生体高分子を利用した薬物担体の腫瘍集積性
生体高分子を利用した薬物担体の腫瘍集積性
批准号:
05772025
负责人:
田中 哲郎
金额:
$0.58万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份:
1993
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1993 至 --
中文摘要
悪性腫瘍に対する薬物療法においては,作用部位への送達能を有する薬物担体の開発が望まれている。特に高分子は腫瘍組織の血管系とリンパ系の特徴により受動的に腫瘍へ集積することが知られ,制癌薬の薬物担体として有用であると考えられている。しかしながら,その体内動態は化学的な修飾により変化することが推測され,化学修飾した高分子ハイブリッド医薬の物性や標的部位への指向性を評価する必要がある。本研究では生体高分子としてアルブミン,フェツイン,トランスフェリン及びグロブリンを選び,これらを化学修飾した生体高分子の物性と腫瘍集積性を中心とした体内動態を検討した。その結果次記の新たな知見を得,雑誌論文へ発表した。フルオレセインイソチオシアネートを用いて生体高分子の蛍光標識体を合成し,これに酢酸,グルタル酸,マレイン酸,コハク酸等のアシル酸を結合させた。生体高分子のアミノ基の大部分は修飾を受けたが,これらの化学修飾は蛍光標識含量に影響しなかった。また,生体高分子の分子径はアシル酸修飾により増大し,立体構造が著しく変化することが示唆された。担癌マウスを用いた検討から,アシル酸修飾した生体高分子は代謝を受け易くなり,血中から速やかに消失することが明らかになった。さらに,生体高分子の正常臓器への分布濃度は,グルタル酸またはマレイン酸修飾により減少したが,腫瘍への分布濃度はアシル酸修飾により変化しなかった。以上より,生体高分子の腫瘍への分布特性は,グルタル酸またはマレイン酸修飾により相対的に向上することが明らかになった。また,アシル酸による修飾部位はスペーサーとして作用し,生体高分子からの薬物の遊離放出性に影響を及ぼすと考えられる。したがって,これらの化学修飾は,腫瘍集積性と薬物の遊離放出制御機能を備えた,高分子ハイブリッド医薬を分子設計する上で有用であると考えられる。
英文摘要
悪性腫瘍に対する薬物療法においては,作用部位への送達能を有する薬物担体の開発が望まれている。特に高分子は腫瘍組織の血管系とリンパ系の特徴により受動的に腫瘍へ集積することが知られ,制癌薬の薬物担体として有用であると考えられている。しかしながら,その体内動態は化学的な修飾により変化することが推測され,化学修飾した高分子ハイブリッド医薬の物性や標的部位への指向性を評価する必要がある。本研究では生体高分子としてアルブミン,フェツイン,トランスフェリン及びグロブリンを選び,これらを化学修飾した生体高分子の物性と腫瘍集積性を中心とした体内動態を検討した。その結果次記の新たな知見を得,雑誌論文へ発表した。フルオレセインイソチオシアネートを用いて生体高分子の蛍光標識体を合成し,これに酢酸,グルタル酸,マレイン酸,コハク酸等のアシル酸を結合させた。生体高分子のアミノ基の大部分は修飾を受けたが,これらの化学修飾は蛍光標識含量に影響しなかった。また,生体高分子の分子径はアシル酸修飾により増大し,立体構造が著しく変化することが示唆された。担癌マウスを用いた検討から,アシル酸修飾した生体高分子は代謝を受け易くなり,血中から速やかに消失することが明らかになった。さらに,生体高分子の正常臓器への分布濃度は,グルタル酸またはマレイン酸修飾により減少したが,腫瘍への分布濃度はアシル酸修飾により変化しなかった。以上より,生体高分子の腫瘍への分布特性は,グルタル酸またはマレイン酸修飾により相対的に向上することが明らかになった。また,アシル酸による修飾部位はスペーサーとして作用し,生体高分子からの薬物の遊離放出性に影響を及ぼすと考えられる。したがって,これらの化学修飾は,腫瘍集積性と薬物の遊離放出制御機能を備えた,高分子ハイブリッド医薬を分子設計する上で有用であると考えられる。
期刊论文(3)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
田中哲郎: "血清アルブミンを利用した薬物担体の腫瘍集積性:アシル化による体内動態特性の改善" Drug Delivery System. 9(発表予定). (1994)
Tetsuro Tanaka:“使用血清白蛋白的药物载体的肿瘤积累:通过酰化改善药代动力学特性”9(待提交)。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
Tetsuro Tanaka: "The Disposition of Serum Proteins as Drug‐Carriers in Mice Bearing Sarcoma 180" Biological & Pharmaceutical Bulletin. 16. 1270-1275 (1993)
Tetsuro Tanaka:“携带肉瘤 180 的小鼠血清蛋白作为药物载体的处置”《生物与制药通报》16. 1270-1275 (1993)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
田中哲郎: "生体高分子を薬物担体とした制癌薬の腫瘍指向化" 福山大学薬学部研究年報. 11. 1-26 (1993)
Tetsuro Tanaka:“使用生物聚合物作为药物载体的肿瘤定向抗癌药物”福山大学药学科学研究年度报告11. 1-26(1993)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
ランダム信号のパワーエレクトロニクスへの応用について
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批准号:06750287
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.58万
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财政年份:1994
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负责人:田中 哲郎
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依托单位:
高力率整流回路(アクティブ・フィルタ)の諸特性解析と検討
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批准号:04750387
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.58万
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财政年份:1992
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负责人:田中 哲郎
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依托单位:
電気光学材料PLZT薄膜を用いた導波型光信号素子
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批准号:X00040----420526
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项目类别:Grant-in-Aid for Special Project Research
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资助金额:$1.28万
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财政年份:1979
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负责人:田中 哲郎
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依托单位:
電気光学材料PLZT薄膜を用いた導波型光信号素子
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批准号:X00040----321025
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项目类别:Grant-in-Aid for Special Project Research
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资助金额:$0.64万
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财政年份:1978
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负责人:田中 哲郎
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依托单位:
電気光学材料PLZTの薄膜製作とその応用に関する研究
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批准号:X00080----246092
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项目类别:Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)
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资助金额:$5.76万
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财政年份:1977
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负责人:田中 哲郎
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依托单位:
ディップ式液相成長法による高効率SiC青色発光ダイオードの開発
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批准号:X00120----185065
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项目类别:Grant-in-Aid for Developmental Scientific Research
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资助金额:$2.05万
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财政年份:1976
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负责人:田中 哲郎
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依托单位:
可視域光電変換材料α-SiCの気相エピタキシャル成長
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批准号:X00040----920823
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项目类别:Grant-in-Aid for Special Project Research
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资助金额:$2.15万
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财政年份:1974
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负责人:田中 哲郎
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依托单位:
可視領域光電変換材料 SiC を用いた光電素子に関する研究
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批准号:X00070-----68227
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项目类别:Grant-in-Aid for General Scientific Research (A)
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资助金额:$2.88万
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财政年份:1972
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负责人:田中 哲郎
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依托单位:
可視領域光電変換材料 SC を用いた光電素子に関する研究
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批准号:X46070------8227
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项目类别:Grant-in-Aid for General Scientific Research (A)
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资助金额:$9.38万
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财政年份:1971
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负责人:田中 哲郎
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依托单位:
発光用半導体エピタキシャル膜の研究
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批准号:X44090-----85061
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项目类别:Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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资助金额:$0.7万
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财政年份:1969
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负责人:田中 哲郎
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依托单位:
海外基金