新生児・小児患者におけるテイコプラニン高濃度トラフ値の安全性に関する検討
新生児・小児患者におけるテイコプラニン高濃度トラフ値の安全性に関する検討
批准号:
26928035
负责人:
村岡 香代子
金额:
$0.26万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
财政年份:
2014
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2014-04-01 至 2015-03-31
关键词:
中文摘要
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英文摘要
【目的】テイコプラニンはMRSAに対して抗菌力を示すグリコペプチド系抗菌薬である。テイコプラニンの目標トラフ血中濃度は10~30μg/mLとされており、特に重症患者では20μg/mL以上での管理が推奨されている。一方、新生児・小児患者におけるテイコプラニンの副作用発現状況と血中濃度に関する情報は依然として不足しているのが現状である。本研究では、テイコプラニンが投与された新生児・小児患者を対象として、投与期間中における肝障害、腎障害、血小板減少の発現率を検討することで、副作用の発現状況、トラフ濃度と副作用の関連性について評価した。【方法】テイコプラニンが投与された新生児・小児患者(0歳~16歳未満)を対象とし、投与前および投与中の検査値の推移、臨床所見を基に、肝障害、腎障害ならびに血小板減少の発現率について評価した。肝障害、腎障害および血小板減少は、CTCAE version 4.0に従って重症度分類を行い、グレード2以上を有害反応ありと定義した。また、トラフ濃度を基に対象患者を<20μg/mL群、≥20μg/mL群に分け、肝障害、腎障害、血小板減少の発現率について比較した。なお本研究は、九州大学医系地区部局臨床研究倫理審査委員会の承認を得た後に実施した。【成果】新生児患者(37例)において、テイコプラニン投与に伴う肝障害、腎障害、血小板減少の発現率は、それぞれ14.8%、20.0%、14.8%であった。また、小児患者(1歳以上、103例)における肝障害、腎障害の発現率は、それぞれ3.9%、5.8%であった。一方、新生児、小児ともに、<20μg/mL群、≥20μg/mL群における肝障害、腎障害、血小板減少の発現率に有意差は認められなかった。本研究では、小児・新生児におけるテイコプラニンの副作用の発現状況を示すとともに、重症感染症の目標トラフ濃度である20μg/mL以上での管理における安全性について明らかにした。本研究結果は、新生児、小児領域における抗菌薬の適正使用に寄与するものである。
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