大名藩邸建築の技術と機能に関する研究

大名藩住宅建筑技术与功能研究

• 批准号: 14023236
• 负责人: 太田 尚宏
• 金额: $ 3.2万
• 依托单位: The Tokugawa Reimeikai Foundation
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
• 财政年份: 2002
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2002 至 2003
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-14023236/
• 关键词: 大名藩邸; 尾張藩; 絵図; 御殿

今年度は、(1)大名藩邸空間とその歴史的変遷に関する分析、(2)大名藩邸の政治的機能に関する分析、(3)大名藩邸建築の社会的機能に関する分析の三つのテーマを掲げ、各研究担当者を中心として、関連史料の収集と分析作業を行った。(1)については、まず、大名の家政および藩政の展開と江戸藩邸の拝領事情との関連性に着目し、その事例として、特に、これまで検討されてこなかった大名抱屋敷の購入・譲渡の過程を記録した史料である「大久保村御抱屋敷御譲請一巻」(徳川林政史研究所所蔵)等を翻刻するとともに、その分析を行った。また、江戸藩邸の建築に際して、国許の御殿・屋敷を転用する事例や、材質により建築材の調達方法が異なる事例など、従来指摘されてこなかった新たな事実が明らかになった。藩邸の建築・修復における材木の転用・再利用の実態を明らかにしたことは、当時の森林資源に対する認識を垣間見ることができ、環境歴史学的な側面からの分析が進んだと位置づけられる。この点は、渋谷葉子氏をはじめとする外部の研究協力者との連携による研究成果である。(2)では、席図などの儀礼行為における空間利用に関する史料収集を推進し、幕藩関係の安定化に不可欠である将軍御成などの諸儀礼や、大名家臣の藩主への拝謁行為から読みとれる大名社会の秩序の様相など、儀礼における藩邸空間の利用形態についての具体的な分析を行った。(3)では、藩邸内の庭園遊覧を媒介とした大名・旗本等との交流に関する分析や、長屋・薬園など大名藩邸を構成する御殿以外の諸施設の利用形態と社会的役割について、「御日記」(徳川林政史研究所所蔵)などの文献資料の分析にとどまらず、大名屋敷絵図(徳川林政史研究所、蓬左文庫等所蔵)をはじめとする絵画・図画資料の検討も行った。このように、今年度における大名藩邸研究は、各分野において研究の進展が見られたが、今後は大名藩邸が有した諸機能について、総体的に位置づけていく研究が不可欠である。

This year, we will analyze the relationship between (1) the spatial and historical transition of the residence,(2) the political function of the residence,(3) the social function of the residence, and the collection and analysis of related historical materials. (1)The history of Okubo Village Ohoya Shiki (Tokugawa Institute of Forestry History) was reviewed and analyzed. For example, the construction of the river domain, the use of the imperial palace, the adjustment of the material, and the new construction. The status of the use and reuse of materials in the construction and restoration of buildings and buildings is clearly reflected in the understanding of forest resources at that time, and the analysis of the bottom surface of environmental history is carried out in the future. The research results of external research collaborators and collaborators (2)The collection of historical data related to the use of space, the promotion of the stability of the relationship between the emperor and the emperor, the establishment of the ceremony of the general, the visit of the emperor and the behavior of the emperor, the analysis of the specific use of the space of the name, the ceremony and the use of the palace. (3)The garden tour media in the palace, the name, the flag, etc., the analysis of the communication, the long house, the garden, the structure of the big name palace, the use of the facilities outside the palace, the social service, the "imperial diary"(Tokugawa Institute of Forest Policy History), Onamayashiki Institute (Tokugawa Institute of Forest Policy History, Hirosaku Library, etc.) This year, the research on the name of the family has been carried out in various fields. In the future, the name of the family will have various functions and the overall position of the family will not be missed.

项目成果

渋谷葉子: "尾張藩江戸上屋敷の殿舎と作事-一七世紀前半の様相-"徳川林政史研究所 研究紀要. 第38号. 139-150 (2004)

涉谷阳子：“尾张藩江户住宅的宫殿和作品-17世纪上半叶的面貌-”德川林政治史研究所研究公报第38号。139-150（2004）。

(白根孝胤:校訂担当): "史料紹介 大久保村御抱屋敷御譲請一巻"徳川林政史研究所 研究紀要. 第38号. 151-174 (2004)

（白根高种：主编）：《大久保村史料介绍大久保屋敷转卷1》德川林政治史研究所研究公报第38号。151-174（2004年）。

太田尚宏:校訂担当: "尾張藩邸・御殿の概略・変遷に関する史料"徳川林政史研究所研究紀要. 第37号. 163-207 (2003)

太田直宏：主编：《尾张藩宅邸和宫殿的概要和变迁史料》德川林政治史研究所研究公报第37号。163-207（2003年）。