東海地震の発生源となる富士川断層の地学的調査研究
東海地震の発生源となる富士川断層の地学的調査研究
批准号:
61025013
负责人:
恒石 幸正
金额:
$0.64万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Research in Natural Disasters
财政年份:
1986
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1986 至 --
中文摘要
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英文摘要
本研究の対象である富士川断層は、歴史時代・地質時代を通して過去の東海地震をくり返し発生させてきた断層と推定されている。この断層は、駿河トラフの北方延長として、富士川の河口に上陸し、さらに北上するのであるが、その長さは長大であり、いまだ全容は十分には把握されていない。しかしながら、今回の調査により、南部については精度の高い調査結果が得られた。断層の南端部は、富士川の右岸堤防に沿っており、蒲原地震山の東を通ることが、国鉄によるボーリング結果を参照することにより判明した。断層の変位量は1万数千年間に百数十mの西上がり鉛直成分を示し、左横すべり変位量はさらのその数倍あるものと推定される。松岡地震山の東側でも、富士市水道部の深井戸資料により、同様の推定が可能となっている。富士山西側斜面では、溶岩流の精密な分布状態を求めた結果、断層により溶岩流が最大300m左ずれに変位し、また溶岩年代が新しくなるにつれ、変位量の累積値が小さくなることが分かった。6年前より開始されている光波測量による富士川断層の連日観測が本研究の期間も継続され、数kmの測線長あたり、年平均約2mmの短縮が北西-南東方向に進行していることが求められた。この傾向と量は地震と地震との間に期待されるものであって、東海地震へ向けた地殻活動がまだ加速段階には入っていないと解釈される。今後、長期にわたって現在の観測態勢を維持して行くためには、手動で実施している観測を自動化する必要があるが、そのための技術開発をおこない、実現可能の見通しを得ている。単測線の自動観測については、すでに3シーズン、10分間隔の24時間観測に成功した。その結果によると、測線長の相対的変化を求めるためには、必ずしも反射点における気象補正は必要とせず、従来通りの観測点補正で良いこと、長期の自動観測への必要条件が求められた。
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