根端メリステムにおける寒冷シグナルの記憶とその娘細胞への伝達システム
根端メリステムにおける寒冷シグナルの記憶とその娘細胞への伝達システム
批准号:
10760041
负责人:
伊藤 菊一
金额:
$1.34万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份:
1998
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1998 至 1999
中文摘要
植物の低温に対する応答・適応機構には様々な遺伝子の発現変動が関与しているが、低温で誘導/抑制される遺伝子群を一括して統御する植物由来の転写因子について不明の点が多い。平成10年度では、根端において低温により発現が変動する複数のタンパク質の同定に成功し、このうちのいくつかは寒冷シグナルの記憶現象と関連があることを明らかにした。平成11年度においては、これらの低温で誘導されるタンパク質群を一括して制御することが予想される転写因子の単離と、その低温における誘導経路の解析を行った。その結果、ハツカダイコンの根より、bZIPタンパク質をコードする新規遺伝子(rdlip)の単離に成功し、本遺伝子が低温により特異的に活性化されることを突き止めた。さらに、rdlipの発現について詳細に解析した結果、低温における発現は根の中間部分で特異的であり、この低温特異的な発現はカルシウムキレーターであるBAPTAにより阻害されることが判明し、rdlipの低温における発現には細胞外からのカルシウムの流入が関与していることが示唆された。一方、rdlipの発現はシクロヘキシミド処理により常温でも誘導され、その根における誘導部位は、低温処理時とは異なっていた。さらに、シクロヘキシミドによるrdlipの発現誘導には細胞外からのカルシウムの流入の関与は認められないことから、rdlipの発現誘導には、カルシウムおよびシクロヘキシミドによって活性化されるシグナル伝達経路が関与していることが示唆された。本研究で得られた低温誘導性の転写因子と寒冷シグナルの記憶現象との関連を解明するためにはさらに実験を積み重ねる必要があるが、根における低温応答に関する基礎的な知見が得られたものと考えられる。
英文摘要
植物の低温に対する応答・適応機構には様々な遺伝子の発現変動が関与しているが、低温で誘導/抑制される遺伝子群を一括して統御する植物由来の転写因子について不明の点が多い。平成10年度では、根端において低温により発現が変動する複数のタンパク質の同定に成功し、このうちのいくつかは寒冷シグナルの記憶現象と関連があることを明らかにした。平成11年度においては、これらの低温で誘導されるタンパク質群を一括して制御することが予想される転写因子の単離と、その低温における誘導経路の解析を行った。その結果、ハツカダイコンの根より、bZIPタンパク質をコードする新規遺伝子(rdlip)の単離に成功し、本遺伝子が低温により特異的に活性化されることを突き止めた。さらに、rdlipの発現について詳細に解析した結果、低温における発現は根の中間部分で特異的であり、この低温特異的な発現はカルシウムキレーターであるBAPTAにより阻害されることが判明し、rdlipの低温における発現には細胞外からのカルシウムの流入が関与していることが示唆された。一方、rdlipの発現はシクロヘキシミド処理により常温でも誘導され、その根における誘導部位は、低温処理時とは異なっていた。さらに、シクロヘキシミドによるrdlipの発現誘導には細胞外からのカルシウムの流入の関与は認められないことから、rdlipの発現誘導には、カルシウムおよびシクロヘキシミドによって活性化されるシグナル伝達経路が関与していることが示唆された。本研究で得られた低温誘導性の転写因子と寒冷シグナルの記憶現象との関連を解明するためにはさらに実験を積み重ねる必要があるが、根における低温応答に関する基礎的な知見が得られたものと考えられる。
期刊论文(2)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
Ho,K.,Kusano,T.and Tsutsumi,K.: "A cold-inducible bZIP protein gene in radish root regulated by calcium- and cycloheximide-mediated signals"Plant Science. 142. 57-65 (1999)
Ho,K.、Kusano,T. 和 Tsutsumi,K.:“萝卜根中冷诱导的 bZIP 蛋白基因受钙和放线菌酮介导的信号调节”《植物科学》。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
Exploreing and identification of thermosensing-module that involves in thermoregulation of skunk cabbage.
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批准号:19H02918
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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资助金额:$10.98万
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财政年份:2019
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负责人:伊藤 菊一
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依托单位:
細胞質に存在する無益回路に着目したザゼンソウ温度センサーに関する研究
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批准号:22380184
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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资助金额:$9.4万
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财政年份:2010
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负责人:伊藤 菊一
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依托单位:
発熱植物において見出された脱共役活性に基づくヒトUCPの機能改変に関する研究
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批准号:22659041
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项目类别:Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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资助金额:$1.29万
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财政年份:2010
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负责人:伊藤 菊一
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依托单位:
ザゼンソウ由来の発熱培養細胞系の樹立に関する研究
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批准号:19658128
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项目类别:Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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资助金额:$2.18万
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财政年份:2007
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负责人:伊藤 菊一
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依托单位:
恒温植物の熱産生プロセスに関する研究
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批准号:12760221
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$1.47万
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财政年份:2000
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负责人:伊藤 菊一
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依托单位:
根の組織構築に関与するphysical morphogenとしての静止中心
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批准号:08760314
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.64万
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财政年份:1996
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负责人:伊藤 菊一
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依托单位:
根の組織構築に関与する物理的要因としてのQuiescent Center
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批准号:07760313
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.64万
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财政年份:1995
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负责人:伊藤 菊一
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依托单位:
アルドラーゼB遺伝子の肝特異的発現を調節する新しい転写因子のcDNAクローニング
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批准号:04780167
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.58万
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财政年份:1992
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负责人:伊藤 菊一
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依托单位:
海外基金