損傷時に誘導される活性型グリア細胞の分子設計プロテオグリカン糖鎖による制御
損傷時に誘導される活性型グリア細胞の分子設計プロテオグリカン糖鎖による制御
批准号:
15651097
负责人:
亀井 加恵子
金额:
$2.43万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Exploratory Research
财政年份:
2003
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2003 至 2004
中文摘要
中枢神経損傷時にグリア細胞の活性化によって形成されるグリア瘢痕は、中枢神経軸索の再生・伸長を妨害する。したがって、中枢神経再生を目指す上でグリア細胞の活性化を制御することが必要不可欠である。本研究は、細胞の分化や増殖の多くは、サイトカインが細胞表面上のレセプターおよびヘパラン硫酸プロテオグリカン糖鎖との3者複合体を形成することによって開始することに着目し、分子設計プロテオグリカン糖鎖によるグリア細胞活性化の制御を目指した。ラット新生児脳よりグリア細胞を調製し、繊維芽細胞増殖因子2(FGF-2)を種々の化学改変ヘパリンとともに添加し、細胞表面積を測定してグリア細胞活性化を評価した。その結果、6糖からなるヘパリンオリゴ糖が強くFGF-2によるグリア細胞の活性化を抑制した。続いて、ヘパリン6糖がグリア細胞の活性化を阻害する機構を解明するため、FGFレセプターのチロシンキナーゼ経路とFGF-2の核移行について検討した。FGF-2によるグリア細胞の活性化は、FGFレセプターのチロシンキナーゼ活性を阻害するSU5402によって阻害された。よって、FGF-2によるグリア細胞の活性化はチロシンキナーゼ活性経路を経ることが示された。一方、ヘパリン6糖とともにFGF-2を添加した場合には、FGF-2単独で投与した場合と同程度の核移行が見られた。以上の結果より、FGF-2によるグリア細胞活性化がヘパリン6糖によって阻害される機構は、FGFレセプターのチロシンキナーゼ経路の阻害によるものであり、FGF-2の核移行の阻害によるものでないことが明らかになった。本研究によって、ヘパリン6糖がFGF-2によるグリア細胞の活性化阻害に有用であり、中枢神経損傷時に生じるグリア瘢痕の形成阻害に応用可能であることを示した。
英文摘要
中枢神経損傷時にグリア細胞の活性化によって形成されるグリア瘢痕は、中枢神経軸索の再生・伸長を妨害する。したがって、中枢神経再生を目指す上でグリア細胞の活性化を制御することが必要不可欠である。本研究は、細胞の分化や増殖の多くは、サイトカインが細胞表面上のレセプターおよびヘパラン硫酸プロテオグリカン糖鎖との3者複合体を形成することによって開始することに着目し、分子設計プロテオグリカン糖鎖によるグリア細胞活性化の制御を目指した。ラット新生児脳よりグリア細胞を調製し、繊維芽細胞増殖因子2(FGF-2)を種々の化学改変ヘパリンとともに添加し、細胞表面積を測定してグリア細胞活性化を評価した。その結果、6糖からなるヘパリンオリゴ糖が強くFGF-2によるグリア細胞の活性化を抑制した。続いて、ヘパリン6糖がグリア細胞の活性化を阻害する機構を解明するため、FGFレセプターのチロシンキナーゼ経路とFGF-2の核移行について検討した。FGF-2によるグリア細胞の活性化は、FGFレセプターのチロシンキナーゼ活性を阻害するSU5402によって阻害された。よって、FGF-2によるグリア細胞の活性化はチロシンキナーゼ活性経路を経ることが示された。一方、ヘパリン6糖とともにFGF-2を添加した場合には、FGF-2単独で投与した場合と同程度の核移行が見られた。以上の結果より、FGF-2によるグリア細胞活性化がヘパリン6糖によって阻害される機構は、FGFレセプターのチロシンキナーゼ経路の阻害によるものであり、FGF-2の核移行の阻害によるものでないことが明らかになった。本研究によって、ヘパリン6糖がFGF-2によるグリア細胞の活性化阻害に有用であり、中枢神経損傷時に生じるグリア瘢痕の形成阻害に応用可能であることを示した。
期刊论文(4)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
Control of the glial scar formation by heparin oligosaccharide
肝素寡糖控制神经胶质疤痕的形成
DOI:
--
发表时间:
2004
期刊:
Neuroscience Research 49・1
影响因子:
--
作者:
[N.Hayashi, S.Miyata, R.Takano, S.Hara, Y.Kariya, K.Kamei]
通讯作者:
K.Kamei
N.Hayashi, S.Miyata, R.Takano, S.Hara, Y.Kariya, K.Kamei: "Control of the glial scar formation by heparin oligosaccharide"Neuroscience Research. in press. (2004)
N.Hayashi、S.Miyata、R.Takano、S.Hara、Y.Kariya、K.Kamei:“肝素寡糖控制神经胶质疤痕形成”神经科学研究。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
DOI:
10.1002/jbm.a.30338
发表时间:
2005-09
期刊:
Journal of biomedical materials research. Part A
影响因子:
--
作者:
[T. Nagayasu;S. Miyata;N. Hayashi;R. Takano;Y. Kariya;K. Kamei]
通讯作者:
T. Nagayasu;S. Miyata;N. Hayashi;R. Takano;Y. Kariya;K. Kamei
マラリア原虫が生産するヒスチジンリッチプロテイン2による原虫の宿主免疫システムからの回避機構の解析
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批准号:03F03361
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$1.15万
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财政年份:2003
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负责人:亀井 加恵子
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依托单位:
マラリア原虫が生産するヒスチジンリッチプロテイン2による原虫の宿主免疫システムからの回避機構の解析
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批准号:03F00361
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$0.38万
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财政年份:2003
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负责人:亀井 加恵子
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依托单位:
海外基金