魚類特有の成長調節メカニズムと指標に基づく増養殖魚診断
魚類特有の成長調節メカニズムと指標に基づく増養殖魚診断
批准号:
22H02414
负责人:
清水 宗敬
金额:
$11.15万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2022-04-01 至 2026-03-31
中文摘要
本研究はサケ科魚類をモデルとして、成長調節に関わる数種のホルモン・タンパク質の機能を明らかにし、それらを感度と方向性が異なる指標として組み合わせて、増養殖魚の成長とストレスを高精度で診断することを目的としている。本年度は以下の成果を得た。インスリン様成長因子(IGF)-1とIGF結合タンパク(IGFBP)-2bについて大腸菌発現系を用いて組換えタンパクの作製を行った。まずチオレドキシンとヒスチジンタグを融合パートナーとした組換えサケ(rs)IG-1とIGFBP-2bを発現させた。そして、rsIGF-1についてはトロンビンによる酵素処理を行って融合パートナーを切断し、逆相クロマトグラフィーにより精製した。一方、rsIGFBP-2bは融合パートナーを付けた状態でアフィニティー精製した。ゲノム編集実験については、研究協力者が所属する米国冷水養殖研究所にて、ニジマスIGFBP-2bのF1ノックアウト(KO)F1個体を作出した。得られた血清を解析したところIGFBP-2bバンドの消失が確認された。上述の融合パートナーが付加されたrsIGFBP-2bを用いて、時間分解蛍光免疫測定系(TR-FIA)の確立を行った。給餌もしくは絶食した個体標識ニジマスより得られた血清を解析したところ、血中IGFBP-2b量は絶食により減少し、個体の成長率と正の相関を示した。このことから、血中IGFBP-2bは成長の指標として使用可能であると考えられた。他魚種への展開については、研究協力者がニホンウナギ仔魚においてigfとigfbpのmRNA量を定量し、絶食に対する反応を調べた。結果、igf-1は予想に反して絶食個体で高かった。一方、igfbp-1aはサケ科魚類と同様に絶食で増加した。これらのことからigfの絶食に対する反応は魚種もしくは発達ステージにより異なることが示唆された。
英文摘要
本研究はサケ科魚類をモデルとして、成長調節に関わる数種のホルモン・タンパク質の機能を明らかにし、それらを感度と方向性が異なる指標として組み合わせて、増養殖魚の成長とストレスを高精度で診断することを目的としている。本年度は以下の成果を得た。インスリン様成長因子(IGF)-1とIGF結合タンパク(IGFBP)-2bについて大腸菌発現系を用いて組換えタンパクの作製を行った。まずチオレドキシンとヒスチジンタグを融合パートナーとした組換えサケ(rs)IG-1とIGFBP-2bを発現させた。そして、rsIGF-1についてはトロンビンによる酵素処理を行って融合パートナーを切断し、逆相クロマトグラフィーにより精製した。一方、rsIGFBP-2bは融合パートナーを付けた状態でアフィニティー精製した。ゲノム編集実験については、研究協力者が所属する米国冷水養殖研究所にて、ニジマスIGFBP-2bのF1ノックアウト(KO)F1個体を作出した。得られた血清を解析したところIGFBP-2bバンドの消失が確認された。上述の融合パートナーが付加されたrsIGFBP-2bを用いて、時間分解蛍光免疫測定系(TR-FIA)の確立を行った。給餌もしくは絶食した個体標識ニジマスより得られた血清を解析したところ、血中IGFBP-2b量は絶食により減少し、個体の成長率と正の相関を示した。このことから、血中IGFBP-2bは成長の指標として使用可能であると考えられた。他魚種への展開については、研究協力者がニホンウナギ仔魚においてigfとigfbpのmRNA量を定量し、絶食に対する反応を調べた。結果、igf-1は予想に反して絶食個体で高かった。一方、igfbp-1aはサケ科魚類と同様に絶食で増加した。これらのことからigfの絶食に対する反応は魚種もしくは発達ステージにより異なることが示唆された。
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血中インスリン様成長因子結合タンパク-1bの存在様式
血液中胰岛素样生长因子结合蛋白-1b的存在模式
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[有本百花, 井筒彩歌, 原 彰彦, 清水宗敬]
通讯作者:
清水宗敬
Production of recombinant masu salmon insulin-like growth factor binding protein-2b
重组马苏鲑鱼胰岛素样生长因子结合蛋白-2b的生产
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Takuto Miura, Ryousuke Kizaki, and Munetaka Shimizu]
通讯作者:
and Munetaka Shimizu
地理的分布の異なる2系統ヤマメにおける銀化発動 および海水適応能に関する比較研究
不同地理分布的两个山梅(yamameme)谱系银化和海水适应性的比较研究
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[南 祐人, 上野 賢, 宮西 弘, 内田勝久]
通讯作者:
内田勝久
Evaluation of circulating insulin-like growth factor (IGF)-I and IGF-binding proteins as growth indices in rainbow trout (Oncorhynchus mykiss)
循环胰岛素样生长因子 (IGF)-I 和 IGF 结合蛋白作为虹鳟鱼 (Oncorhynchus mykiss) 生长指标的评估
DOI:
10.1016/j.ygcen.2022.114008
发表时间:
2021
期刊:
Gen. Comp. Endocrinol.
影响因子:
--
作者:
[Izutsu, A., Tadokoro, D., Habara, S., Ugachi, Y., and Shimizu, M.]
通讯作者:
M.
ベルゲン大学(ノルウェー)
卑尔根大学(挪威)
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
共 11 条
魚類特有の成長調節メカニズムと指標に基づく増養殖魚診断
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批准号:23K23679
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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资助金额:$4.08万
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财政年份:2024
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负责人:清水 宗敬
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依托单位:
サケ科魚類の河川生活期における相分化機構に関する免疫生化学的研究
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批准号:97J01222
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$0.77万
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财政年份:1999
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负责人:清水 宗敬
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依托单位:
海外基金