極めて低レベルの第VIII因子活性を定量するための改変凝固1段法の検討
極めて低レベルの第VIII因子活性を定量するための改変凝固1段法の検討
批准号:
24931023
负责人:
田中 亮子
金额:
$0.26万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
财政年份:
2012
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2012-04-01 至 2013-03-31
中文摘要
血友病A治療において低値域の第VIII因子(FVIII)活性を正確に測定することは, 重症度診断や臨床経過を予測する上で極めて重要である. FVIII活性は凝固1段法による測定方法が一般的で, 凝固測定試薬(APTT試薬やFVIII欠乏血漿)や測定機器の特性が検査値に影響する. 実際, 血友病A同一検体でのサーベイの結果, 施設間差が著しい事が報告されている. このことから, APTT試薬や機器の特性を調査し, 低値のFVIII活性を感度よく, 正確に測定できる系を確立することを目的とした. 最初に, APTT試薬のFVIII感受性評価のため, ボランティア採血から作成した正常血漿(プール血漿)もしくは各社の市販標準血漿と欠乏血漿を用いてFVIII活性稀釈系列血漿を作成し, 数種のAPTT試薬でAPTTを測定した. その際, プール血漿をFVIII活性100%とし, 各社の標準血漿のFVIII活性を測定して暫定値として用いた. この結果, 特にFVIII活性が5%以下では, その凝固時間の延長率がAPTT試薬に影響して, 試薬選定が重要であった. 故に, APTT延長率の大きい試薬により, 低値域のFVIII活性が感度良く測定可能であることが示唆された. 次に測定機器を1つに固定し, 各APTT試薬, プール血漿や各欠乏血漿を用いて, FVIII活性用検量線を作成した. APTT延長率の大きい試薬では, FVIII活性低値で検量線は直線性を示し, 低値域に関してもばらつきが少なく測定可能であった. この系でFVIII製剤(献血由来, 遺伝子組換え型)と各種欠乏血漿を用いたFVIII活性希釈系列血漿を作成しFVIII活性測定の精確性を評価し, 合成基質でのFVIII活性と比較した. その結果, 稀釈系列血漿調整時(前稀釈)もしくは測定系に用いる欠乏血漿の組合せの差異で, VIII活性値が異なった. 文献的にはFVIII製剤の前希釈や, 凝固1段法によるFVIII活性測定には, 血友病A症例の欠乏血漿(またはvon Willebrand 因子の正常なFVIII欠乏血漿)の使用が推奨されており, その測定系と合成基質法によるFVIII活性値は近い値であったものの理論値と一致しなかった. 以上の検討により, 試薬や欠乏血漿の特徴, その組合せによりFVIII活性値変動か生じるが, 標準物質がないためにその測定値の適切性は評価不可能であった. 今後, 本測定法による活性値について, トロンビン生成検査やThromboelastographyなどの凝固機能検査や, 実症例の臨床経過と比較を行う予定である.
英文摘要
血友病A治療において低値域の第VIII因子(FVIII)活性を正確に測定することは, 重症度診断や臨床経過を予測する上で極めて重要である. FVIII活性は凝固1段法による測定方法が一般的で, 凝固測定試薬(APTT試薬やFVIII欠乏血漿)や測定機器の特性が検査値に影響する. 実際, 血友病A同一検体でのサーベイの結果, 施設間差が著しい事が報告されている. このことから, APTT試薬や機器の特性を調査し, 低値のFVIII活性を感度よく, 正確に測定できる系を確立することを目的とした. 最初に, APTT試薬のFVIII感受性評価のため, ボランティア採血から作成した正常血漿(プール血漿)もしくは各社の市販標準血漿と欠乏血漿を用いてFVIII活性稀釈系列血漿を作成し, 数種のAPTT試薬でAPTTを測定した. その際, プール血漿をFVIII活性100%とし, 各社の標準血漿のFVIII活性を測定して暫定値として用いた. この結果, 特にFVIII活性が5%以下では, その凝固時間の延長率がAPTT試薬に影響して, 試薬選定が重要であった. 故に, APTT延長率の大きい試薬により, 低値域のFVIII活性が感度良く測定可能であることが示唆された. 次に測定機器を1つに固定し, 各APTT試薬, プール血漿や各欠乏血漿を用いて, FVIII活性用検量線を作成した. APTT延長率の大きい試薬では, FVIII活性低値で検量線は直線性を示し, 低値域に関してもばらつきが少なく測定可能であった. この系でFVIII製剤(献血由来, 遺伝子組換え型)と各種欠乏血漿を用いたFVIII活性希釈系列血漿を作成しFVIII活性測定の精確性を評価し, 合成基質でのFVIII活性と比較した. その結果, 稀釈系列血漿調整時(前稀釈)もしくは測定系に用いる欠乏血漿の組合せの差異で, VIII活性値が異なった. 文献的にはFVIII製剤の前希釈や, 凝固1段法によるFVIII活性測定には, 血友病A症例の欠乏血漿(またはvon Willebrand 因子の正常なFVIII欠乏血漿)の使用が推奨されており, その測定系と合成基質法によるFVIII活性値は近い値であったものの理論値と一致しなかった. 以上の検討により, 試薬や欠乏血漿の特徴, その組合せによりFVIII活性値変動か生じるが, 標準物質がないためにその測定値の適切性は評価不可能であった. 今後, 本測定法による活性値について, トロンビン生成検査やThromboelastographyなどの凝固機能検査や, 実症例の臨床経過と比較を行う予定である.
期刊论文(1)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
A modified coagulation time (activated partial thromhoplastin time) as say for the measurement of very law levels of factor VIII activity
改良的凝血时间(活化的部分凝血活酶时间)用于测量因子 VIII 活性的非常规律的水平
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Makoto Kaneko, Yukari Saito, Nobuko Kanno, Yutaka Yatomi]
通讯作者:
Yutaka Yatomi
選択的活性化第X因子阻害剤に対する抗凝固的効果判定法の確立
-
批准号:23931028
-
项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
-
资助金额:$0.32万
-
财政年份:2011
-
负责人:田中 亮子
-
依托单位:
海外基金