精神分裂病とそのモデルとしてのノックアウトマウスの総合的比較・分析
精神分裂病とそのモデルとしてのノックアウトマウスの総合的比較・分析
批准号:
11170219
负责人:
染矢 俊幸
金额:
$4.35万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
财政年份:
1999
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1999 至 2000
中文摘要
精神分裂病(以下分裂病)の病態の複雑さのため、まだ適切な動物モデルは確立されていない。近年、分子生物学の発展とその蓄積により、認知機能の発達・維持に関わる遺伝子のミュータントマウスが作製されており、分裂病関連候補遺伝子の評価をする事ができるようになった。そこで我々は、これら遺伝子のノックアウトマウスの音刺激驚愕反応を測定し、知覚フィルター機能を反映するとされ、分裂病患者において異常が報告されているプレパルスインヒビション;prepulse inhibition(PPI)と、分裂病において低下するとされる慣れ(Habituation)、驚愕反応の強度を指標にそれら候補遺伝子の分裂病への関与を検討した。Nf1・nNOS・B-raf・Kras・αCAMKII305D・αCAMKII305VA・Fragil X・Src・NT-3・BDNF・GAD65・GAD67・NMDAε1・mGluR1・Fyn・μopioid receptorのミュータントマウスを使用。音刺激驚愕反応は、SR-Lab System(San Diego Instruments)を用いて測定し、PPIは各プレパルスのトライアルの驚愕反応強度の平均を、パルス刺激に対する驚愕反応の強度の平均と比較した。結果、GAD65およびNf1のノックアウトマウスでPPIに有意な低下がみられた。その他のノックアウトマウスでは有意な差はみられなかった。PPIの低下がみられたノックアウトマウスのうち、GAD65でのみ驚愕反応の強度において上昇がみられた。nNOSとB-rafノックアウトマウスでは、PPIに有意な変化を示さなかったが、驚愕反応の増大がみられた。GAD65・nNOSおよびNf1はいずれも抑制性伝達物質であるγ-aminobutyric acid(GABA)の産生、もしくはその調整に関わっている分子である。GABA含有の抑制性神経は直接的な情報伝達だけでなく、神経回路の興奮を調節する事によって、中枢神経回路における精密な情報処理を行っている。今回の結果により、GABAの産生や機能修飾の異常は、PPIの低下にみられる知覚フィルター機能の異常を引き起こすことを示している。従って、分裂病の発症、もしくは病態に、GABAによる抑制性回路が深く関わっている事が示唆される。
英文摘要
精神分裂病(以下分裂病)の病態の複雑さのため、まだ適切な動物モデルは確立されていない。近年、分子生物学の発展とその蓄積により、認知機能の発達・維持に関わる遺伝子のミュータントマウスが作製されており、分裂病関連候補遺伝子の評価をする事ができるようになった。そこで我々は、これら遺伝子のノックアウトマウスの音刺激驚愕反応を測定し、知覚フィルター機能を反映するとされ、分裂病患者において異常が報告されているプレパルスインヒビション;prepulse inhibition(PPI)と、分裂病において低下するとされる慣れ(Habituation)、驚愕反応の強度を指標にそれら候補遺伝子の分裂病への関与を検討した。Nf1・nNOS・B-raf・Kras・αCAMKII305D・αCAMKII305VA・Fragil X・Src・NT-3・BDNF・GAD65・GAD67・NMDAε1・mGluR1・Fyn・μopioid receptorのミュータントマウスを使用。音刺激驚愕反応は、SR-Lab System(San Diego Instruments)を用いて測定し、PPIは各プレパルスのトライアルの驚愕反応強度の平均を、パルス刺激に対する驚愕反応の強度の平均と比較した。結果、GAD65およびNf1のノックアウトマウスでPPIに有意な低下がみられた。その他のノックアウトマウスでは有意な差はみられなかった。PPIの低下がみられたノックアウトマウスのうち、GAD65でのみ驚愕反応の強度において上昇がみられた。nNOSとB-rafノックアウトマウスでは、PPIに有意な変化を示さなかったが、驚愕反応の増大がみられた。GAD65・nNOSおよびNf1はいずれも抑制性伝達物質であるγ-aminobutyric acid(GABA)の産生、もしくはその調整に関わっている分子である。GABA含有の抑制性神経は直接的な情報伝達だけでなく、神経回路の興奮を調節する事によって、中枢神経回路における精密な情報処理を行っている。今回の結果により、GABAの産生や機能修飾の異常は、PPIの低下にみられる知覚フィルター機能の異常を引き起こすことを示している。従って、分裂病の発症、もしくは病態に、GABAによる抑制性回路が深く関わっている事が示唆される。
期刊论文(2)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
豊岡和彦: "慢性分裂病患者における神経栄養因子BDNFの全身的発現異常"精神薬療研究年報. 33(印刷中). (2001)
Kazuhiko Toyooka:“慢性精神分裂症患者神经营养因子 BDNF 的系统性异常表达”精神药理学治疗年度报告 33(印刷中)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
那波宏之: "精神疾患モデルとしての遺伝子改変動物"分子精神医学. 2(印刷中). (2001)
Hiroyuki Nanami:“转基因动物作为精神疾病的模型”《分子精神病学》2(出版中)。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
Pathological elucidation of autism by using morphological multi-parameter analysis in neuron and microglia co-culture system
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批准号:20H03597
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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资助金额:$11.07万
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财政年份:2020
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负责人:染矢 俊幸
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依托单位:
SPECTを用いた気分障害患者の局所脳血流異常の解析と治療反応性予測の検
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批准号:06770754
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.58万
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财政年份:1994
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负责人:染矢 俊幸
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依托单位:
ヒト赤血球ハロペリドール還元酵素の精製と特性分析
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批准号:03770729
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.58万
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财政年份:1991
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负责人:染矢 俊幸
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依托单位:
ハロペリドール・還元型ハロペリドールの血漿中および赤血球中濃度とその臨床的意義
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批准号:02770705
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.51万
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财政年份:1990
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负责人:染矢 俊幸
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依托单位:
精神疾患患者におけるハロペリドール代謝の多型性に関する研究
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批准号:01770818
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.58万
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财政年份:1989
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负责人:染矢 俊幸
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依托单位:
正常者および睡眠障害患者における終夜睡眠経過と睡眠関連ペプチド・ホルモンの動態
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批准号:62770814
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.51万
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财政年份:1987
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负责人:染矢 俊幸
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依托单位:
海外基金