新出土資料の利用による戦国期儒道交渉史の再検討

利用新出土资料重新审视战国时代儒家谈判的历史

• 批准号: 13710007
• 负责人: 末永 高康
• 金额: $ 1.02万
• 依托单位: Kagoshima University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
• 财政年份: 2001
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2001 至 2002
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-13710007/
• 关键词: 先秦思想史; 儒家思想; 出土文字資料; 郭店楚墓竹簡; 仁義説; 孟子; 道家思想; 墨家思想

本年度は昨年度よりの馬王堆帛書『老子』、郭店楚簡『老子』を中心とする先秦道家文献の読解、および郭店楚簡に関する研究の収集・分析を継続するとともに、『上海博物館蔵戦国楚竹書(一)』(2001.12)の出現による郭店楚簡研究、儒家思想史研究の再検討を行った。本年度中に公表した成果はこの再検討に係る次の論文一点である。論文「仁内義外考」は上博簡『性情論』を利用して郭店楚簡『性自命出』を再検討するとともに、郭店楚簡と孟子の仁義説を比較検討して、郭店の仁内義外説から孟子の義内説への移行を描き出したものである。従来、仁義の並称は孟子にはじまるとされてきた。しかし、郭店楚簡『六徳』には「門内の治」「門外の治」の対を基盤にした仁内義外説が語られており、仁義が並称されるより古い形態を示している。この門外-門内の対による仁内義外説が人の内外の対による仁内義外説に転化したものが郭店楚簡『語叢一』に示され、同『性自命出』ではこの説が性善説的思考と並存させられている。これらの義外説は義の由来を天に求めている点において性善説的思考と親和するが、あくまで義を外とすることによって性善説的思考との矛盾を生じている。この矛盾を解消したのが孟子の義外説であることを明らかにした。また、その過程において、『性自命出』の欠字を『性情論』で補うことにより、両者の性説の構造をより正確に描き出した。研究課題名にある儒道交渉史の部分については、『上海博物館蔵戦国楚竹書(一)』の出現による郭店楚簡研究の見直しに時間を取られその成果を論文の形で公表することはできなかった。儒道交渉史については『上海博物館蔵戦国楚竹書(二)』(2002.12)の『容成氏』等の新資料も視野に入れて再検討していかなければならないが、その再検討の成果は次年度以後に公表していきたい。

This year, we will focus on the study of Laozi, Guodian Bamboo Slips and the history of Confucian thought. This year's results are reviewed in detail. This paper discusses the comparison between Guodian bamboo slips and Mencius 'theory of benevolence and righteousness. He said,"I'm sorry." The "Six Virtues" of the Chu Bamboo Slips from Guodian are the basis of the relationship between "governance inside the door" and "governance outside the door". The words of benevolence and righteousness are mixed together, and benevolence and righteousness are mixed together. The ancient form is expressed. The inner meaning of the outer door is opposite to the inner meaning of the outer door. The inner meaning of the outer door is opposite to the inner meaning of the outer The origin of the meaning of the meaning The contradiction is eliminated. The process of "self-determination" and the lack of "temperament theory" complement the structure of "self-determination" and correctly describe it. The title of the research topic is "The History of Confucianism and Taoism". The appearance of "Shanghai Museum's Chu Bamboo Book (I)" is related to the time of the study of Guodian Chu Bamboo Slips. New data such as Rong Cheng's in the history of Confucianism and Taoism (2)(2002.12) were published in the Shanghai Museum.

项目成果

末永高康: "『墨子』錯簡についての覚え書き"鹿児島大学教育学部紀要(人文・社会科学編). 第53巻. (2002)

Takayasu Suenaga：《墨子续注》鹿儿岛大学教育学部通报（人文社会科学）第53卷。（2002年）。

末永高康: "儒家の利・墨家の利-『唐虞之道』の理解のために-"鹿児島大学教育学部紀要(人文・社会科学編). 第53巻. (2002)

末永高康：《儒学的利益与须弥家的利益——关于“唐儒之道”的理解》鹿儿岛大学教育学部通报（人文社会科学）第53卷。

末永高康: "仁内義外考-郭店楚簡と孟子の仁義説"鹿児島大学教育学部紀要(人文・社会科学編). 第54巻. (2003)

末永高康：《内与大的反思——国电初见与孟子的仁学》，鹿儿岛大学教育学部学报（人文社会科学）54。