脳疾患を標的とする ”Nose-to-Brain" 経路に適した粘膜透過型薬物キャリアの開発
脳疾患を標的とする ”Nose-to-Brain" 経路に適した粘膜透過型薬物キャリアの開発
批准号:
22K20725
负责人:
萩原 芙美子
金额:
$1.83万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2022-08-31 至 2024-03-31
中文摘要
アルツハイマー病やパーキンソン病などの慢性脳疾患の薬物治療において、非侵襲的で繰り返し投与が可能なNose-to-Brain経路が注目されている。これまでに当研究グループでは、アデノウイルス(Ad)を用いた粘膜透過能および組織浸潤拡散能を有するタンパク質キャリアを開発してきた。このAdタンパク質キャリアはNose-to-Brain経路による鼻腔内投与法のさらなる発展につながると考えられる。しかし、Adタンパク質はヒトAd由来のタンパクであるためマウスを用いたデリバリー研究では利用できない。そこで本研究は、マウスに作用可能な変異型Adタンパク質の創製を試みる。Adタンパク質の粘膜透過性には、Coxsackievirus and Adenovirus Receptor (CAR) への結合が重要である。そこで、マウスのCARに結合可能な変異型Adタンパク質を創製するために、ファージディスプレイライブラリー法を用いることとした。ファージディスプレイ法を用いるため、ヒトAdのCAR結合可能領域を目的遺伝子としてAdプラスミドから切り出し、ファージプラスミドのタンパク質をコードする部位に目的遺伝子を組み込んだ。その後、組み換えプラスミドを大腸菌に感染させた。今後は、得られたファージ粒子とCARへの結合性を評価し、ファージディスプレイライブラリーを作製していく予定である。Adタンパク質キャリアの慢性脳疾患への応用の可能性を検討するために、疾患モデルマウスを用いた治療実験は不可欠であることから、本研究での変異型Adタンパク質の創製には意義があると考える。Adタンパク質キャリアの治療用キャリアとしての有用性を検討することで、DDS研究への貢献につながると考えられる。
英文摘要
アルツハイマー病やパーキンソン病などの慢性脳疾患の薬物治療において、非侵襲的で繰り返し投与が可能なNose-to-Brain経路が注目されている。これまでに当研究グループでは、アデノウイルス(Ad)を用いた粘膜透過能および組織浸潤拡散能を有するタンパク質キャリアを開発してきた。このAdタンパク質キャリアはNose-to-Brain経路による鼻腔内投与法のさらなる発展につながると考えられる。しかし、Adタンパク質はヒトAd由来のタンパクであるためマウスを用いたデリバリー研究では利用できない。そこで本研究は、マウスに作用可能な変異型Adタンパク質の創製を試みる。Adタンパク質の粘膜透過性には、Coxsackievirus and Adenovirus Receptor (CAR) への結合が重要である。そこで、マウスのCARに結合可能な変異型Adタンパク質を創製するために、ファージディスプレイライブラリー法を用いることとした。ファージディスプレイ法を用いるため、ヒトAdのCAR結合可能領域を目的遺伝子としてAdプラスミドから切り出し、ファージプラスミドのタンパク質をコードする部位に目的遺伝子を組み込んだ。その後、組み換えプラスミドを大腸菌に感染させた。今後は、得られたファージ粒子とCARへの結合性を評価し、ファージディスプレイライブラリーを作製していく予定である。Adタンパク質キャリアの慢性脳疾患への応用の可能性を検討するために、疾患モデルマウスを用いた治療実験は不可欠であることから、本研究での変異型Adタンパク質の創製には意義があると考える。Adタンパク質キャリアの治療用キャリアとしての有用性を検討することで、DDS研究への貢献につながると考えられる。
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