産業保健における過敏性腸症候群患者のQOLに関する疫学研究
産業保健における過敏性腸症候群患者のQOLに関する疫学研究
批准号:
13770180
负责人:
金澤 素
金额:
$1.28万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2001
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2001 至 2002
中文摘要
研究目的:近年ストレス関連疾患増加が労働力の低下あるいは医療費の増大を招き、その社会的損失は大きな問題となっている。慢性的な腹痛と便通異常を主症状とする過敏性腸症候群(Irritable Bowel Syndrome ; IBS)は、代表的なストレス関連疾患である。ところが、加療を受けていない潜在的なIBS患者の実態はよく知られてはいない。そこで我々は、産業人口におけるIBS患者を評価し、自覚ストレス度、消化器症状、健康関連QOL、心理傾向を測定した。潜在的なIBS患者は、専門医受診IBS患者と同様に、IBSでない群よりも消化器症状の程度が大きいだけでなく、自覚ストレス度が大きく、健康関連QOLおよび心理傾向の障害が大きいという仮説を検証した。研究方法:重症疾患を有さない18才から65才までの一般成人402例(男性217例、女性190例)と専門医受診中のIBS患者52例(男性22例、女性30例)を対象として質問紙調査を行った。IBSの診断基準(Rome II基準)に基づいた症状質問票を用いて一般成人の中からIBSと判定し、自覚ストレス調査票(Perceived Stress Scale : PSS)、消化器症状特異的QOLとしてGastrointestinal Symptom Rating Scale(GSRS)、全般的な健康関連QOLとしてSF-36、不安感の評価としてSTAI、抑うつ気分の評価としてSDSを測定し、それぞれの群を比較した。新たな知見等の成果:一般成人の中で潜在的IBS患者は55例(13.5%)であった。受診IBS患者群・潜在的IBS患者群はそれぞれ非患者群に比較して、酸逆流、腹痛、消化不良、下痢、便秘の各消化器症状スコアが有意に高値であるだけでなく、自覚ストレス度、状態不安、特性不安、抑うつ尺度が有意に高く、SF-36の全てのQOL尺度が有意に低下していた。受診IBS患者群は潜在的IBS患者群に比較して、下痢症状スコアの有意な高値とSF-36の中の身体機能の障害による役割制限、社会機能の制限、痛み、全体的健康観の尺度で有意な低下が認められた。以上の結果より、我が国の一般成人においてIBSは高率に認められた。潜在的IBS患者は受診患者と同様に、消化器症状の程度が大きいだけでなく、自覚ストレス度・精神機能・健康観の障害が大きいことが明らかにされた。結論として産業保健において過敏性腸症候群をはじめとするストレス関連疾患を評価することは、労働力の低下あるいは医療費増大の抑制を考慮する上で意義があるものと考えられた。
英文摘要
研究目的:近年ストレス関連疾患増加が労働力の低下あるいは医療費の増大を招き、その社会的損失は大きな問題となっている。慢性的な腹痛と便通異常を主症状とする過敏性腸症候群(Irritable Bowel Syndrome ; IBS)は、代表的なストレス関連疾患である。ところが、加療を受けていない潜在的なIBS患者の実態はよく知られてはいない。そこで我々は、産業人口におけるIBS患者を評価し、自覚ストレス度、消化器症状、健康関連QOL、心理傾向を測定した。潜在的なIBS患者は、専門医受診IBS患者と同様に、IBSでない群よりも消化器症状の程度が大きいだけでなく、自覚ストレス度が大きく、健康関連QOLおよび心理傾向の障害が大きいという仮説を検証した。研究方法:重症疾患を有さない18才から65才までの一般成人402例(男性217例、女性190例)と専門医受診中のIBS患者52例(男性22例、女性30例)を対象として質問紙調査を行った。IBSの診断基準(Rome II基準)に基づいた症状質問票を用いて一般成人の中からIBSと判定し、自覚ストレス調査票(Perceived Stress Scale : PSS)、消化器症状特異的QOLとしてGastrointestinal Symptom Rating Scale(GSRS)、全般的な健康関連QOLとしてSF-36、不安感の評価としてSTAI、抑うつ気分の評価としてSDSを測定し、それぞれの群を比較した。新たな知見等の成果:一般成人の中で潜在的IBS患者は55例(13.5%)であった。受診IBS患者群・潜在的IBS患者群はそれぞれ非患者群に比較して、酸逆流、腹痛、消化不良、下痢、便秘の各消化器症状スコアが有意に高値であるだけでなく、自覚ストレス度、状態不安、特性不安、抑うつ尺度が有意に高く、SF-36の全てのQOL尺度が有意に低下していた。受診IBS患者群は潜在的IBS患者群に比較して、下痢症状スコアの有意な高値とSF-36の中の身体機能の障害による役割制限、社会機能の制限、痛み、全体的健康観の尺度で有意な低下が認められた。以上の結果より、我が国の一般成人においてIBSは高率に認められた。潜在的IBS患者は受診患者と同様に、消化器症状の程度が大きいだけでなく、自覚ストレス度・精神機能・健康観の障害が大きいことが明らかにされた。結論として産業保健において過敏性腸症候群をはじめとするストレス関連疾患を評価することは、労働力の低下あるいは医療費増大の抑制を考慮する上で意義があるものと考えられた。
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金澤 素, 福土 審: "消化器心身症におけるQOL(Quality of life)の評価-過敏性腸症候群を中心にして-"消化器心身医学. Vol.9. 23-29 (2002)
Moto Kanazawa,Akira Fukudo:“胃肠道心身疾病的 QOL(生活质量)评估 - 重点关注肠易激综合征 -”胃肠心身医学第 9 卷,23-29(2002 年)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
金澤 素, 遠藤由香, 他: "産業保健における自覚ストレスとQOL(Quality of life)の関連性"産業医学ジャーナル. 25巻4号(印刷中). (2002)
Moto Kanazawa、Yuka Endo 等人:“工业健康中感知压力与 QOL(生活质量)之间的关系”《工业医学杂志》第 25 卷,第 4 期(出版中)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
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通讯作者:
金沢 素, 福土 審: "消化器心身症におけるQOL(Quality of life)の評価 -過敏性腸症候群を中心にして-"消化器心身医学. Vol.9(印刷中). (2002)
Moto Kanazawa,Akira Fukudo:“胃肠道心身疾病的 QOL(生活质量)评估 - 关注肠易激综合征 -”胃肠道心身医学第 9 卷(出版中)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
金沢 素, 遠藤由香, 他: "産業保健における自覚ストレスとQOL(Quality of life)の関連性"産業医学ジャーナル. 25巻4号(印刷中). (2002)
Moto Kanazawa、Yuka Endo 等人:“工业健康中感知压力与 QOL(生活质量)之间的关系”《工业医学杂志》第 25 卷,第 4 期(出版中)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
過敏性腸症候群におけるストレス脆弱性の神経生理基盤に影響する早期環境要因の解明
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批准号:20K07820
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.75万
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财政年份:2020
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负责人:金澤 素
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依托单位:
国内基金
海外基金
QOL的临床意义探讨——以心脑血管疾病为例
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批准号:81460519
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项目类别:地区科学基金项目
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资助金额:47.0万元
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批准年份:2014
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负责人:许传志
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依托单位:
心功能不全QOL结局指标与中医药临床疗效评价标准研究
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批准号:30873256
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项目类别:面上项目
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资助金额:30.0万元
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批准年份:2008
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负责人:朱燕波
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依托单位: