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近世神聖ローマ帝国における裁判制度の展開―帝国宮内法院への学識者の関与を中心に

近世神聖ローマ帝国における裁判制度の展開―帝国宮内法院への学識者の関与を中心に
近代早期神圣罗马帝国司法制度的发展:以学术界对宫廷的参与为中心
批准号:
22KJ0738
负责人:
鈴木 山海
金额:
$1.66万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2023
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2023-03-08 至 2025-03-31

项目摘要

项目成果

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中文摘要
翻译
本年度は、1つめの作業として、帝国宮内法院を結節点とする学識者のネットワークの解明のために、1650~80年に同法院に勤務した学識者の来歴の整理を行った。帝国宮内法院の裁判官、ならびに訴訟代理人については、1940年代に行われたOswald von Gschliesserのプロソポグラフィ研究によって、勤務者名と勤務期間があるていど明らかにされている。しかしながら、来歴や出自が明らかでない者が多く、本年度はこれらの人員の来歴調査を行った。また、これらの情報を解析するに先立って、歴史学におけるネットワーク分析の手法について習熟するため、国内外の研究実践を参照した。デジタル技術を活用した歴史学研究、すなわちデジタル・ヒストリーは、近年活発に学際的な研究手法の開拓が進められている。本研究ではとくに、ネットワーク分析に特化した歴史家ワークショップThe Historical Network Research Communityの成果を参考に、近世期の知的エリートが形成したコミュニティを分析するための、研究手法の開発を進めた。2つ目の作業として、同時期に帝国宮内法院に係属した裁判事例について、オーストリア国立文書館での史料調査を実施した。本研究では、学識者のネットワークが、帝国宮内法院の裁判実務に及ぼした影響を検証するため、ハルバーシュタット市のドミニコ会修道院が、領邦君主であるブランデンブルク選帝侯に対して起こした、税の徴収をめぐる「ハルバーシュタット対ハルバーシュタット」事件(1672~80年)の分析を行う。本件では、帝国宮内法院や訴訟当事者の依頼を受けて、複数の大学の法学部が鑑定意見書を作成している。本研究は、これら鑑定意見書の内容分析に加えて、大学法学部と帝国宮内法院の間の人的結合関係を明らかにすることを目指すものであるが、そのために必要な史料をほぼ収集することができた。
英文摘要
本年度は、1つめの作業として、帝国宮内法院を結節点とする学識者のネットワークの解明のために、1650~80年に同法院に勤務した学識者の来歴の整理を行った。帝国宮内法院の裁判官、ならびに訴訟代理人については、1940年代に行われたOswald von Gschliesserのプロソポグラフィ研究によって、勤務者名と勤務期間があるていど明らかにされている。しかしながら、来歴や出自が明らかでない者が多く、本年度はこれらの人員の来歴調査を行った。また、これらの情報を解析するに先立って、歴史学におけるネットワーク分析の手法について習熟するため、国内外の研究実践を参照した。デジタル技術を活用した歴史学研究、すなわちデジタル・ヒストリーは、近年活発に学際的な研究手法の開拓が進められている。本研究ではとくに、ネットワーク分析に特化した歴史家ワークショップThe Historical Network Research Communityの成果を参考に、近世期の知的エリートが形成したコミュニティを分析するための、研究手法の開発を進めた。2つ目の作業として、同時期に帝国宮内法院に係属した裁判事例について、オーストリア国立文書館での史料調査を実施した。本研究では、学識者のネットワークが、帝国宮内法院の裁判実務に及ぼした影響を検証するため、ハルバーシュタット市のドミニコ会修道院が、領邦君主であるブランデンブルク選帝侯に対して起こした、税の徴収をめぐる「ハルバーシュタット対ハルバーシュタット」事件(1672~80年)の分析を行う。本件では、帝国宮内法院や訴訟当事者の依頼を受けて、複数の大学の法学部が鑑定意見書を作成している。本研究は、これら鑑定意見書の内容分析に加えて、大学法学部と帝国宮内法院の間の人的結合関係を明らかにすることを目指すものであるが、そのために必要な史料をほぼ収集することができた。
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