高温ガラス融液中の遷移金属イオンの光吸収特性
高温ガラス融液中の遷移金属イオンの光吸収特性
批准号:
13875124
负责人:
松岡 純
金额:
$1.47万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Exploratory Research
财政年份:
2001
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2001 至 2003
中文摘要
3年計画の最終年であり,前年度までに作製した装置を用いて,ガラス融液中のCu^<2+>イオンの光吸収スペクトルについて測定を行った。具体的には,0.5CuO・99.5(25Na_2O・75B_2O_3)ガラスを作製し,その光吸収スペクトルを,温度は室温から1200K,波長は400nmから2400nmの範囲で測定した。ただし1500nm以上では試料とサファィアセルの間の散乱が生じた。紫外吸収端は800K以下では400nmより短波長側にあり測定不能であったが,それより高温では,温度上昇と共に直線的に長波長側にシフトした。この紫外吸収端はCu^<2+>イオンの関係する電荷遷移吸収であり,Cuの3dとOの2pからなる分子軌道のうちOの2pを主体とする結合性軌道の電子がCuの3dを主体とする反結合性軸道に遷移する吸収である。温度上昇と共にCu-Oの平均原子間距離が伸びることで結合性軌道と反結合性軌道のエネルギー差が小さくなることが,吸収端の長波長シフトの原因であると考えられる。d-d遷移のピーク波長は,室温からガラス転移温度Tg(780K)までは変化しなかったが,Tg以上では温度と共に直線的に長波長シフトした。平均原子間距離がガラスの熱膨張率に比例するのであればTg以下でもTg以上の1/3程度の温度依存性で長波長シフトするはずである。測定結果がそのようにはならなかったのは,Tg以下ではCuの配位環境は熱膨張の小さいB-Oなどの骨格構造に拘束されているためCu-O結合距離が伸びることが出来ないがTg以上ではガラスの骨格構造が柔軟に変形できるためCu-Oの結合距離はCuとOの間のポテンシャルのみで決まるようになり,そのため温度と共に長くなり,配位子場分裂が小さくなる長波長シフトを引き起こしたと考えられる。
英文摘要
3年計画の最終年であり,前年度までに作製した装置を用いて,ガラス融液中のCu^<2+>イオンの光吸収スペクトルについて測定を行った。具体的には,0.5CuO・99.5(25Na_2O・75B_2O_3)ガラスを作製し,その光吸収スペクトルを,温度は室温から1200K,波長は400nmから2400nmの範囲で測定した。ただし1500nm以上では試料とサファィアセルの間の散乱が生じた。紫外吸収端は800K以下では400nmより短波長側にあり測定不能であったが,それより高温では,温度上昇と共に直線的に長波長側にシフトした。この紫外吸収端はCu^<2+>イオンの関係する電荷遷移吸収であり,Cuの3dとOの2pからなる分子軌道のうちOの2pを主体とする結合性軌道の電子がCuの3dを主体とする反結合性軸道に遷移する吸収である。温度上昇と共にCu-Oの平均原子間距離が伸びることで結合性軌道と反結合性軌道のエネルギー差が小さくなることが,吸収端の長波長シフトの原因であると考えられる。d-d遷移のピーク波長は,室温からガラス転移温度Tg(780K)までは変化しなかったが,Tg以上では温度と共に直線的に長波長シフトした。平均原子間距離がガラスの熱膨張率に比例するのであればTg以下でもTg以上の1/3程度の温度依存性で長波長シフトするはずである。測定結果がそのようにはならなかったのは,Tg以下ではCuの配位環境は熱膨張の小さいB-Oなどの骨格構造に拘束されているためCu-O結合距離が伸びることが出来ないがTg以上ではガラスの骨格構造が柔軟に変形できるためCu-Oの結合距離はCuとOの間のポテンシャルのみで決まるようになり,そのため温度と共に長くなり,配位子場分裂が小さくなる長波長シフトを引き起こしたと考えられる。
期刊论文(4)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
N.Inoue, S.Yoshida, J.Matsuoka: "Optical Absorption Spectra of Cupric Ion in Glass Melts"Proceedings of the XX International Congress on Glass. (CD-ROM). (2004)
N.Inoue、S.Yoshida、J.Matsuoka:“玻璃熔体中铜离子的光学吸收光谱”第 20 届国际玻璃大会论文集。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
井上順之, 松岡純, 吉田智: "Cu^<2+>含有ガラス融液の吸光特性"日本セラミックス協会2004年年会講演予稿集. 113 (2004)
Yoshiyuki Inoue、Jun Matsuoka、Satoshi Yoshida:“含Cu^<2+>玻璃熔体的吸收特性”日本陶瓷学会2004年年会记录113(2004)。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
重金属含有ガラスの電子構造と光学非線形性の関係
-
批准号:06750858
-
项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
-
资助金额:$0.7万
-
财政年份:1994
-
负责人:松岡 純
-
依托单位:
ガラスの光機能性および熱的安定性に対する同位体置換効果の研究
-
批准号:04750668
-
项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
-
资助金额:$0.58万
-
财政年份:1992
-
负责人:松岡 純
-
依托单位:
国内基金
海外基金
登录
查看更多内容
防热复合材料烧蚀表面熔融液态层的高温演变机理与粘附强度研究
-
批准号:12172296
-
项目类别:面上项目
-
资助金额:62万元
-
批准年份:2021
-
负责人:时圣波
-
依托单位:
正激波与纳米流体沸腾耦合作用下的熔融液滴表面触发机理研究
-
批准号:12105167
-
项目类别:青年科学基金项目(C类)
-
资助金额:30.0万元
-
批准年份:2021
-
负责人:彭程
-
依托单位:
熔融液体辅助的二维过渡金属硫族化合物大尺寸单晶的生长
-
批准号:22075059
-
项目类别:面上项目
-
资助金额:63.0万元
-
批准年份:2020
-
负责人:王新胜
-
依托单位:
高温熔融液滴碰撞过程及模型研究
-
批准号:51576166
-
项目类别:面上项目
-
资助金额:64.0万元
-
批准年份:2015
-
负责人:胡春波
-
依托单位:
叠加静磁场作用下电磁悬浮熔融液滴对流不稳定特征及其失稳机理
-
批准号:51176210
-
项目类别:面上项目
-
资助金额:60.0万元
-
批准年份:2011
-
负责人:石万元
-
依托单位:
单晶制备系统中融液波样流动机理研究
-
批准号:50576079
-
项目类别:面上项目
-
资助金额:25.0万元
-
批准年份:2005
-
负责人:敬成君
-
依托单位: