新規脳内小タンパク質NPGLによる生活習慣病発症防止メカニズムの解明
新規脳内小タンパク質NPGLによる生活習慣病発症防止メカニズムの解明
批准号:
22H00503
负责人:
浮穴 和義
金额:
$26.87万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2022-04-01 至 2027-03-31
中文摘要
我々は、最近、新しい視床下部分泌性小タンパク質(Neurosecretory Protein GL:NPGL)を発見しており、哺乳類のラットやマウスにおいて、過食や肥満を引き起こすことを見出した。普通食摂餌下では、NPGLは白色脂肪組織特異的に脂肪を蓄積し、一方で肝臓や筋肉での異所性脂肪蓄積は生じさせないことを見出した。一方、昨今、糖尿病予防・治療として炭水化物制限食が推奨されており、大量の炭水化物食摂取は肥満や生活習慣病発症を引き起こすことは世間でよく知られた事実である。以上の背景から、高炭水化物食摂餌下でのNPGLの脂肪蓄積作用を検討する必要がある。本年度の研究では、C57BL/6系統マウスを用い、高炭水化物食摂餌下でNPGL遺伝子を過剰発現させ、白色脂肪組織及び肝臓での脂肪蓄積、血中成分への影響を調べた。上記の条件において、2ヶ月間のNPGL遺伝子過剰発現を行ったところ、摂食量、体重、白色脂肪・褐色脂肪・肝臓・膵臓重量が有意に増加し、脂肪組織での脂肪蓄積が顕著に認められた。サンプリング時に血糖値がわずかに増加し、血中インスリン濃度が顕著に増加していた。一方、血中トリグリセリド濃度は減少していた。また、白色脂肪組織において糖・脂質代謝関連因子のmRNA発現量が全体的に減少していたが、肝臓でのde novo脂肪合成酵素や脂肪酸取り込み因子のmRNA発現量が顕著に増加していた。一方、肝臓での糖新生関連遺伝子の発現に変化はなく、インスリン抵抗性は発症していないものと考えられた。以上のことから、高炭水化物食摂餌下でNPGLは肝臓でも脂肪蓄積を促す作用はあるものの、過度な脂肪肝は引き起こしていないことが示された。つまり、NPGLは高炭水化物食摂餌下でも生活習慣病の発症防止作用があることが明らかとなった。
英文摘要
我々は、最近、新しい視床下部分泌性小タンパク質(Neurosecretory Protein GL:NPGL)を発見しており、哺乳類のラットやマウスにおいて、過食や肥満を引き起こすことを見出した。普通食摂餌下では、NPGLは白色脂肪組織特異的に脂肪を蓄積し、一方で肝臓や筋肉での異所性脂肪蓄積は生じさせないことを見出した。一方、昨今、糖尿病予防・治療として炭水化物制限食が推奨されており、大量の炭水化物食摂取は肥満や生活習慣病発症を引き起こすことは世間でよく知られた事実である。以上の背景から、高炭水化物食摂餌下でのNPGLの脂肪蓄積作用を検討する必要がある。本年度の研究では、C57BL/6系統マウスを用い、高炭水化物食摂餌下でNPGL遺伝子を過剰発現させ、白色脂肪組織及び肝臓での脂肪蓄積、血中成分への影響を調べた。上記の条件において、2ヶ月間のNPGL遺伝子過剰発現を行ったところ、摂食量、体重、白色脂肪・褐色脂肪・肝臓・膵臓重量が有意に増加し、脂肪組織での脂肪蓄積が顕著に認められた。サンプリング時に血糖値がわずかに増加し、血中インスリン濃度が顕著に増加していた。一方、血中トリグリセリド濃度は減少していた。また、白色脂肪組織において糖・脂質代謝関連因子のmRNA発現量が全体的に減少していたが、肝臓でのde novo脂肪合成酵素や脂肪酸取り込み因子のmRNA発現量が顕著に増加していた。一方、肝臓での糖新生関連遺伝子の発現に変化はなく、インスリン抵抗性は発症していないものと考えられた。以上のことから、高炭水化物食摂餌下でNPGLは肝臓でも脂肪蓄積を促す作用はあるものの、過度な脂肪肝は引き起こしていないことが示された。つまり、NPGLは高炭水化物食摂餌下でも生活習慣病の発症防止作用があることが明らかとなった。
期刊论文(2)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
Overexpression of neurosecretory protein GL-precursor gene induces fatty liver in ICR mice
神经分泌蛋白GL前体基因过表达诱导ICR小鼠脂肪肝
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Ukena K, Kato M, Narimatsu Y, Moriwaki S, Furumitsu M, Iwakoshi-Ukena E]
通讯作者:
Iwakoshi-Ukena E
DOI:
10.1159/000518969
发表时间:
2021-08-12
期刊:
NEUROENDOCRINOLOGY
影响因子:
4.1
作者:
[Narimatsu, Yuki, Iwakoshi-Ukena, Eiko, Ukena, Kazuyoshi]
通讯作者:
Ukena, Kazuyoshi
野性鳥類における新規脳因子による渡り行動・脂肪蓄積機構の解明
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批准号:20KK0161
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项目类别:Fund for the Promotion of Joint International Research (Fostering Joint International Research (B))
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资助金额:$11.9万
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财政年份:2020
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负责人:浮穴 和義
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依托单位:
新規脳因子の作用から探る肥満パラドックス形成と運動欲求の解明
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批准号:20K21760
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项目类别:Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
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资助金额:$4.16万
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财政年份:2020
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负责人:浮穴 和義
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依托单位:
鳥類で見出した新規視床下部ホルモンGnIHのレセプターの局在と生理的変動
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批准号:17770053
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项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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资助金额:$2.3万
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财政年份:2005
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负责人:浮穴 和義
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依托单位:
鳥類で見出された新規視床下部ホルモンGnIHのレセプターの同定と作用機序の解析
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批准号:15770040
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项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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资助金额:$1.86万
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财政年份:2003
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负责人:浮穴 和義
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依托单位:
海外基金