組んだ。(1)日本人の歴史認識の質を問題にしながら先行研究を整理して実態解明の研究観点を明確にすること、(2)「満州国」教育政策のアウトラインを知るための『満州国政府広報』関連記事の分析、(3)「満州国」教育体験者への聞き取り調査と分析。(1)については、論文「日本における「満州国」教育史像の検証」(『植民地教育史像の再構成』皓星社)を1998年度の研究成果として纏め、(2)については復刻資料『偽満州国政府公報』(中国・遼寧書社)と吉林省資料館で入手した原資料を照合して書誌学的考察に着手した。また当初、(2)(3)の作業を「日本人教師の役割」の解明を軸に進める予定だったが、植民地支配を受けた側の認識を十分にふまえることが、歴史認識を明確にするための実態解明には先決であることが(1)の作業のなかで明確になったため、「日本人教師の役割」だけに限定することなく、中国側の体験者の証言から「満州国」の教育の実態に接近することに主眼を据え直し、1999年度は主に(3)の作業を行った。具体的には、1997年に本研究の事前研究として北京・長春ほか中国各地で行った聞き取り調査結果を分析し、本研究目的と証言内容の発表について当事者から十分な合意が得られた3名の証言記録をまとめた。

The state of education policy in Japan is explained clearly by China and Japan. This study is divided into three parts: (1)(2) Analysis of related notes in the "Manju Government Bulletin" to gain insight into the educational policies of the "Manju State";(3) Investigation and analysis of news from "Manju State" educational practitioners. (1)The paper "Examination of Educational History Image of Japan"("Reconstruction of Educational History Image of Planting Land"), the research results of 1998,(2) the reproduction data of "Government Gazette of Pseudo Prefecture"(China·Liaoning Bookstore) and the Jilin Province Database, the investigation of bibliography. (2)(3)(1)(2)(3)(3)(4)(4)(5)(6)(7)(8)(9)(10)(11)(12)(13)(14)(15)(16)(17)(18)(19)(19)(10)(19)(10)(10)(19)(10)(10)(11)(10)(10)(11)(10)(10) Testimony from China's students and teachers, close to the state of education in China, and the implementation of the 1999 main program (3). The purpose of this study is to analyze the results of the investigation conducted in Beijing, Changchun, China in 1997. The purpose of this study is to develop the content of testimony.

项目成果

大森直樹: "『現代支那満州教育資料』における中国教育観の特質" アジア学叢書. 55巻. 1-11 (1998)

大森直树：“《现代汉语和满洲教育教材》中中国教育观的特征”，亚洲研究系列，第55卷，1-11（1998）。

大森直樹: "日本における「満州国」教育史像の検証-「美談」から「他者」の視点へ" 植民地教育史研究年報1号. 第1号. 40-61 (1998)

大森直树：《日本‘满洲国’教育历史形象审视——从‘美丽故事’到‘他者’视角》《殖民地教育史研究年报》第1期第1期40-61（1998）

大森直樹: "「日本人の自覚」の再構成-民族的「他者」との関係から-" 現代教育科学. 506号. 17-19 (1998)

大森直树：“‘日本人的自我意识’的重建——从与种族‘他者’的关系的角度来看——”现代教育科学，506, 17-19 (1998)。

大森直樹(訳者): "顔震華著「「満州国」の高等教育」" 変貌する大学-知の植民地支配-. 第4巻. 62-85 (1998)

大森直树（译者）：“‘满洲国’的高等教育”，颜振华着《改变大学——殖民地知识控制》，卷4。62-85（1998）。