強オピオイドの血中濃度モニタリングによる処方設計支援体制の構築
強オピオイドの血中濃度モニタリングによる処方設計支援体制の構築
批准号:
21928016
负责人:
谷 大輔
金额:
$0.38万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
财政年份:
2009
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2009 至 --
中文摘要
強オピオイドを切り替える際、用いられる換算表は一般的な目安であり、特にフェンタネスト貼付剤は皮膚の状態や張り方によっても吸収量に個体差が大きいことがいわれており、一概に換算比で最適投与量を決定できるものではない。また、強オピオイド製剤の有効性の評価法として「痛み」という主観が最優先されるため、客観的な評価法の確立はなお一層今後求められてくると予想される。本研究では、「科学的根拠に基づく処方設計」のためのエビデンスを構築することを目標とし、症例を集積して血中強オピオイド濃度と鎮痛有効濃度域の個体差に関するPK/PD解析を行い、個体差に及ぼす影響因子に関する要因分析を進めてきた。低用量のオピオイド服用者の動態を知る上でより高感度の測定系の確立が必要であった。そこで、従来のHPLC/ECD法からLC/MS法およびGC/MS法での各種オピオイドの測定系を検討した。モルヒネ及びモルヒネ代謝物M3G,M6G)はLC/MS法に切り替えることにより感度が向上し、有効な測定法を確立した。フェンタニルについてはGC/MS法により測定をすでに確立している。オキシコドンの測定系についてはポリマー系逆相カートリッジOasis HLBを用いたクリーンアップ前処理によるLC/MS法での測定について確立しつつある。今後これらの測定系を用い、オピオイドの服用患者の血中濃度モニタリングに生かすことにより、オピオイドローテーションを行う際、客観的に投与設計を決定するのみならず、患者個々の有効性および安全性を検討する上で参考にすることができる有益な情報を与えることができるものと考える。
英文摘要
強オピオイドを切り替える際、用いられる換算表は一般的な目安であり、特にフェンタネスト貼付剤は皮膚の状態や張り方によっても吸収量に個体差が大きいことがいわれており、一概に換算比で最適投与量を決定できるものではない。また、強オピオイド製剤の有効性の評価法として「痛み」という主観が最優先されるため、客観的な評価法の確立はなお一層今後求められてくると予想される。本研究では、「科学的根拠に基づく処方設計」のためのエビデンスを構築することを目標とし、症例を集積して血中強オピオイド濃度と鎮痛有効濃度域の個体差に関するPK/PD解析を行い、個体差に及ぼす影響因子に関する要因分析を進めてきた。低用量のオピオイド服用者の動態を知る上でより高感度の測定系の確立が必要であった。そこで、従来のHPLC/ECD法からLC/MS法およびGC/MS法での各種オピオイドの測定系を検討した。モルヒネ及びモルヒネ代謝物M3G,M6G)はLC/MS法に切り替えることにより感度が向上し、有効な測定法を確立した。フェンタニルについてはGC/MS法により測定をすでに確立している。オキシコドンの測定系についてはポリマー系逆相カートリッジOasis HLBを用いたクリーンアップ前処理によるLC/MS法での測定について確立しつつある。今後これらの測定系を用い、オピオイドの服用患者の血中濃度モニタリングに生かすことにより、オピオイドローテーションを行う際、客観的に投与設計を決定するのみならず、患者個々の有効性および安全性を検討する上で参考にすることができる有益な情報を与えることができるものと考える。
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