フィンランドにおける知識基盤社会の進展に伴う高等教育の変容に関する実証的研究
フィンランドにおける知識基盤社会の進展に伴う高等教育の変容に関する実証的研究
批准号:
03J01514
负责人:
渡邊 あや
金额:
$2.11万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2003
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2003 至 2005
中文摘要
本研究は、フィンランドを事例として、知識基盤社会の進展に伴う高等教育の変容の実態を解明することを試みるものである。本年度は、これまでの成果を踏まえた上で、フィンランドの政策展開のメカニズムに迫るとともに、類似した高等教育制度と教育文化を有する北欧諸国との比較を通して、その特徴を描き出すことを試みたものである。その結果、明らかになったのは、以下の五点である。1.高等教育機関は、もはや象牙の塔ではなく、産業や地域社会と連携を通じ、国のイノベーションシステムの中枢として機能している。但し、フィンランドの場合、大学運営への地域や産業界の参加は限定的である。2.大学運営については、大学の裁量が拡大する一方、成果重視の方向性がより色濃くなっており、その結果、大学間の競争が増大している。フィンランドでは、全大学が参加する単位互換スキームやヴァーチャル・ユニバーシティの存在により、全大学が実質的にひとつの大学連合を形成しているかに見える状況の中で、分野などのすみわけが進んでいる。これは、スウェーデンなど他の北欧諸国においても見られる傾向である。3.質保証については、国際的な合意を踏まえた形で展開されるようになった結果、その焦点は、システム(国)レベルのものから、機関レベルのものへと移行しており、FDや教育改善活動などとも連携させた質保証システムの開発が進められている。但し、伝統型の大学では、依然として抵抗感が強い。4.国際化については、国家を前提とした上での国際化が一段落する一方、国家という枠組みを超えた国際化が進展している。その一方で、大学が軸となって進める大学間協定が、これまでの二大学間に加え、コンソーシアム型など多様な形でますます広がりを見せつつあり、その目的も多様化している。5.上記のような変化の結果、知識基盤社会における大学は、連携と競争という二つの特徴をもつことになる。
英文摘要
本研究は、フィンランドを事例として、知識基盤社会の進展に伴う高等教育の変容の実態を解明することを試みるものである。本年度は、これまでの成果を踏まえた上で、フィンランドの政策展開のメカニズムに迫るとともに、類似した高等教育制度と教育文化を有する北欧諸国との比較を通して、その特徴を描き出すことを試みたものである。その結果、明らかになったのは、以下の五点である。1.高等教育機関は、もはや象牙の塔ではなく、産業や地域社会と連携を通じ、国のイノベーションシステムの中枢として機能している。但し、フィンランドの場合、大学運営への地域や産業界の参加は限定的である。2.大学運営については、大学の裁量が拡大する一方、成果重視の方向性がより色濃くなっており、その結果、大学間の競争が増大している。フィンランドでは、全大学が参加する単位互換スキームやヴァーチャル・ユニバーシティの存在により、全大学が実質的にひとつの大学連合を形成しているかに見える状況の中で、分野などのすみわけが進んでいる。これは、スウェーデンなど他の北欧諸国においても見られる傾向である。3.質保証については、国際的な合意を踏まえた形で展開されるようになった結果、その焦点は、システム(国)レベルのものから、機関レベルのものへと移行しており、FDや教育改善活動などとも連携させた質保証システムの開発が進められている。但し、伝統型の大学では、依然として抵抗感が強い。4.国際化については、国家を前提とした上での国際化が一段落する一方、国家という枠組みを超えた国際化が進展している。その一方で、大学が軸となって進める大学間協定が、これまでの二大学間に加え、コンソーシアム型など多様な形でますます広がりを見せつつあり、その目的も多様化している。5.上記のような変化の結果、知識基盤社会における大学は、連携と競争という二つの特徴をもつことになる。
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渡邊あや, 米澤彰純: "フィンランドにおける大学評価と財政配分とのリンク"大学評価. 3号. 148-166 (2003)
Aya Watanabe、Akiyoshi Yonezawa:“芬兰大学评估与财政分配之间的联系”大学评估 3,第 148-166 号(2003 年)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
世界の学校-教育制度から日常の学校風景まで-
世界各地的学校 - 从教育系统到日常学校场景 -
DOI:
--
发表时间:
2006
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Hitoshi Tanaka, Hiroto Yamaji, Mitsuru Takasaki, 二宮 皓]
通讯作者:
二宮 皓
フィンランドの質保証システムにおけるリージョン化の影響
区域化对芬兰质量保证体系的影响
DOI:
--
发表时间:
2005
期刊:
高等教育の質保証に関する国際比較研究 COE研究シリーズ 16号
影响因子:
--
作者:
[渡邊 あや, 渡邊 あや]
通讯作者:
渡邊 あや
諸外国の教育の状況
其他国家的教育状况
DOI:
--
发表时间:
2006
期刊:
影响因子:
--
作者:
[渡邊 あや, 渡邊 あや, 渡邊あや, 渡邊あや, (財)学校教育研究所]
通讯作者:
(財)学校教育研究所
フィンランドの学力向上策 -非選別的な教育システムによる成功-
芬兰提高学术能力的措施 -通过非选择性教育体系取得成功-
DOI:
--
发表时间:
2006
期刊:
指導と評価 1月号
影响因子:
--
作者:
[渡邊 あや]
通讯作者:
渡邊 あや
共 8 条
北欧諸国における教科書の中の多様性(ダイバーシティ)の実相に関する研究
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批准号:23K20688
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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资助金额:$4.24万
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财政年份:2024
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负责人:渡邊 あや
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依托单位:
北欧諸国における教科書の中の多様性(ダイバーシティ)の実相に関する研究
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批准号:21H00837
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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资助金额:$11.07万
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财政年份:2021
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负责人:渡邊 あや
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依托单位:
ライフヒストリーで辿るフィンランド教育の源泉-「教育における平等」概念の実相-
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批准号:18K02422
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.75万
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财政年份:2018
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负责人:渡邊 あや
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依托单位:
フィンランドのUniversity-to-Work政策の有効性に関する実証的研究
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批准号:01J08918
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$1.15万
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财政年份:2001
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负责人:渡邊 あや
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依托单位:
国内基金
海外基金
登录
查看更多内容
人工智能赋能高等教育高质量发展的路径研究
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批准号:2026JJ50240
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项目类别:省市级项目
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批准年份:2026
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负责人:朱恬恬
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批准年份:2025
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负责人:侯平智
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项目类别:省市级项目
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批准年份:2025
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依托单位:
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项目类别:省市级项目
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批准年份:2025
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负责人:刘革平
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依托单位:
教育、科技、人才“ 三位一体”赋能重庆市高等教育新质人才培养路径研究
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批准号:
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项目类别:省市级项目
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批准年份:2025
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负责人:皇甫倩
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依托单位:
高等教育系统要素协同促进经济增长的
效应及机制研究
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项目类别:省市级项目
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批准年份:2025
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负责人:赵庆年
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依托单位:
粤港澳大湾区高等教育集群发展的逻辑与进路
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批准号:72304128
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负责人:周垚
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基于全要素生产率收敛视角的高等教育投入研究:水平与结构
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项目类别:青年科学基金项目
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批准年份:2023
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负责人:蓝文婷
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长三角高等教育对区域核心产业发展的支撑度研究 ——基于学科发展动态及研究前沿的分析
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批准年份:2023
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“双一流”建设政策对高等教育-经济-社会发展的影响研究
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批准号:2022JJ30180
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项目类别:省市级项目
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资助金额:--
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批准年份:2022
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负责人:朱恬恬
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