CDDP誘発性腎機能障害とマグネシウムの腎保護作用の関係に関する研究
CDDP誘発性腎機能障害とマグネシウムの腎保護作用の関係に関する研究
批准号:
24929018
负责人:
松田 絹代
金额:
$0.38万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
财政年份:
2012
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2012 至 --
中文摘要
シスプラチン(CDDP)は、DNA合成およびそれに引き続くがん細胞の分裂を阻害することにより高い抗腫瘍効果を示す薬剤であり、肺癌、胃癌、頭頸部癌等の治療において中心的な役割を担っている。CDDPの用量規制因子は腎機能障害であり、その発現機序はCDDPが尿細管に蓄積し、尿細管細胞の壊死を引き起こすことであると考えられている。CDDPの添付文書には、腎機能障害の対策としてCDDP投与前後に2リットルの輸液を4時間以上かけて投与することが記載されており、点滴による長い拘束時間や頻回の排尿などにより患者のQOL(quality of life)を低下させる原因となっている。当院では、頭頸部癌の導入化学療法としてCDDP(4日目)、5-フルオロウラシル(1-5日目)およびドセタキセル(1日目)を併用するTPF療法を行う際には、すべての症例に対してCDDPの腎機能障害の対策として13日目まで水分負荷を行っている。2012年4月1日~2013年1月31日の期間にTPF療法を行った患者は37人であった。血中尿素窒素、血清クレアチニンおよび糸球体ろ過量を指標にCDDP投与後の腎機能障害の発現頻度および程度を調査した結果、3例にgrade1、1例にgrade2の腎機能障害が発現しており、grade2の腎機能障害を発現した症例では、CDDP投与終了の一ヵ月後においても投与前の腎機能まで回復しておらず、腎機能障害が発現した症例においては長期的な観察が必要であることが分かった。また、全ての症例に同様の水分負荷を行ったにも関わらず、一部の症例では腎機能障害が発現したことから、水分負荷だけでは十分な有害事象対策とはならないことが明らかとなった。これらの結果から、治療開始前の腎機能障害の程度等の患者毎のリスクファクターを正確に評価することだけでなく、血中マグネシウム濃度等を用いた腎機能障害の発現を予測する方法を確立することが重要であること考えられる。
英文摘要
シスプラチン(CDDP)は、DNA合成およびそれに引き続くがん細胞の分裂を阻害することにより高い抗腫瘍効果を示す薬剤であり、肺癌、胃癌、頭頸部癌等の治療において中心的な役割を担っている。CDDPの用量規制因子は腎機能障害であり、その発現機序はCDDPが尿細管に蓄積し、尿細管細胞の壊死を引き起こすことであると考えられている。CDDPの添付文書には、腎機能障害の対策としてCDDP投与前後に2リットルの輸液を4時間以上かけて投与することが記載されており、点滴による長い拘束時間や頻回の排尿などにより患者のQOL(quality of life)を低下させる原因となっている。当院では、頭頸部癌の導入化学療法としてCDDP(4日目)、5-フルオロウラシル(1-5日目)およびドセタキセル(1日目)を併用するTPF療法を行う際には、すべての症例に対してCDDPの腎機能障害の対策として13日目まで水分負荷を行っている。2012年4月1日~2013年1月31日の期間にTPF療法を行った患者は37人であった。血中尿素窒素、血清クレアチニンおよび糸球体ろ過量を指標にCDDP投与後の腎機能障害の発現頻度および程度を調査した結果、3例にgrade1、1例にgrade2の腎機能障害が発現しており、grade2の腎機能障害を発現した症例では、CDDP投与終了の一ヵ月後においても投与前の腎機能まで回復しておらず、腎機能障害が発現した症例においては長期的な観察が必要であることが分かった。また、全ての症例に同様の水分負荷を行ったにも関わらず、一部の症例では腎機能障害が発現したことから、水分負荷だけでは十分な有害事象対策とはならないことが明らかとなった。これらの結果から、治療開始前の腎機能障害の程度等の患者毎のリスクファクターを正確に評価することだけでなく、血中マグネシウム濃度等を用いた腎機能障害の発現を予測する方法を確立することが重要であること考えられる。
期刊论文(3)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
オピオイドレスキューの患者自己管理実態と自己管理実施に対する医療従事者の意識調査
阿片类药物抢救患者自我管理现状及医务人员自我管理实施意识调查
DOI:
--
发表时间:
2012
期刊:
日本病院薬剤師会雑誌
影响因子:
--
作者:
[白吉紘幸, 松田絹代, 西郷織江, 中島博史, 大西幸江, 原田好子, 西羅輝雄, 櫻井順子, 一瀬直子, 奥野滋子, 鶴丸昌彦, 佐瀬一洋, 越前宏俊]
通讯作者:
越前宏俊
パクリタキセル施行乳がん患者における末梢神経障害の発症頻度と危険因子に関する検討
紫杉醇治疗乳腺癌患者周围神经病变发生率及危险因素研究
DOI:
--
发表时间:
2012
期刊:
医療薬学
影响因子:
--
作者:
[津田泰正, 松田絹代, 田嶋美幸, 閔貴善, 原田好子, 佐藤邦義, 村山哲史, 齊藤光江, 吉田久博, 佐瀬一洋]
通讯作者:
佐瀬一洋
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