中国西南部・チベット=ビルマ系言語における動詞の形態統語法の地域言語学的研究

西南地区及藏缅语地区动词形态句法研究

基本信息

批准号：
03J10048
负责人：
白井聡子
金额：
$ 0.7万
依托单位：
Kyoto University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2003
资助国家：
日本
起止时间：
2003 至无数据
项目状态：
已结题

项目摘要

中国西南部に分布する少数民族諸言語について,動詞に表示される人称に関わる現象を中心に,現地調査を中心とした資料収集・整理を行い,記述・分析を進めた。現地調査は8月と3月の2度にわたり,中国四川省においておこなった。主として甘孜チベット族自治州道孚県において,川西走廊諸語の1つであるダパ語(ヂャバ語)の語彙・例文の音声資料を収集したほか,多言語が混在して使用される現地の状況を観察した。成都・西南民族大学において研究討議および資料収集もおこなった。現地調査で得た音声資料は,これまでの研究で収集した音声資料とともにCD-Rに収録し,他の研究者にも提供可能な形にした。また,音韻論的分析を加え,現在,ダパ語音韻論に関する論文を執筆中である。これらの資料を分析した結果,この地域の言語において一律に人称等の「一致」と考えられてきた現象が,言語ごとにかなり異なった状況を示すことが解明できた。特にダパ語においては,実際は話者が情報に対する親疎などの態度を表すモダリティの一種「証拠性」に近い性格を持つものであることが分かった。また,その特徴には,この地域の上位言語であるチベット語の影響が色濃く表れている。以上の研究結果をまとめ,チベット=ビルマ言語学研究会第1回会合(12月21日・京都大学羽田記念館)において「ダパ語(川西走廊諸語)における2つの未完了助動詞について-agreementかevidentialityか-」というタイトルで研究発表をおこなった。また,論文を『京都大学言語学研究』第23号に投稿予定である。また,この地域の諸言語と長い歴史の中で相互に密接な関わりを持ってきたと考えられるチベット語についても,その歴史的変遷を中心として研究を進めた。その成果をまとめ,「三科研合同研究会-ユーラシアの言語と文献-」(3月21日・京都大学羽田記念館)において研究発表をおこなった。

关于在中国西南部分布的少数民族语言，我们收集并组织了主要在现场调查中的材料，重点是与动词中显示的人有关的现象，并继续描述和分析它们。现场调查是在八月和三月在中国四川省进行的。在Ganzhi藏族自治区域中，收集了Kawanishi统治者的语言之一，用于DAPA（Diaba）的词汇和示例句子的音频材料，并观察到以混合方式使用多种语言的当地条件。研究讨论和材料也在成都西南国立大学举行。从现场调查获得的音频材料以及从先前研究中收集的音频材料记录在CD-R上，并将其制成可以提供给其他研究人员的形式。他还进行了语音分析，目前正在撰写有关Dapah语音学的论文。在分析了这些材料之后，揭示了被认为是该地区语言等的统一“共识”的现象，显示了每种语言的情况截然不同。特别是，发现在Dapas中，演讲者实际上具有类似于“证据”的个性，一种表达态度的方式，例如对信息的同情态度。此外，这种特征受到藏族的强烈影响，藏族是该地区一种优越的语言。总结了上述研究结果，并在藏族 - 伯语语言学研究小组（12月21日，京都大学哈尼达纪念馆）的第一次会议上介绍了研究介绍，标题为“协议或证据” - 在两个不完整的辅助动词中，以达帕语（Kawanishi arboretumages）（kawanishi arboretumsanages）。该论文还将提交京都大学语言学研究的第23期。我们还对藏族进行了研究，被认为与该地区的各种语言在悠久的历史上密切相关，重点是其历史变化。结果总结了结果，并在“三个研究学院联合研究小组 - 欧亚大陆的语言和文学”（3月21日，京都大学哈内达纪念馆）进行了研究演讲。