海洋ビブリオ菌ナトリウム駆動型鞭毛モーター遺伝子の解析
海洋ビブリオ菌ナトリウム駆動型鞭毛モーター遺伝子の解析
批准号:
07780568
负责人:
川岸 郁朗
金额:
$0.64万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份:
1995
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1995 至 --
中文摘要
細菌鞭毛モーターは、細胞膜の外から内へのH^+またはNa^+の流入と共役して鞭毛を回転させる分子機械である。Na^+駆動型モーターは生体エネルギー論的解析には有利だが、遺伝学的・生化学的解析はあまり進んでいなかった。昨年度までの研究で、私は、海洋ビブリオ菌Vibrio alginolyticusから、Na^+駆動型である極毛の形成能、回転能または走化性応答能の欠損した突然変異体を多数単離し、それらの性質を解析した。また、この菌を用いたエレクトロポレーション法を確立し、極毛形成に必須な遺伝子(rpoN)と回転に必須な遺伝子(motY)のクローン化に成功した。本年度は、(1)motYおよび新たにクローン化された回転に必須な遺伝子の塩基配列を決定し,それらの発現を制御する系を開発した.また,(2)一本の極毛モーターの出力の精密測定も行った.さらに,極毛は運動器官であるばかりでなく,粘性の変化に伴う細胞分化に際して粘性センサーとして機能する.そこで,(3)このユニークな性質について,ナトリウム駆動型モーターの阻害剤を用いて解析した.(1)の結果,極毛モーター回転に必須な膜貫通型コンポーネントが4つ(PomA,PomB,MotX,MotY)同定された.とくに,それらのうち2つ(PomAとPomB)は大腸菌のH^+駆動型モーターにおいてイオンチャネル部分を形成するMotA,MotBと相同性があることから,イオン特異性の異なるモーター同士の比較解析が可能になった.(2)は具体的には,最近開発されたレーザー暗視野顕微測光システムを用いて極毛回転を高い時間分解能で測定した.その結果,毎秒1000回転以上もの高速で回転することや,駆動力を下げたり阻害剤を与えたりして回転速度を下げても,かなり安定に回転すること(熱揺らぎの影響は受けるが)などを明らかにした.(3)の解析の結果,ビブリオ菌は極毛にかかる力や極毛の変形を感じているのではなく,極毛モーターの回転速度または極毛モーターを通るNa^+イオンの流入量の変化を刺激として感じていることが明かとなった.これらの成果については、すでに発表済みまたは投稿準備中である。
英文摘要
細菌鞭毛モーターは、細胞膜の外から内へのH^+またはNa^+の流入と共役して鞭毛を回転させる分子機械である。Na^+駆動型モーターは生体エネルギー論的解析には有利だが、遺伝学的・生化学的解析はあまり進んでいなかった。昨年度までの研究で、私は、海洋ビブリオ菌Vibrio alginolyticusから、Na^+駆動型である極毛の形成能、回転能または走化性応答能の欠損した突然変異体を多数単離し、それらの性質を解析した。また、この菌を用いたエレクトロポレーション法を確立し、極毛形成に必須な遺伝子(rpoN)と回転に必須な遺伝子(motY)のクローン化に成功した。本年度は、(1)motYおよび新たにクローン化された回転に必須な遺伝子の塩基配列を決定し,それらの発現を制御する系を開発した.また,(2)一本の極毛モーターの出力の精密測定も行った.さらに,極毛は運動器官であるばかりでなく,粘性の変化に伴う細胞分化に際して粘性センサーとして機能する.そこで,(3)このユニークな性質について,ナトリウム駆動型モーターの阻害剤を用いて解析した.(1)の結果,極毛モーター回転に必須な膜貫通型コンポーネントが4つ(PomA,PomB,MotX,MotY)同定された.とくに,それらのうち2つ(PomAとPomB)は大腸菌のH^+駆動型モーターにおいてイオンチャネル部分を形成するMotA,MotBと相同性があることから,イオン特異性の異なるモーター同士の比較解析が可能になった.(2)は具体的には,最近開発されたレーザー暗視野顕微測光システムを用いて極毛回転を高い時間分解能で測定した.その結果,毎秒1000回転以上もの高速で回転することや,駆動力を下げたり阻害剤を与えたりして回転速度を下げても,かなり安定に回転すること(熱揺らぎの影響は受けるが)などを明らかにした.(3)の解析の結果,ビブリオ菌は極毛にかかる力や極毛の変形を感じているのではなく,極毛モーターの回転速度または極毛モーターを通るNa^+イオンの流入量の変化を刺激として感じていることが明かとなった.これらの成果については、すでに発表済みまたは投稿準備中である。
期刊论文(3)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
Y.Magariyama et al.: "Simultaneous measurement of bacterial flagellar rotation rate and swimming speed." Biophysical Journal. 69. 2154-2162 (1995)
Y.Magariyama 等人:“同时测量细菌鞭毛旋转速率和游泳速度。”
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
K.Muramoto et al.: "High-speed rotation and speed stability of the sodium-driven flagellar motor in Vibrio alginolyticus." Journal of Molecular Biology. 251. 50-58 (1995)
K.Muramoto 等人:“溶藻弧菌钠驱动鞭毛马达的高速旋转和速度稳定性。”
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
I.Kawagishi et al.: "Isolation of the polar and lateral flagellum-defective mutants in Vibrio alginolyticus and identification of their flagellar driving energy forces." Journal of Bacteriology. 177. 5158-5160 (1995)
I.Kawagishi 等人:“溶藻弧菌极鞭毛缺陷突变体和侧鞭毛缺陷突变体的分离以及其鞭毛驱动能量的鉴定。”
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
宿主因子を感知する複数の走化性受容体の遺伝子発現調節機構とその生理的意義
-
批准号:24K10207
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
-
资助金额:$3.0万
-
财政年份:2024
-
负责人:川岸 郁朗
-
依托单位:
原核生物シグナル伝達蛋白質複合体の構造と機能
-
批准号:20051025
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
-
资助金额:$4.22万
-
财政年份:2008
-
负责人:川岸 郁朗
-
依托单位:
細菌膜貫通型センサーの局在とクラスター化によるシグナル伝達
-
批准号:19045013
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
-
资助金额:$4.03万
-
财政年份:2007
-
负责人:川岸 郁朗
-
依托单位:
走化性シグナル伝達に関わる蛋白質複合体の構造と機能
-
批准号:18054012
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
-
资助金额:$4.67万
-
财政年份:2006
-
负责人:川岸 郁朗
-
依托单位:
走化性シグナル伝達に関わる蛋白質複合体の構造と機能
-
批准号:17053009
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
-
资助金额:$2.05万
-
财政年份:2005
-
负责人:川岸 郁朗
-
依托单位:
ヒスチジンキナーゼ共役型受容体を介した環境応答の分子機構
-
批准号:12142204
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
-
资助金额:$23.23万
-
财政年份:2000
-
负责人:川岸 郁朗
-
依托单位:
大腸菌化学感覚とレセプターの膜を介したシグナル伝達能の解析
-
批准号:09780604
-
项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
-
资助金额:$1.54万
-
财政年份:1997
-
负责人:川岸 郁朗
-
依托单位:
海洋性ビブリオ菌鞭毛モーターのエネルギー変換ユニットの遺伝子解析
-
批准号:05780474
-
项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
-
资助金额:$0.7万
-
财政年份:1993
-
负责人:川岸 郁朗
-
依托单位:
海外基金