高分解能光電子分光による量子臨界点近傍の非フェルミ流体的電子状態の解明
高分解能光電子分光による量子臨界点近傍の非フェルミ流体的電子状態の解明
批准号:
14740192
负责人:
関山 明
金额:
$1.73万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2002
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2002 至 2003
中文摘要
非フェルミ流体的振舞が期待されている候補としてはホールドープ型高温超伝導体La2-xSrxCuO4(LSCO)が挙げられるが、これらの試料についてバルク電子状態を強く反映した高エネルギー軟X線角度分解光電子分光をアンダートープからオーバードープまでの試料に対して行った。得られたフェルミ面は、最適ドープ及びオーバードープの試料では明らかに電子的であり、アンダードープではホール的とも電子的とも結論付けにくい事が判明した。また、いわゆるストライプの影響はアンダードープ領域でのみ現れ、最適ドープ及びオーバードープ領域では生じない事も分かった。これらの結果は従来の表面敏感な低エネルギー角度分解光電子分光のそれとは異なっている。一方で電子ドープ型高温超伝導体Nd2-xCexCuO4の高エネルギー角度分解光電子分光を行ったところ、このフェルミ面は低エネルギー角度分解光電子分光で報告されているホール的なフェルミ面と定性的に同じであることも判明した。LSCOと同じ結晶構造を持ち超伝導を示しながら、その発現機構が全く異なるSr2RuO4に対しても高エネルギー角度分解光電子分光を行い、そのフェルミ面を明らかにした。電子的なフェルミ面が2枚、ホール的なフェルミ面が1枚であることを同定した。この構造はSrサイトをCaで微量置換しても変わらない事が判明した。さらには、2つのフェルミ面を結合させると、あたかも互いに直行した2枚の1次元的なフェルミ面が構成されるように見える事も明らかになり、Sr2-xCaxRuO4ではフェルミ面にネスティング不安定性のある事も分かった。この結果は中性子散乱における強磁性揺らぎの存在を裏付けるものであるが、他方でこの強磁性揺らぎが角度分解光電子スペクトル形状にはあまり影響を及ぼさない事も明らかになった。
英文摘要
非フェルミ流体的振舞が期待されている候補としてはホールドープ型高温超伝導体La2-xSrxCuO4(LSCO)が挙げられるが、これらの試料についてバルク電子状態を強く反映した高エネルギー軟X線角度分解光電子分光をアンダートープからオーバードープまでの試料に対して行った。得られたフェルミ面は、最適ドープ及びオーバードープの試料では明らかに電子的であり、アンダードープではホール的とも電子的とも結論付けにくい事が判明した。また、いわゆるストライプの影響はアンダードープ領域でのみ現れ、最適ドープ及びオーバードープ領域では生じない事も分かった。これらの結果は従来の表面敏感な低エネルギー角度分解光電子分光のそれとは異なっている。一方で電子ドープ型高温超伝導体Nd2-xCexCuO4の高エネルギー角度分解光電子分光を行ったところ、このフェルミ面は低エネルギー角度分解光電子分光で報告されているホール的なフェルミ面と定性的に同じであることも判明した。LSCOと同じ結晶構造を持ち超伝導を示しながら、その発現機構が全く異なるSr2RuO4に対しても高エネルギー角度分解光電子分光を行い、そのフェルミ面を明らかにした。電子的なフェルミ面が2枚、ホール的なフェルミ面が1枚であることを同定した。この構造はSrサイトをCaで微量置換しても変わらない事が判明した。さらには、2つのフェルミ面を結合させると、あたかも互いに直行した2枚の1次元的なフェルミ面が構成されるように見える事も明らかになり、Sr2-xCaxRuO4ではフェルミ面にネスティング不安定性のある事も分かった。この結果は中性子散乱における強磁性揺らぎの存在を裏付けるものであるが、他方でこの強磁性揺らぎが角度分解光電子スペクトル形状にはあまり影響を及ぼさない事も明らかになった。
期刊论文(4)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
登录
查看更多内容
A.Sekiyama: "High-resolution resonance photoemission study of CeNi"ACTA PHYSICA POLONICA B. 34. 1105 (2003)
A.Sekiyama:“CeNi 的高分辨率共振光发射研究”ACTA PHYSICA POLONICA B.34.1105 (2003)
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
R.-J.Jung: "Localized character of 4f electrons in CeRhx (x=2,3) and CeNix (x=2,5)"Physical Review Letters. 91. 157601 (2003)
R.-J.Jung:“CeRhx (x=2,3) 和 CeNix (x=2,5) 中 4f 电子的局域特征”物理评论快报。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
A.Sekiyama: "Itinerant bulk 4f character of strongly valence-fluctuating CeRu_2 observed by high-resolution Ce3d-4f resonance photoemission"Solid State Communicatios. 121. 561 (2002)
A.Sekiyama:“通过高分辨率 Ce3d-4f 共振光发射观察到强价态波动 CeRu_2 的巡回块体 4f 特征”固态通信。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
A.Irizawa: "Bulk-sensitive photoemission of Mn_5Si_3"Solid State Communications. 124. 1 (2002)
A.Irizawa:“Mn_5Si_3 的体敏光电发射”固态通信。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
高エネルギー偏光ビームを用いた電子分光二色性による固体電子構造における対称性解明
-
批准号:24K03202
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
-
资助金额:$11.98万
-
财政年份:2024
-
负责人:関山 明
-
依托单位:
高分解能光電子スペクトルにおけるバルク電子状態の寄与の定量的評価
-
批准号:11740174
-
项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
-
资助金额:$1.34万
-
财政年份:1999
-
负责人:関山 明
-
依托单位:
海外基金