课题基金 / 基金详情

熱揺らぎに基づくリン脂質二分子膜中のイオンの輸送機構

熱揺らぎに基づくリン脂質二分子膜中のイオンの輸送機構
基于热波动的磷脂双层膜中的离子传输机制
批准号:
16655071
负责人:
中原 勝
金额:
$1.98万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Exploratory Research
财政年份:
2004
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2004 至 --

项目摘要

项目成果

中原 勝的其他基金

相似基金

相关文献

中文摘要
翻译
本研究では、これまでに研究例のない熱揺らぎに基づくリン脂質二分子膜(リボソーム)中の物質の輸送機構について、NMRにより分子レベルで解析した。麻酔剤、内分泌撹乱物質(環境ホルモン)、ペプチド性のイオンチャネルを取り上げ、膜中におけるこれらの物質の自己拡散係数をパルス磁場勾配NMR法により直接決定した。そのときの膜側の動きを同時観測することにも成功した。この成果は、「リン脂質二分子膜」という特殊な環境の中において分子の揺らぎや動きをそのままの状態で高感度かつ高分解能で観測するために新しく開発された、世界最大級の磁場勾配の発生をともなう拡散測定用NMRプローブを、高感度高分解能600MHz NMR装置と組み合わせることによって初めて達成されたものである。本研究により、内分泌撹乱物質が膜分子の揺らぎに同期して輸送されるという動態の特性が明らかにされた。さらに、リン脂質リポソームやミセルなどの粒子径を制御して膜表面の曲率を変化させたときに、撹乱物質の輸送がどのような影響を受けるかを系統的に考察することができた。一般に、リポソームの粒子径が大きくなると膜表面の曲率は小さくなり、膜の揺らぎにもとづく分子の動きが抑制される。しかしながら、本研究の結果はこれに反し、粒子径を100nm以上に大きくしても膜の中の分子の動きはほとんど変わらず、依然としてかなりの流動性を保っていることが分かった。従って、細胞膜のように十分に大きな系においても、分子は熱運動によりかなり揺らいでいると考えられ、リポソームの場合と同様、本研究の解析法がそのまま適用可能である。このように、本研究の解析法ならびに得られた成果が、大きさ10μm以上といわれる実際の細胞の中で物質がどのように輸送されるかを分子レベルで理解するために非常に有効であると結論された。
英文摘要
本研究では、これまでに研究例のない熱揺らぎに基づくリン脂質二分子膜(リボソーム)中の物質の輸送機構について、NMRにより分子レベルで解析した。麻酔剤、内分泌撹乱物質(環境ホルモン)、ペプチド性のイオンチャネルを取り上げ、膜中におけるこれらの物質の自己拡散係数をパルス磁場勾配NMR法により直接決定した。そのときの膜側の動きを同時観測することにも成功した。この成果は、「リン脂質二分子膜」という特殊な環境の中において分子の揺らぎや動きをそのままの状態で高感度かつ高分解能で観測するために新しく開発された、世界最大級の磁場勾配の発生をともなう拡散測定用NMRプローブを、高感度高分解能600MHz NMR装置と組み合わせることによって初めて達成されたものである。本研究により、内分泌撹乱物質が膜分子の揺らぎに同期して輸送されるという動態の特性が明らかにされた。さらに、リン脂質リポソームやミセルなどの粒子径を制御して膜表面の曲率を変化させたときに、撹乱物質の輸送がどのような影響を受けるかを系統的に考察することができた。一般に、リポソームの粒子径が大きくなると膜表面の曲率は小さくなり、膜の揺らぎにもとづく分子の動きが抑制される。しかしながら、本研究の結果はこれに反し、粒子径を100nm以上に大きくしても膜の中の分子の動きはほとんど変わらず、依然としてかなりの流動性を保っていることが分かった。従って、細胞膜のように十分に大きな系においても、分子は熱運動によりかなり揺らいでいると考えられ、リポソームの場合と同様、本研究の解析法がそのまま適用可能である。このように、本研究の解析法ならびに得られた成果が、大きさ10μm以上といわれる実際の細胞の中で物質がどのように輸送されるかを分子レベルで理解するために非常に有効であると結論された。
期刊论文(5)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
DOI: --
发表时间: 2004
期刊: Biophysical Journal 87
影响因子: --
作者: [Kimura T, Okamura E, Matubayasi N, Asami K, Nakahara M.]
通讯作者: Nakahara M.
Limited slowdown of endocrine-disruptor diffusion in confined fluid lipid membranes
有限的流体脂质膜中内分泌干扰物扩散的有限减慢
DOI: --
发表时间: 2004
期刊: Phys. Chem. Lett. 93
影响因子: --
作者: [E.Okamura, C.Wakai, N.Matubayasi, Y.Sugiura, M.Nakahara]
通讯作者: M.Nakahara
NMRによる脂質二分子膜の構造・ダイナミクスと麻酔剤の取り込み・輸送
通过 NMR 研究脂质双层膜的结构和动力学以及麻醉剂的摄取和转运
DOI: --
发表时间: 2005
期刊: 麻酔と蘇生 41
影响因子: --
作者: [岡村 恵美子, 中原 勝]
通讯作者: 中原 勝
NMRによる超臨界水クラスターの構造とダイナミクスの研究
  • 批准号:
    09216213
  • 项目类别:
    Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
  • 资助金额:
    $1.09万
  • 财政年份:
    1997
  • 负责人:
    中原 勝
  • 依托单位:
無極性有機分子の周りの水クラスターの構造とダイナミクス
  • 批准号:
    08230221
  • 项目类别:
    Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
  • 资助金额:
    $1.6万
  • 财政年份:
    1996
  • 负责人:
    中原 勝
  • 依托单位:
イオンおよび極性分子の摩擦係数に対する液相クラスター化の影響
  • 批准号:
    07240220
  • 项目类别:
    Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
  • 资助金额:
    $1.6万
  • 财政年份:
    1995
  • 负责人:
    中原 勝
  • 依托单位:
溶液の非平衡過程の分子論的アプローチ・拡散過程のダイナミックス
  • 批准号:
    04215103
  • 项目类别:
    Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
  • 资助金额:
    $8.51万
  • 财政年份:
    1992
  • 负责人:
    中原 勝
  • 依托单位:
海外基金