TGF-βによる肝癌増殖抑制の2つの分子機構と臨床応用
TGF-βによる肝癌増殖抑制の2つの分子機構と臨床応用
批准号:
15590694
负责人:
長原 光
金额:
$2.24万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2003
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2003 至 2005
中文摘要
ヒト肝細胞癌の治療法を開発するために、特に分子標的治療を目標にして研究を継続してきた。我々は既にTGF-βを用いて継代肝癌細胞株を処理すると細胞はアポトーシスにより死滅し、さらにG1期細胞周期停止により増殖を停止することを見出してきた。今年度はこれらの分子機構を解明するために研究を行ってきた。その結果、TGF-βにより生ずるG1期細胞周期停止は、p38MAPKがリン酸化され活性化することによりp21Cip1が増加し、これがcycE : cdk2活性を抑制し最終的にはRb蛋白質を低リン酸化状態にすることにより生じていることが明らかになった。p38MAPKの活性化がp21Cip1の発現上昇に関与しているという報告はほとんど見あたらず新規のシグナル伝達系の可能性が高い。また並行して観察されるアポトーシスは、G2/M期に生じておりcdc2の15番目のチロシン残基が脱リン酸化することにより生じていることが明らかになった。cdc2の15番目のチロシン残基のリン酸化は複雑に調節されており、現在cdc25c、Wee1、Myt1のどの分子がこれに実際関与しているのか解析中である。また我々は、p21Cip1に対するsiRNAでG1期細胞周期停止を抑制すると、細胞のG2/M期での割合が増加しアポトーシスがより増強されるのではないかと予想し実験した。するとアポトーシスの割合が5-7倍増加した。このことより、p21Cip1よるG1細胞周期停止は、細胞がG2/M期へ進行することを抑制するため細胞をアポトーシスから回避する機構とも考えられ、一種の生存シグナルとして機能している可能性を示唆するものである。
英文摘要
ヒト肝細胞癌の治療法を開発するために、特に分子標的治療を目標にして研究を継続してきた。我々は既にTGF-βを用いて継代肝癌細胞株を処理すると細胞はアポトーシスにより死滅し、さらにG1期細胞周期停止により増殖を停止することを見出してきた。今年度はこれらの分子機構を解明するために研究を行ってきた。その結果、TGF-βにより生ずるG1期細胞周期停止は、p38MAPKがリン酸化され活性化することによりp21Cip1が増加し、これがcycE : cdk2活性を抑制し最終的にはRb蛋白質を低リン酸化状態にすることにより生じていることが明らかになった。p38MAPKの活性化がp21Cip1の発現上昇に関与しているという報告はほとんど見あたらず新規のシグナル伝達系の可能性が高い。また並行して観察されるアポトーシスは、G2/M期に生じておりcdc2の15番目のチロシン残基が脱リン酸化することにより生じていることが明らかになった。cdc2の15番目のチロシン残基のリン酸化は複雑に調節されており、現在cdc25c、Wee1、Myt1のどの分子がこれに実際関与しているのか解析中である。また我々は、p21Cip1に対するsiRNAでG1期細胞周期停止を抑制すると、細胞のG2/M期での割合が増加しアポトーシスがより増強されるのではないかと予想し実験した。するとアポトーシスの割合が5-7倍増加した。このことより、p21Cip1よるG1細胞周期停止は、細胞がG2/M期へ進行することを抑制するため細胞をアポトーシスから回避する機構とも考えられ、一種の生存シグナルとして機能している可能性を示唆するものである。
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Hikaru Nagahara: "ERKY2 MAPK SIGNALING PROMOTED AAEMBLY FORMATION OF p27^<KRP1> WITH CYCE : CDK2 LEDDING TO G1 CELL CYCLE ARREST"Hepatology. 38-4. 566A (2003)
Hikaru Nagahara:“ERKY2 MAPK 信号通过 CYCE 促进 p27^<KRP1> 的 AAEMBLY 形成:CDK2 导致 G1 细胞周期停滞”肝病学。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
Down-regulators of wee1 lemal mediated apoptosis in human HCC by TGF-β treatment
TGF-β 治疗下调 wee1 Lemal 介导的人 HCC 细胞凋亡
DOI:
--
发表时间:
2004
期刊:
Hepatology 40(4)
影响因子:
--
作者:
[Kogiso Tomomi, Hikaru Nagahara, Keiko Shiratori]
通讯作者:
Keiko Shiratori
Tomomi Kogiso: "P21^<Cip1> siRNA ENHANCED TGF-β MEDIATED APOTOSIS IN HUMAN HCC CELLS"Hepatology. 38-4. 564A (2003)
Tomomi Kogiso:“P21^<Cip1> siRNA 增强人类 HCC 细胞中的 TGF-β 介导的细胞凋亡”Hepatology 38-4 (2003)。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
Constitutive expression of siRNA for Mcl-1 exon 2 enhanced TGF-β mediated apoptosis in human hepatocellular carcinoma
Mcl-1 外显子 2 的 siRNA 组成型表达增强 TGF-β 介导的人肝细胞癌细胞凋亡
DOI:
--
发表时间:
2004
期刊:
Hepatology 40(4)
影响因子:
--
作者:
[Hikaru Nagahara, Kogiso Tomomi, Keiko Shiratori]
通讯作者:
Keiko Shiratori
Analysis of HCC with malignant lymphoma or multiple myeloma in relation to HCV infections
HCC合并恶性淋巴瘤或多发性骨髓瘤与HCV感染的关系分析
DOI:
--
发表时间:
2004
期刊:
Hepatology 40(4)
影响因子:
--
作者:
[Michiyo Chiba, Akiko Saito, Hikaru Nagahara et al.]
通讯作者:
Hikaru Nagahara et al.
共 6 条
PVLAによりシンクロナイズする肝細胞内情報伝達系の解析
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批准号:13022266
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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资助金额:$2.69万
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财政年份:2001
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负责人:長原 光
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依托单位:
肝細胞の細胞同期調節におけるシンクロナイゼーションの分子機構の解明
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批准号:11167277
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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资助金额:$2.37万
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财政年份:1999
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负责人:長原 光
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依托单位:
新しい低分子量GTP結合蛋白質の遺伝子クローニングとその生物学的特性の解明
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批准号:04770394
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.58万
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财政年份:1992
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负责人:長原 光
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依托单位:
新しい低分子量GTP結合蛋白質の遺伝子クローニングとその生物学的意義の解明
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批准号:03770370
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.58万
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财政年份:1991
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负责人:長原 光
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依托单位:
ラット脳及び腎より見出された低分子量GTP結合蛋白質の精製と遺伝子クローニング
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批准号:02770349
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.51万
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财政年份:1990
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负责人:長原 光
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依托单位:
新しく発見された低分子量GTP結合蛋白質の精製分離と生物学的機能の解明
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批准号:01770436
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.51万
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财政年份:1989
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负责人:長原 光
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依托单位:
海外基金