近代日本における国民国家論の始発と終焉――井上哲次郎関係書簡の分析を通じて

近代日本民族国家理论的始末——通过井上哲二郎相关信件分析

• 批准号: 22H00612
• 负责人: 磯前 順一
• 金额: $ 10.9万
• 依托单位: International Research Center for Japanese Studies
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
• 财政年份: 2022
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2022-04-01 至 2025-03-31
• 项目状态: 未结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-22H00612/
• 关键词: 国民国家; 井上哲次郎; ナショナリズム; ネットワークとしての思想史; 東アジア

2022年度は、国際日本文化研究センターの所蔵する井上哲次郎宛書簡140点について、小倉慈司（国立歴史民俗博物館）と熊本史雄（駒澤大学）を中心に史料整理および翻刻作業をおおむね完成させた。次に、国民国家論に関する理論的な先行研究の整理と検討のために、年間４回の研究会を日文研で開催した。研究会では、苅田真司（國學院大学）が「磯前論文以後の井上哲次郎研究」、関口寛（同志社大学）が「井上哲次郎研究の動向と統治/生政治論的アプローチ」、全成坤（翰林大学）が「韓国における井上哲次郎研究と新しい井上哲次郎論の試み」と題する研究発表等を行い、国民国家論および井上研究の現状と課題を整理した。また、上村静（尚絅学院大学）と大村一真（同志社大学）を中心に、井上の主著である『国民道徳概論』を精読し、キリスト教思想や国民国家論の視点から井上思想の再解釈を行った。また研究会では、本研究が前提とする2019～21年度基盤研究（A）「人権と差別をめぐる比較宗教史」（研究代表者：磯前）の研究成果『差別の構造と国民国家』（法蔵館：2021年）の合評会を、国民国家と差別の関係の視点から小田龍哉（同志社大学）と村島健司（日文研）の研究発表を中心に、実施した。一方、研究成果の国外発信および東アジアを中心とする研究者とのネットワーク形成のために、第6回東アジア日本研究者協議会国際学術大会（北京外語大学、オンライン開催）に参加し、パネル「ポスト・ポストコロニアル」において、磯前が総評を行った。また、3月には韓国を訪問し、ソウル大学にて磯前が東日本大震災以降の福島の現状から見た国民国家を論じた「フクシマ第一原発周辺で、翻訳不能なものの声を聴く」、漢陽大学にて苅田が戦後の日本の民主主義をめぐる学術概念を批判した検討した「現代日本の民主主義」、大村が「戦後日本のマルクス主義」と題する研究発表をそれぞれ行った。

在2022年，该公司通常完成了组织和重印历史文件的过程，该文件授予了140封致Inoue Tetsujiro的信，该文件归国际日本文化研究中心所有，重点是Ogura Jiji（国家历史民俗学博物馆）和Kumamoto Fumio（Komazawa University）。接下来，每年在Nichibunken举行了四次研究课程，以组织和研究有关民族国家理论的理论研究。 At the study group, Kanda Shinji (Kokugakuin University) presented research titled "Inoue Tetsujiro Research after Isozane Paper", Sekiguchi Hiroshi (Doshisha University) presented research titled "Trends and Governance/Biopolitical Approach of Inoue Tetsujiro Research", and Zen Seigyo (Kanrin University) presented research titled "Inoue Tetsujiro Research以及在韩国的inoue tetsujiro理论的新尝试”，组织了当前的状态和Inoue研究问题。此外，他是Uemura Shizuka（Shoei Gakuin大学）和Omura Kazuma（Doshisha University）的重点，他仔细阅读了Inoue的主要作品“民族道德介绍”，并从基督教思想的角度重新诠释了Inoue的思想。 The study group also held a joint review of the research results of the 2019-21 Basic Research (A) "Comparative Religious History of Human Rights and Discrimination" (President of Isomae) "The Structure of Discrimination and Nation-State" (Honzokan: 2021), which is based on this study, focusing on research presentations by Oda Tatsuya (Doshisha University) and Murashima Kenji (Nibunken) from the perspective of the relationship between民族国家和歧视。同时，为了在国外传播研究结果并与主要在东亚的研究人员建立网络，Isomae参加了东亚研究委员会第六届国际学术会议（在北京外国大学在线举行），并在Colonial后的Colonial Ploest of Colonial进行了一般评论。 In March, he visited Korea and made a research presentation entitled "Learn the voices of untranslated things around the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant," which discussed the nation-states of Fukushima since the Great East Japan Earthquake at Seoul University, which discussed the nation-states of Fukushima since the Great East Japan Earthquake, and "Modern Japan's Democracy" which examined Kanda criticising the academic concept of postwar Japan's民主和奥古拉（Omura）提出了题为“战后日本马克思主义”的研究。

项目成果

ポストコロニアル研究の遺産

后殖民研究的遗产

• 发表时间: 2022
• 作者: 磯前 順一;タラル・アサド;酒井 直樹;プラダン・ゴウランガ・チャラン
• 通讯作者: プラダン・ゴウランガ・チャラン

古代天皇与神祇祭祀

古代皇帝祭典

• 发表时间: 2022
• 期刊: 日本学研究
• 作者: 渡邉恒夫;清島真理子;小倉慈司
• 通讯作者: 小倉慈司

公共宗教論から謎めいた他者論へ

从公共宗教理论到神秘的他者理论

• 发表时间: 2022
• 作者: Isomae Jun’ichi;Pradhan Gouranga Charan;苅田真司;金澤豊;小倉慈司;吉田一彦;岩谷彩子;寺戸淳子;磯前順一;岩谷彩子;岩谷彩子;青野正明;小倉慈司;小倉慈司;岩谷彩子;岩谷彩子;岩谷彩子;岩谷彩子;磯前順一
• 通讯作者: 磯前順一