ミクロ・マクロ複合相転移による新規相分離構造の創製
ミクロ・マクロ複合相転移による新規相分離構造の創製
批准号:
10750648
负责人:
竹中 幹人
金额:
$0.58万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份:
1998
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1998 至 1999
中文摘要
本研究では、二種類の高分子AとBがそれらの片末端で共有結合により一本の分子鎖中に結び付けられているA-BジブロックコポリマーとA-Bの一成分と相溶性を持つ高分子Cの混合系におけるミクロ相分離とマクロ相分離による相分離構造の形成過程を明らかにすることを目的とし、初期条件としてミクロ相分離を起こさせてから、その後にマクロ相分離を起こさせた場合に注目し、その自己秩序化過程に関して検討を行った。用いた試料はスチレンイソプレン共重合体(S-I,数平均分子量Mn=176,000,スチレン重量分率=0.85)とポリビニルメチルエーテル(PVME,Mn=27,000)である。S-Iは単体でポリイソプレン部分が球状ミクロ相分離構造を形成し、かつその球状ドメインが体心立方格子を組む。PVMEはS-Iのポリスチレンに対して相溶性をもっている。そのため、S-IとPVMEを共通良溶媒であるトルエンに溶解し室温で溶媒を蒸発させることにより、ポリスチレンとPVMEが均一に相溶してイソプレンの球状ドメインがポリスチレンとPVMEのマトリックスに均一に分散した透明なフィルムを得ることに成功した。すなわち、この状態においてはミクロ相分離のみが起こっている状態である。このフィルムを昇温するとフィルムは白濁し、スチレンとPVMEの相溶性が悪くなることによりマクロ相分離が引き起こされることが分かった。このことより、S-I/PVME系においてミクロ相分離・マクロ相分離の順で相分離を起こさせることに成功した。この系を二相領域に温度ジャンプさせることにより、ミクロ相分離・マクロ相分離複合相転移における自己秩序化過程を時分割光散乱法・時分割小角X線散乱(SAXS)法を用いて調べた。その結果、S-I/PVME混合系の温度ジャンプによるマクロ相分離はスピノーダル分解によることがわかった。S-I/PVME混合系のスピノ-ダル分解は、S-Iが球状ミクロ相分離構造に拘束される効果およびBCC lattticeを組むことによるLong range orderの効果による相分離の遅延が起こっていることが明らかにされた。また、このマクロ相分離過程におけるミクロ相分離構造の時間変化は、マクロ相分離により、均一な系がS-Iリッチ相とPVMEリッチ相に相分離することにより、S-Iリッチ相においてS-I単体での安定な構造へと転移することを反映していることが分かった。
英文摘要
本研究では、二種類の高分子AとBがそれらの片末端で共有結合により一本の分子鎖中に結び付けられているA-BジブロックコポリマーとA-Bの一成分と相溶性を持つ高分子Cの混合系におけるミクロ相分離とマクロ相分離による相分離構造の形成過程を明らかにすることを目的とし、初期条件としてミクロ相分離を起こさせてから、その後にマクロ相分離を起こさせた場合に注目し、その自己秩序化過程に関して検討を行った。用いた試料はスチレンイソプレン共重合体(S-I,数平均分子量Mn=176,000,スチレン重量分率=0.85)とポリビニルメチルエーテル(PVME,Mn=27,000)である。S-Iは単体でポリイソプレン部分が球状ミクロ相分離構造を形成し、かつその球状ドメインが体心立方格子を組む。PVMEはS-Iのポリスチレンに対して相溶性をもっている。そのため、S-IとPVMEを共通良溶媒であるトルエンに溶解し室温で溶媒を蒸発させることにより、ポリスチレンとPVMEが均一に相溶してイソプレンの球状ドメインがポリスチレンとPVMEのマトリックスに均一に分散した透明なフィルムを得ることに成功した。すなわち、この状態においてはミクロ相分離のみが起こっている状態である。このフィルムを昇温するとフィルムは白濁し、スチレンとPVMEの相溶性が悪くなることによりマクロ相分離が引き起こされることが分かった。このことより、S-I/PVME系においてミクロ相分離・マクロ相分離の順で相分離を起こさせることに成功した。この系を二相領域に温度ジャンプさせることにより、ミクロ相分離・マクロ相分離複合相転移における自己秩序化過程を時分割光散乱法・時分割小角X線散乱(SAXS)法を用いて調べた。その結果、S-I/PVME混合系の温度ジャンプによるマクロ相分離はスピノーダル分解によることがわかった。S-I/PVME混合系のスピノ-ダル分解は、S-Iが球状ミクロ相分離構造に拘束される効果およびBCC lattticeを組むことによるLong range orderの効果による相分離の遅延が起こっていることが明らかにされた。また、このマクロ相分離過程におけるミクロ相分離構造の時間変化は、マクロ相分離により、均一な系がS-Iリッチ相とPVMEリッチ相に相分離することにより、S-Iリッチ相においてS-I単体での安定な構造へと転移することを反映していることが分かった。
期刊论文(4)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
Mikihito Takenaka: "Evaluation of interface curvature in complex fluids from scattered intensity"Physica A. 276. 22-29 (2000)
Mikihito Takenaka:“从散射强度评估复杂流体中的界面曲率”Physica A. 276. 22-29 (2000)
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
Mikihito Takenaka: "Self-Assembly in Mixtures of diblock Copolymer and Homopolymer"Proceeding of PTM'99. 12. 93-96 (1999)
Mikihito Takenaka:“二嵌段共聚物和均聚物混合物中的自组装”PTM99 论文集。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
J.Kojima: "Early Stage Spinodal Decompoaition in Polymer Solution under High Pressure." Macromolecules. 32. (1999)
J.Kojima:“高压下聚合物溶液中的早期旋节线分解”。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
光崩壊性分子を含んだブロックコポリマーによる新規相分離構造の創製とそのリサイクル
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批准号:14045245
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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资助金额:$2.37万
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财政年份:2002
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负责人:竹中 幹人
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依托单位:
圧力誘起相転移によるソフトマテリアルの新規相分離構造の創製とそのリサイクル
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批准号:13031053
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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资助金额:$1.15万
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财政年份:2001
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负责人:竹中 幹人
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依托单位:
高分子混合系の相転移における秩序化過程並びに機構
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批准号:02953046
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (Research Fellowship)
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资助金额:$0.64万
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财政年份:1990
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负责人:竹中 幹人
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依托单位:
海外基金